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新ブログ 谷藤友彦ー本と飯と中小企業診断士
March 29, 2012
「水曜どうでしょう」で最近お気に入りなのは、この『ヨーロッパ・リベンジ』(シークレットの出し方追記)
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今日はどうでしょうネタ。もう1週間前のことだけど、青屋敷に討ち入りをいたしまして、無事に戦利品を獲得したわけであります(=ローソンでDVD受け取り完了の意)。最近はこの「ヨーロッパ・リベンジ」が自分の中でお気に入りの企画(ちょっと前は「サイコロ3」にはまっていて、その前は「試験に出る石川・富山」にはまっていた)。「ヨーロッパ・リベンジ」は「水曜どうでしょう」という番組のエッセンスが濃縮されていんだよね。
・スタート(パリ)とゴール(ヘルシンキ)だけ決めて、あとは運任せ(⇒藤村Dが立てた旅の計画が狂いまくって、北極圏でキャンプをせざるを得ない状況まで追いつめられる)
・本筋とは無関係なところで盛り上がる(⇒北欧の旅だというのに、北欧に突入する前のドイツでホテルが見つからず、ロケ初日から野宿するハメに)
・ネタを必死で現地調達する。その結果、最初に予定していたネタよりも数倍面白いものが見つかる(⇒旅のテーマを「メルヘン」と定めて、赤ずきんやマッチ売りの少女など、ミスターに着せる衣装を持って行ったのに、オスロで見つけた「ムンクさん」の破壊力には敵わず)
・とにかくお金をかけない(⇒「ムンクさん」はたぶん数千円の風船人形。それなのに、即興で短編ドラマまで作ってしまうなんて、どこまで費用対効果が高いんだ!?)
・視聴者は誰も頼んでいないのに、なぜか勝手に戦いを挑む(⇒「スカンジナビア半島の首を持ってねぇ、[まだヨーロッパ21か国企画の中で回っていない]ポルトガルに会わないといけないんだよ」と、スカンジナビア半島をエイリアンに見立てて戦いを挑む大泉さん)
・そして、勝手にやられていく(⇒嬉野D以外の3人が北欧の大自然にノックダウン。美しい大自然を毎日見られるという、一般人からしたらこんなにうらやましいことはないのに、見慣れてくると「ヒマ」と感じてしまうのが恐ろしいところ。さらに、「ヒマ」というのは人間をこうもダメにするものか?というのがこのDVDでは解る)
・秀逸な前枠・後枠(「鶴の恩返し」も面白いが、個人的には途中から安田さんを飛び道具のようにブチ込んで、ドシュールな枠に仕上げてしまうあたりが好き)

北欧に行ったのに、ジャケットの絵はドイツで野宿したところ、という矛盾っぷり(笑)。大泉さんの足元にペットボトルが転がってるんだけど、本編を観たらちゃんとペットボトルがあった!相変わらず仕事が細かいな。

9月のドイツはいくら残暑が厳しいと言ったって、朝は冷えるんです(嬉野D風)。車の窓が凍っているところはもちろん、(写真では解りにくいが、)運転席側の窓が少し空いているところも忠実に描かれています。

旅のテーマが「メルヘン」なので、DVDのキャプチャ説明書も童話本風に仕上げられている。それよりも、DVD本編がいきなり一介のサラリーマン(?)である藤村Dのメルヘン物語アニメーション(というか、途中からはもはや「藤村マスゲーム」)で始まるもんだから、腹筋が崩壊した(痛)。

決して冊子の端が傷んでいるわけじゃないんですよ。わざとそういう風にデザインされている。さすが、「そんなの、どうでもいいだろ??」っていうところにまでこだわるのがどうでしょう。

DVDと同時に発売されたどうでしょうフィギュア。フィギュアに、藤村Dの名言「ここをキャンプ地とする」という字幕をつけるという暴挙。日本のフィギュア史にまた新しい1ページが刻まれました!

