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新ブログ 谷藤友彦ー本と飯と中小企業診断士
November 28, 2005
時間管理が苦手な人の4タイプを心理学的に分析する
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時間の浪費癖を直すためには、いわゆるタイムマネジメントの手法を用いようとするのが一般的です。すなわち、1日の時間が何に使われているのかを事細かに書き出し、無駄に使われた時間、非生産的だった時間を特定して、より生産的に仕事が進められるよう二スケジューリングを見直すというものです。しかし、時間の浪費は往々にして心理的な葛藤が原因であり、通常のタイムマネジメントの教訓は時間浪費癖の矯正には役に立たない、と主張する興味深い論文があるので紹介します。
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューの2005年2月号に掲載された臨床心理士スティーブン・バーグラスの論文は、時間を浪費する人々を4つのタイプに分類し、それぞれの心理的な要因を分析し、対処法を紹介しています。
(1)先行タイプ(preemptive)
○症状
自分の仕事のペースを崩すまいと、期限のはるか前に仕事を終えるタイプ。一見問題はないようであるが、まだ仕事が終わっていない同僚に手を貸すべき時に次の仕事に取りかかったり、そのマイペースな仕事ぶりが同僚に自己中心的と映り、チームに軋轢を生んだりする。
○原因
混乱した環境の中で育ったことが大きく影響している。例えば、親に言われて部屋を掃除していたら、突然「宿題をやっていない」と叱られた経験などは、先行タイプの予備軍をつくる。親の気まぐれのせいで、すぐに命令に応じなければ、直ちにその命令は変更され、叱責されるかもしれない。自分以外の何者かが自分の運命を左右する可能性を極力減らすために、先行タイプは先に先にと行動する。
○対処法
先行タイプをチームリーダーや部門長に昇進させる。部下とのやりとりや他者への責任を全うする経験を通じて、先行タイプは次第に柔軟性を身につけるようになる。
(2)お人好し(people pleasure)
○症状
「ノー」と言えないために、過剰に仕事を抱え込む。権力と対峙することへの恐怖からより多くの責任を負おうとする人は、多くの時間を非生産的な活動に注ぎ込まざるを得なくなる。やがて、自らのニーズを二の次にしなければならない状況により、管理されることへの怒りと恨みの感情が芽生える。
○原因
子どもの頃に自分の気持ちが十分に尊重されなかった可能性がある。彼らは、まるでシンデレラのように、他の人(多くの場合、両親)の幸せのために自分の望みを犠牲にすることを学んでいる。
○対処法
その業務量に配慮しながら、他部門や他のメンバーからの依頼で彼らの時間が奪われていないかどうかに注意する。また、通常の業務の中で褒める。「あなたが必要なのだ」というメッセージを絶えず送ることで、他の仕事を引き受けさせないようにする。
(3)完璧主義者(perfectionist)
○症状
必要以上に時間をかけて、かなり非現実的な自分自身の理想を達成しようとする。そのためには心理的に「邪魔をしないでください」というサインを出す。しかし、そのような態度は周囲に傲慢で尊大な印象を与えてしまう。そして何より、最高のものを目指すためにあらゆるルールを無視する完璧主義者は、周囲を混乱させる。
○原因
決め手となる理論はないが、一つには、幼少期に子どもが自信を持てるように両親が手を貸さないと、いつも劣等感に苛まれることになり、完璧を目指すという過度の帳尻合わせをするようになることが考えられる。またもう一つには、子どもがその存在価値を健全に認められるようになる上で、両親が子どもに敬意と共感の念を持って接しなければ、子どもは自己愛に傷つき、誇大妄想や権利意識を通じて逃避に走るようになることが挙げられる。
○対処法
フラッディングを応用する。フラッディングとは、例えば細菌恐怖症の患者に対して、握手をした後、手を洗うことなくサンドイッチを食べても、生きていく上で支障がないことを学ばせることによって、恐怖心を和らげるような手法を指す。完璧主義者にとっては、最終評価がすべてであり、最終評価がマイナスになることを恐れている。そこで、進捗状況や現状の報告といった逐次の活動を評価に関連させることにより、最終評価への恐怖心を和らげる。
(4)先送りタイプ(procrastinator)
○症状
時間を浪費する人間の中でも、言わば「巨匠」。その仕事に不向きなことが発覚する恐怖を覆い隠すため、常にもっともらしい言い訳をする。土壇場になってパニックになり、他人を巻き込み、昼夜ぶっ通しで仕事を続けて、何とか期限に間に合わせようとする。
