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June 05, 2006

【ミニ書評】倉内史郎、鈴木眞理編著『生涯学習の基礎』

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 知識が経済的にも(知識資本主義)社会的にも(知識社会)重要な意味を持つならば、私達は生涯を通じて学習し続けなければならない。

生涯学習の基礎生涯学習の基礎
鈴木 眞理 梨本 雄太郎 永井 健夫

学文社 2011-03

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 倉内史郎、鈴木眞理編著。「基礎」というタイトルの通り、生涯学習の教科書である。しかし、教科書にしては内容が薄いというのが私の印象。誰を対象とした教科書(教養課程で生涯学習論を学ぶ学生なのか、実社会で生涯学習活動に関係している、あるいはこれから携わろうとしている人なのか)なのかも不明である。

 日本の生涯学習については、とりわけ戦後の社会教育行政との関連を論じることが重要だが、その点は最後の方になって少しだけ触れられるに過ぎない。また、生涯学習が行われる場は非常に多様であるにもかかわらず、学校や社会教育施設(公民館など)における生涯学習に多くのページが割かれており、偏りを感じる。もっとバランスの取れた本としては、佐藤一子著『生涯学習と社会参加―おとなが学ぶことの意味』がある。
May 29, 2006

【ミニ書評】田尾雅夫著『組織の心理学』

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組織の心理学 (有斐閣ブックス)組織の心理学 (有斐閣ブックス)
田尾 雅夫

有斐閣 1999-03

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 田尾雅夫著。著者の別著『組織論』と内容的に重複する部分もある。本書は心理学的な観点から、キャリア、モチベーション、ストレス、リーダーシップ、対人葛藤、パワー関係、組織変革などのテーマについて論じている。

【ミニ書評】桑田耕太郎、田尾雅夫著『組織論』

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 組織論の書籍というと、小難しい記述ばかりの分厚い本(払ったお金の分のリターンを得ようと張り切って読むが、たいてい挫折する)か、実務上がりの人の経験に基づく本(もちろん示唆に富んでいるが、経験的な記述ゆえにどうしても理論的な物足りなさを感じる)が多く、体系的に理論を学習できるものが少ないのが現状である。今回紹介する書籍は、組織論の体系を簡潔にまとめた数少ない書籍である。

組織論 (有斐閣アルマ)組織論 (有斐閣アルマ)
桑田 耕太郎 田尾 雅夫

有斐閣 1998-04

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 桑田耕太郎、田尾雅夫著。バーンズ&ストーカーやローレンス&ローシュなどのコンティンジェンシーアプローチ、チャンドラーの戦略−組織論、シャインの組織文化論、マズロー、ハーズバーグらのモチベーション理論、シュミットのコンフリクト理論など、主要な組織論の概要はつかむことができる。ただし、有斐閣アルマから出版されていることからも解るように、本書は教科書という位置づけであるため、あまり深く突っ込んだ議論は展開されない。この点には注意する必要がある。

 ちなみに著者の一人である桑田耕太郎氏は、中小企業診断士の試験委員であり、1次試験の「企業経営理論」は本書からの出題が多いと言われる。なお、田尾雅夫氏の別著『組織の心理学』も参照されたい。