予約特典でついてきたキーホルダー。車中泊を決めたドイツのメルヘン街道で、窓が少し開いたままだったために、車内の出演者(特に短パンでドイツに行ってしまった大泉さん)を凍えさせたベンツのドア。これを・・・

「メルヘン街道で朝を迎えた大泉さん」のフィギュアにかぶせて、あの朝嬉野Dがファインダー越しに見た画を再現したかったのだが、フィギュアがどのローソンにもすでになし!仕事の合間に5店舗ぐらい回ったんだけどなぁ・・・(てか、あんな窓のキーホルダーはこの用途以外にどう使えと??)。

「ムンクさん」を使った小ネタ、もとい連続短編ドラマ「フィヨルドの恋人」の台本つき。ちゃんとト書きもついている。と言ったって、台本を書いてからドラマを撮ったのではなく、放送されたドラマから台本を書き起こすという、訳の解らないリバース作業で作られたわけだが(苦笑)。なお、Classicの放送では、映画『プロスペローの本』で使われたマイケル・ナイマンの音楽が流れていたけども、さすがにDVDでは使用許可が出なかったようで、オリジナル音楽に差し替えられていたのがちょっと残念。

ミスターが最も役者魂を見せた(?)シーンの台本。字だけじゃ絶対このシーンの面白さは伝わらないな・・・。北極圏の近くにある川へ、風船人形を助けるために事務所の社長が飛び込むんですよ。

第18弾の予告。個人的には、第18弾の次(=来年春)に出るであろう第19弾『試験に出る石川富山/四国八十八箇所2』が楽しみ。しかし、このペースで行ったら、『対決列島』とかが出るのは一体いつになることやら??
《2012年5月2日》
5月1日に、シークレットの出し方が「水曜どうでしょうウラ話」ページで公開された。とうとうPVと絡めるようになったか(笑)。
・スタート(パリ)とゴール(ヘルシンキ)だけ決めて、あとは運任せ(⇒藤村Dが立てた旅の計画が狂いまくって、北極圏でキャンプをせざるを得ない状況まで追いつめられる)
・本筋とは無関係なところで盛り上がる(⇒北欧の旅だというのに、北欧に突入する前のドイツでホテルが見つからず、ロケ初日から野宿するハメに)
・ネタを必死で現地調達する。その結果、最初に予定していたネタよりも数倍面白いものが見つかる(⇒旅のテーマを「メルヘン」と定めて、赤ずきんやマッチ売りの少女など、ミスターに着せる衣装を持って行ったのに、オスロで見つけた「ムンクさん」の破壊力には敵わず)
・とにかくお金をかけない(⇒「ムンクさん」はたぶん数千円の風船人形。それなのに、即興で短編ドラマまで作ってしまうなんて、どこまで費用対効果が高いんだ!?)
・視聴者は誰も頼んでいないのに、なぜか勝手に戦いを挑む(⇒「スカンジナビア半島の首を持ってねぇ、[まだヨーロッパ21か国企画の中で回っていない]ポルトガルに会わないといけないんだよ」と、スカンジナビア半島をエイリアンに見立てて戦いを挑む大泉さん)
・そして、勝手にやられていく(⇒嬉野D以外の3人が北欧の大自然にノックダウン。美しい大自然を毎日見られるという、一般人からしたらこんなにうらやましいことはないのに、見慣れてくると「ヒマ」と感じてしまうのが恐ろしいところ。さらに、「ヒマ」というのは人間をこうもダメにするものか?というのがこのDVDでは解る)
・秀逸な前枠・後枠(「鶴の恩返し」も面白いが、個人的には途中から安田さんを飛び道具のようにブチ込んで、ドシュールな枠に仕上げてしまうあたりが好き)

北欧に行ったのに、ジャケットの絵はドイツで野宿したところ、という矛盾っぷり(笑)。大泉さんの足元にペットボトルが転がってるんだけど、本編を観たらちゃんとペットボトルがあった!相変わらず仕事が細かいな。

9月のドイツはいくら残暑が厳しいと言ったって、朝は冷えるんです(嬉野D風)。車の窓が凍っているところはもちろん、(写真では解りにくいが、)運転席側の窓が少し空いているところも忠実に描かれています。

旅のテーマが「メルヘン」なので、DVDのキャプチャ説明書も童話本風に仕上げられている。それよりも、DVD本編がいきなり一介のサラリーマン(?)である藤村Dのメルヘン物語アニメーション(というか、途中からはもはや「藤村マスゲーム」)で始まるもんだから、腹筋が崩壊した(痛)。

決して冊子の端が傷んでいるわけじゃないんですよ。わざとそういう風にデザインされている。さすが、「そんなの、どうでもいいだろ??」っていうところにまでこだわるのがどうでしょう。

DVDと同時に発売されたどうでしょうフィギュア。フィギュアに、藤村Dの名言「ここをキャンプ地とする」という字幕をつけるという暴挙。日本のフィギュア史にまた新しい1ページが刻まれました!