○原因
幼児期において必要以上に褒めそやされて育てられた産物である。その両親は、子どもの自尊心を傷つけないために、長所を褒めさえすればよいと誤解している。
○対処法
当人が最も恐れている失敗と向き合わせるのが唯一の方法である。仕事の上がりが平均以下のままで締め切りに間に合わせた場合、どのような事態が起こるかを、先送りタイプが落ち着いて考えることができるようにサポートする。
私の場合は(2)と(3)に該当する気がします。この論文はマネジャーや管理職向けに書かれたものなのですが、自分自身の仕事のやり方を少し改めようと反省しました。
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューの2005年2月号に掲載された臨床心理士スティーブン・バーグラスの論文は、時間を浪費する人々を4つのタイプに分類し、それぞれの心理的な要因を分析し、対処法を紹介しています。
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(1)先行タイプ(preemptive)
○症状
自分の仕事のペースを崩すまいと、期限のはるか前に仕事を終えるタイプ。一見問題はないようであるが、まだ仕事が終わっていない同僚に手を貸すべき時に次の仕事に取りかかったり、そのマイペースな仕事ぶりが同僚に自己中心的と映り、チームに軋轢を生んだりする。
○原因
混乱した環境の中で育ったことが大きく影響している。例えば、親に言われて部屋を掃除していたら、突然「宿題をやっていない」と叱られた経験などは、先行タイプの予備軍をつくる。親の気まぐれのせいで、すぐに命令に応じなければ、直ちにその命令は変更され、叱責されるかもしれない。自分以外の何者かが自分の運命を左右する可能性を極力減らすために、先行タイプは先に先にと行動する。
○対処法
先行タイプをチームリーダーや部門長に昇進させる。部下とのやりとりや他者への責任を全うする経験を通じて、先行タイプは次第に柔軟性を身につけるようになる。
(2)お人好し(people pleasure)
○症状
「ノー」と言えないために、過剰に仕事を抱え込む。権力と対峙することへの恐怖からより多くの責任を負おうとする人は、多くの時間を非生産的な活動に注ぎ込まざるを得なくなる。やがて、自らのニーズを二の次にしなければならない状況により、管理されることへの怒りと恨みの感情が芽生える。
○原因
子どもの頃に自分の気持ちが十分に尊重されなかった可能性がある。彼らは、まるでシンデレラのように、他の人(多くの場合、両親)の幸せのために自分の望みを犠牲にすることを学んでいる。
○対処法
その業務量に配慮しながら、他部門や他のメンバーからの依頼で彼らの時間が奪われていないかどうかに注意する。また、通常の業務の中で褒める。「あなたが必要なのだ」というメッセージを絶えず送ることで、他の仕事を引き受けさせないようにする。
(3)完璧主義者(perfectionist)
○症状
必要以上に時間をかけて、かなり非現実的な自分自身の理想を達成しようとする。そのためには心理的に「邪魔をしないでください」というサインを出す。しかし、そのような態度は周囲に傲慢で尊大な印象を与えてしまう。そして何より、最高のものを目指すためにあらゆるルールを無視する完璧主義者は、周囲を混乱させる。
○原因
決め手となる理論はないが、一つには、幼少期に子どもが自信を持てるように両親が手を貸さないと、いつも劣等感に苛まれることになり、完璧を目指すという過度の帳尻合わせをするようになることが考えられる。またもう一つには、子どもがその存在価値を健全に認められるようになる上で、両親が子どもに敬意と共感の念を持って接しなければ、子どもは自己愛に傷つき、誇大妄想や権利意識を通じて逃避に走るようになることが挙げられる。
○対処法
フラッディングを応用する。フラッディングとは、例えば細菌恐怖症の患者に対して、握手をした後、手を洗うことなくサンドイッチを食べても、生きていく上で支障がないことを学ばせることによって、恐怖心を和らげるような手法を指す。完璧主義者にとっては、最終評価がすべてであり、最終評価がマイナスになることを恐れている。そこで、進捗状況や現状の報告といった逐次の活動を評価に関連させることにより、最終評価への恐怖心を和らげる。
(4)先送りタイプ(procrastinator)
○症状
時間を浪費する人間の中でも、言わば「巨匠」。その仕事に不向きなことが発覚する恐怖を覆い隠すため、常にもっともらしい言い訳をする。土壇場になってパニックになり、他人を巻き込み、昼夜ぶっ通しで仕事を続けて、何とか期限に間に合わせようとする。
○原因
幼児期において必要以上に褒めそやされて育てられた産物である。その両親は、子どもの自尊心を傷つけないために、長所を褒めさえすればよいと誤解している。
○対処法
当人が最も恐れている失敗と向き合わせるのが唯一の方法である。仕事の上がりが平均以下のままで締め切りに間に合わせた場合、どのような事態が起こるかを、先送りタイプが落ち着いて考えることができるようにサポートする。
私の場合は(2)と(3)に該当する気がします。この論文はマネジャーや管理職向けに書かれたものなのですが、自分自身の仕事のやり方を少し改めようと反省しました。
August 13, 2005
大学受験の勉強は、社会に出てから必要な「マネジメント」のいい予行練習になると思う
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ドラマ「ドラゴン桜」が人気のようですね。私も昨日はついつい見てしまいました。阿部寛が演じる桜木建二の台詞に、「受験は人生の縮図だ」というのがあり、なかなかいい言葉だと思いました。
私はこの台詞を拝借して次のように言いたいと思います。
「受験はマネジメントの縮図だ」
受験にはマネジメントの基本的、かつ重要な要素が多く含まれています。
(1)目標を定める
少なくとも「どこの大学のいかなる学部に合格したいのか」という目標はなければならない。目標の設定には第三者の適切な助言が有効であるが、最終的にいかなる目標を設定するかについての決定は自分自身が行わなければならない。自分で目標を定めなければ、動機づけもされないし、責任を引き受けることもできない。そして、自らが定めた目標に対しては、全身全霊を注いでコミットメントしなければならない。
(2)マイルストーンを設定する
目標のための小目標がマイルストーンである。マイルストーンを適切に設定することで、目標までの長い道のりに関するより詳細な地図を手に入れることができる。そして、マイルストーンにおいて適切は評価やフィードバックを行うことで、自分自身がどの程度目標に近づいているのかを知ることができる。
受験であれば、学校で受ける実力テストや、予備校が実施する模擬試験などをマイルストーンに設定することができる。各々の試験までに、自分の知識がいかなるレベルまでに達していなければならないかを考察するのがよい。
(3)実行計画を定める
目標を達成するための手段について計画を立てる。計画は日単位、週単位、月単位など、様々なものがある。いずれの計画についても重要なのは、実行可能性があること、具体性があること、計画が対象とする期間が終了したときに、自分がどのようになっていたいのか、期待が明らかであることである。優れた計画は自らを最もよく律することができる。
(4)時間という資源の配分を考える
計画の中には様々な手段が含まれている。それぞれの手段にどれほどの時間を配分するのかは非常に重要である。時間は受験生が使用することができる資源の中で最も貴重かつ希少である。時間は事後的に追加することができない。時間には貯蓄という方法が効かない。時間は消費されるだけである。
どの科目にどれだけの時間を配分するのか、また同一科目においても、どの分野にどれだけの時間を配分するのか、この判断が学習の成否を握る。
(5)外部環境を分析する
自らが直面している環境について知らないことはあまりに危険である。環境は時に克服しがたい重大な敵になる。敵については十分に知らなければならない。
受験においては、出題される問題をよく研究することが重要である。いかなる出題傾向があるのか、どのような解法が最も有効か、詳細に分析しなければならない。
(6)自らの強みと弱みを知る
敵を知ると同時に、己についても知らなければならない。自分はいかなる強みを持っており、いかなる弱みがあるのか、自分には何ができて、何ができないのかを知っておく必要がある。自己分析を怠れば、次の一歩が踏み出せない。すなわち、強みを伸ばすことに注力して弱みを補うのか、弱みを強みに転じるための方策を講じるのかという選択ができなくなる。
受験で身に付けなければならない知識の大半は、誰もが気付いているように、その後の人生において一度も使われることがないものです。
私自身、大学に入ってからは、一般教養の科目で数学や化学、歴史の知識を使ったことはありますが、専門である法律の学習をするようになってからはそれらの知識を全くといっていいほど使っていません。現在でも、微分・積分は少し使いますが、化学の知識は未だに日の目を見ません。
しかし、受験には、知識以上の意義があるということを、今の受験生に少しでも解ってほしいと思っています。(もっとも私自身、受験にマネジメントの要素を見出したのは、受験が終わってからでしたが。)
私はこの台詞を拝借して次のように言いたいと思います。
「受験はマネジメントの縮図だ」
受験にはマネジメントの基本的、かつ重要な要素が多く含まれています。