予約特典でついてきたキーホルダー。車中泊を決めたドイツのメルヘン街道で、窓が少し開いたままだったために、車内の出演者(特に短パンでドイツに行ってしまった大泉さん)を凍えさせたベンツのドア。これを・・・

「メルヘン街道で朝を迎えた大泉さん」のフィギュアにかぶせて、あの朝嬉野Dがファインダー越しに見た画を再現したかったのだが、フィギュアがどのローソンにもすでになし!仕事の合間に5店舗ぐらい回ったんだけどなぁ・・・(てか、あんな窓のキーホルダーはこの用途以外にどう使えと??)。

「ムンクさん」を使った小ネタ、もとい連続短編ドラマ「フィヨルドの恋人」の台本つき。ちゃんとト書きもついている。と言ったって、台本を書いてからドラマを撮ったのではなく、放送されたドラマから台本を書き起こすという、訳の解らないリバース作業で作られたわけだが(苦笑)。なお、Classicの放送では、映画『プロスペローの本』で使われたマイケル・ナイマンの音楽が流れていたけども、さすがにDVDでは使用許可が出なかったようで、オリジナル音楽に差し替えられていたのがちょっと残念。

ミスターが最も役者魂を見せた(?)シーンの台本。字だけじゃ絶対このシーンの面白さは伝わらないな・・・。北極圏の近くにある川へ、風船人形を助けるために事務所の社長が飛び込むんですよ。

第18弾の予告。個人的には、第18弾の次(=来年春)に出るであろう第19弾『試験に出る石川富山/四国八十八箇所2』が楽しみ。しかし、このペースで行ったら、『対決列島』とかが出るのは一体いつになることやら??
《2012年5月2日》
5月1日に、シークレットの出し方が「水曜どうでしょうウラ話」ページで公開された。とうとうPVと絡めるようになったか(笑)。
シークレットは2つ。いずれもDISC2に収録されています。
《シークレット映像その1 副音声収録風景「ミスター編」》
DISC2の「メインメニュー」は、空が青いとき(うさぎとカメなど)と赤いとき(金太郎など)を繰り返します。空が赤いのが終わって、青になったあたりで、
【上下上下下(↑↓↑↓↓)】とリモコンで入力するとシークレット映像その1が再生します。
《シークレット映像その2 副音声収録風景「大泉編」》
「music from HOKKAIDO」の中のPVを、「PV#2♪Sugar Tune」 →「PV#3♪platinum shoes」→ 「PV#1♪折れない十字架」の順番で再生する(早送り可)。「メインメニュー」に戻り、空が赤いのが終わって青になったあたりで、【左キー(←)】をリモコンで入力するとシークレット映像その2が再生します。
March 20, 2012
自社のビジョンに利害関係者も巻き込む「価値観連鎖(Values Chain)」の再発見―『絆の経営(DHBR2012年4月号)』
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![]() | Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 04月号 [雑誌] ダイヤモンド社 2012-03-10 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
(DHBR2012年4月号のレビューの続き)
組織の「接着剤」と「潤滑油」が生み出す 「集合的野心」の力(ダグラス・A・レディ、エミリー・トゥルーラブ)
集合的野心(collective ambition)とは、リーダーと社員が、みずからの存在理由について、そして、お互いに何を実現したいと考えているのか、その野心の達成に向けてどのように協力するのか、また、ブランドの約束と価値観をどのように整合させるのかについて、集約したものである。著者は、リーマンショックや欧州経済危機などの世界的な信用不安の中でも、高い業績を上げている企業には、「集合的野心」というモデルが存在しているという。本論文では、スタンダード・チャータード銀行(SCB)、フォーシーズンズ、フランスの化粧品小売りセフォラ、ダノンのアメリカ法人などの事例に触れながら、「集合的野心」のモデルが解説されている。
「集合的野心」とは、(1)目的、(2)ビジョン、(3)目標とマイルストーン、(4)戦略上および業務上の優先事項、(5)ブランドの約束、(6)価値観、(7)リーダーの行動という7つの要素から成り立つ。(1)目的、(2)ビジョン、(6)価値観の3要素は、このブログでもたびたび述べているように、企業の「ビジョン」を構成する要素であるから((2)のビジョンは、論文をよく読むと「未来イメージ」とほぼ同じ)、私の解釈としては、「集合的野心」≒「ビジョン」である(以前の記事「ビジョンを構成する要素とは一体何なのだろうか?」を参照)。
ただ、「集合的野心」は、(4)戦略上および業務上の優先事項と(5)ブランドの約束によって、ビジョンが戦略やマーケティングと紐付けられている点、(3)目標とマイルストーンがあることで、現場での実行プランとの整合性を意識している点、さらに(7)リーダーの行動によって、リーダー自身が率先垂範する決意を表明している点で、ビジョンをより具体化したものと言える。
事例を読んでいくうちに、2つ面白いことに気づいたので、それについて書いてみたいと思う。1つ目はSCBの事例。SCBは、「長きに渡って営業を続け、その地域のお役に立つ」というブランドの約束を打ち出し、それを「ヒア・フォー・グッド("Here for good")」というフレーズで表現した。しかも、「集合的野心」を自社の社員だけに適用するのではなく、規制当局や顧客にまで広げている。
SCBはまた、その国の法規制を遵守している顧客だけと取引しており、規制当局については、健全な事業環境をつくり出すためのパートナーと認識している。(中略)SCBはさらに、核となるビジネスプロセスにも「ヒア・フォー・グッド」を浸透させている。たとえば融資を申し込む人は、自分が「ヒア・フォー・グッド」を果たすことをSCBに納得させる書類を作成しなければならない。具体的には、製造業者が新しい工場を建設するために融資を受けたい場合、持続可能な方法によって廃棄物を処理することを求められる可能性がある。その国の法規制を遵守している顧客だけと取引をするのは、コンプライアンスの観点から当然だとしても、融資を希望する顧客企業に「ヒア・フォー・グッド」を約束させるところがユニークである。SCBの「その地域のお役に立つ」という価値観、言い換えれば地域のサステナビリティに貢献するという価値観に沿った行動を、顧客企業にも要求しているわけだ。規制当局との関係について、引用文以上の分析がなかったのが残念だけれども、おそらく規制当局ともSCBの価値観が共有されているものと推測される。自社とステークホルダーとのこうした関係は、実は以前、最強のローカル番組と評される「水曜どうでしょう」の考察を通じて得られた「価値観連鎖(Values Chain)」に通じるところがある。
【水曜どうでしょう論(3/6)】外部のパートナーを巻き込んで「価値観連鎖(バリューズ・チェーン)」を形成する
【水曜どうでしょう論(4/6)】素人さえも「価値観連鎖(バリューズ・チェーン)」に組み込んでしまう凄さ
【水曜どうでしょう論(6/6)】作り手の「価値観連鎖」と受け手の「憧れ」が交錯する所でビジネスは成立する
ジェームズ・コリンズの『ビジョナリー・カンパニー』が示す通り、強い企業=長きに渡って高業績を上げ続けている企業では、ビジョンがある意味カルトのように組織の隅々まで浸透している。ビジョナリー・カンパニーの選定基準の妥当性が高いことは、最近の記事「《補足》ビジョナリー・カンパニーのリーマンショック後の株価推移」でもある程度明らかになった。だが、さらに先駆的で、真に強い企業のビジョンは、自社だけにとどまらず広く利害関係者とも共有されており、かつビジョンに強く共感する特定の利害関係者と特別な「絆」を築いているように思える。これが、ポーターの「価値連鎖(Value Chain)」ならぬ、「価値観連鎖(Values Chain)」が形成されている状態である。
(もう1つの発見については次回)
November 02, 2011
バカ野郎!2個も食えるか!!(笑)―気になるリンゴ&アップルクーヘン
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まずは気になるリンゴ。リンゴを丸ごと1個パイで包んでいるという重量級なだけに、箱もデカい。






気になるリンゴとアップルクーヘンを両方合わせると、1kgですよ。そりゃ、普通の人なら大泉さんのようにこう言いたくなるわけだ。
「バカ野郎!2個も食えるか!!」



ちなみに、どちらもカロリーが箱に書かれていないのだが、ネットで調べてみると、気になるリンゴが約546kcal(※1)、アップルクーヘンが約2,640kcal(※2)ぐらいだと思われる。両方食べたら3,000kcalを超えてしまうよ〜。宿の飯が食べられなくなるのもむべなるかな。
どうでもいいけど、今年に入ってから「ずんだ餅」(宮城)、「ゆべし」(福島)、「野菜入りおやき」(長野)を食べたんだよね。去年は「ラ・フランスゼリー」を食べたし、だんだんと「1人対決列島」みたいになってきた(汗)。
(※1)「http://plaza.rakuten.co.jp/pralines/diary/201104050000/」より。
(※2)「http://www.happyclover.in/modules/tinyd06/index.php?id=6」では、小向製菓のものではないが、同じようなアップルクーヘンで100g約440kcalとなっている。箱の重さを抜くと約600gなので、丸ごと1個食べたら約2,640kcalになる計算。