(1)目標を定める
少なくとも「どこの大学のいかなる学部に合格したいのか」という目標はなければならない。目標の設定には第三者の適切な助言が有効であるが、最終的にいかなる目標を設定するかについての決定は自分自身が行わなければならない。自分で目標を定めなければ、動機づけもされないし、責任を引き受けることもできない。そして、自らが定めた目標に対しては、全身全霊を注いでコミットメントしなければならない。
(2)マイルストーンを設定する
目標のための小目標がマイルストーンである。マイルストーンを適切に設定することで、目標までの長い道のりに関するより詳細な地図を手に入れることができる。そして、マイルストーンにおいて適切は評価やフィードバックを行うことで、自分自身がどの程度目標に近づいているのかを知ることができる。
受験であれば、学校で受ける実力テストや、予備校が実施する模擬試験などをマイルストーンに設定することができる。各々の試験までに、自分の知識がいかなるレベルまでに達していなければならないかを考察するのがよい。
(3)実行計画を定める
目標を達成するための手段について計画を立てる。計画は日単位、週単位、月単位など、様々なものがある。いずれの計画についても重要なのは、実行可能性があること、具体性があること、計画が対象とする期間が終了したときに、自分がどのようになっていたいのか、期待が明らかであることである。優れた計画は自らを最もよく律することができる。
(4)時間という資源の配分を考える
計画の中には様々な手段が含まれている。それぞれの手段にどれほどの時間を配分するのかは非常に重要である。時間は受験生が使用することができる資源の中で最も貴重かつ希少である。時間は事後的に追加することができない。時間には貯蓄という方法が効かない。時間は消費されるだけである。
どの科目にどれだけの時間を配分するのか、また同一科目においても、どの分野にどれだけの時間を配分するのか、この判断が学習の成否を握る。
(5)外部環境を分析する
自らが直面している環境について知らないことはあまりに危険である。環境は時に克服しがたい重大な敵になる。敵については十分に知らなければならない。
受験においては、出題される問題をよく研究することが重要である。いかなる出題傾向があるのか、どのような解法が最も有効か、詳細に分析しなければならない。
(6)自らの強みと弱みを知る
敵を知ると同時に、己についても知らなければならない。自分はいかなる強みを持っており、いかなる弱みがあるのか、自分には何ができて、何ができないのかを知っておく必要がある。自己分析を怠れば、次の一歩が踏み出せない。すなわち、強みを伸ばすことに注力して弱みを補うのか、弱みを強みに転じるための方策を講じるのかという選択ができなくなる。
受験で身に付けなければならない知識の大半は、誰もが気付いているように、その後の人生において一度も使われることがないものです。
私自身、大学に入ってからは、一般教養の科目で数学や化学、歴史の知識を使ったことはありますが、専門である法律の学習をするようになってからはそれらの知識を全くといっていいほど使っていません。現在でも、微分・積分は少し使いますが、化学の知識は未だに日の目を見ません。
しかし、受験には、知識以上の意義があるということを、今の受験生に少しでも解ってほしいと思っています。(もっとも私自身、受験にマネジメントの要素を見出したのは、受験が終わってからでしたが。)
July 06, 2005
タイムマネジメントの方法〜時間の分類
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「時間は制約要因である。あらゆるプロセスにおいて、成果の限界を規定するものはもっとも欠乏した資源である。それが時間である。時間は借りたり、雇ったり、買ったりすることはできない。その供給は硬直的である。」
だからこそ時間の使い方には細心の注意を払わなければならない。資金がどのように使われているかということには誰もが厳しい監視の目を向ける。しかし、時間がどのように使われているかを知る者は少ない。資金は放っておいても勝手にはなくならない。しかし、時間は放っておくだけでも消費されてしまう。それなのに、時間は資金のように意識を向けられることが少ない。
プロジェクトや組織全体のスケジュールを気にする者はいる。しかし、問われるのは「遅れているか、進んでいるか」の二択に過ぎないことが多い。時間の使途は問われない。まして、個人個人の時間がどう使われるのかにはほとんど目を向けない。
個人的にスケジュールを立てる者は多い。手帳に必死に向こう一週間の予定を書き込む。しかし、実際にどのように1日の時間が使われたか、後から振り返るものは少ない。仕事の遅れを指摘されて、「なぜ遅れたのか。その時君は何をしていたのか」と問われた時に初めて思い出す程度である。
まずは、自分ひとりの時間がどのように使われたのかを知らなければならない。24時間をどのように使ったのか、詳細に記録するのが最も効果的な方法である。
そして、時間の使途明細を元に、自分の時間の使い方を様々な観点から評価する。例えば、それぞれの活動を次の4つの分類に分けてみる。
(1)昨日の問題に対処するために費やした時間
(2)今日の利益を確保するために費やした時間
(3)明日の機会を探索し、明日を創造するために費やした時間
(4)使途不明の時間
これは時間の生産性に関わる分類である。成果を上げるために時間を適切に使用したかどうかが解る。(2)と(3)がバランスよく存在するとき、人は最も高い成果を上げる。
また、次のように分けると、イニシアティブの度合いがわかる。
(a)自分が主体的に活動を行った時間
(b)他人によって奪われた時間
いつも時間がないといって嘆いている人は、たいてい(b)の割合が高い。なぜ(b)が多くなるのかを分析し、(a)の割合を増やす処置をとらなければ、達成できたはずの目標も達成できなくなる。
他にも時間の使途を分析する観点を考えることはできる。重要なのは、自分の時間の使われ方を知り、時間の価値を高めるための努力を惜しまないということである。
《参考文献》
経営者といわず、すべての知識労働者にお勧めの本。時間の管理についても述べられている。名言「時間の価値を管理し、組織に貢献するものはすべからく経営者である。」もこの本の言葉。
第3の習慣「自己管理の原則」の中で、時間の管理方法について詳細に述べている。
だからこそ時間の使い方には細心の注意を払わなければならない。資金がどのように使われているかということには誰もが厳しい監視の目を向ける。しかし、時間がどのように使われているかを知る者は少ない。資金は放っておいても勝手にはなくならない。しかし、時間は放っておくだけでも消費されてしまう。それなのに、時間は資金のように意識を向けられることが少ない。
プロジェクトや組織全体のスケジュールを気にする者はいる。しかし、問われるのは「遅れているか、進んでいるか」の二択に過ぎないことが多い。時間の使途は問われない。まして、個人個人の時間がどう使われるのかにはほとんど目を向けない。
個人的にスケジュールを立てる者は多い。手帳に必死に向こう一週間の予定を書き込む。しかし、実際にどのように1日の時間が使われたか、後から振り返るものは少ない。仕事の遅れを指摘されて、「なぜ遅れたのか。その時君は何をしていたのか」と問われた時に初めて思い出す程度である。
まずは、自分ひとりの時間がどのように使われたのかを知らなければならない。24時間をどのように使ったのか、詳細に記録するのが最も効果的な方法である。
そして、時間の使途明細を元に、自分の時間の使い方を様々な観点から評価する。例えば、それぞれの活動を次の4つの分類に分けてみる。
(1)昨日の問題に対処するために費やした時間
(2)今日の利益を確保するために費やした時間
(3)明日の機会を探索し、明日を創造するために費やした時間
(4)使途不明の時間
これは時間の生産性に関わる分類である。成果を上げるために時間を適切に使用したかどうかが解る。(2)と(3)がバランスよく存在するとき、人は最も高い成果を上げる。
また、次のように分けると、イニシアティブの度合いがわかる。
(a)自分が主体的に活動を行った時間
(b)他人によって奪われた時間
いつも時間がないといって嘆いている人は、たいてい(b)の割合が高い。なぜ(b)が多くなるのかを分析し、(a)の割合を増やす処置をとらなければ、達成できたはずの目標も達成できなくなる。
他にも時間の使途を分析する観点を考えることはできる。重要なのは、自分の時間の使われ方を知り、時間の価値を高めるための努力を惜しまないということである。
《参考文献》
![]() | ドラッカー名著集1 経営者の条件 P.F.ドラッカー ダイヤモンド社 2006-11-10 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
経営者といわず、すべての知識労働者にお勧めの本。時間の管理についても述べられている。名言「時間の価値を管理し、組織に貢献するものはすべからく経営者である。」もこの本の言葉。
![]() | 7つの習慣―成功には原則があった! スティーブン・R. コヴィー Stephen R. Covey キングベアー出版 1996-12 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
第3の習慣「自己管理の原則」の中で、時間の管理方法について詳細に述べている。





