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トップ>戦略(ビジネスモデル変革のパターン)>【シリーズ】ビジネスモデル変革のパターン(全20回予定)
前の記事:12月号のその他の論文(メモ書き)−『人を潰す会社 人が輝く会社(DHBR2010年12月号)』
次の記事:「ES向上⇒CS向上⇒利益向上」の自己強化システムについての考察−『バリュー・プロフィット・チェーン』
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December 04, 2010
【シリーズ】ビジネスモデル変革のパターン(全20回予定)
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このブログでは初となる長期のシリーズものをやってみようと思う。今回のテーマは、タイトルの通り「ビジネスモデル変革のパターン」。今まで、ビジネスモデルに関する書籍を何度か紹介してきたが、いずれもビジネスモデルのパターンを「静的」に捉えるものが多かった。つまり、「世の中にはたくさんの企業があるけれど、ビジネスモデルを図で描いてみるといくつかのカテゴリに分類できるよね」というものである。
エイドリアン・スライウォツキー『ザ・プロフィット』
スライウォツキーの戦略論は面白くて好きだ-『プロフィット・ゾーン経営戦略』
スライウォツキーの簡略版みたいな感じ-『ビジネスモデルを見える化するピクト図解』
(※この本の後半では、ビジネスモデル変革のパターンが論じられている)
しかし、実務で求められているのは、ライバルとの競争に打ち勝ち、顧客を創造し、持続的な成長を遂げるためのビジネスモデルの「変革」である。その「動的」なパターンを整理することは、戦略を策定する上で重要なヒントになるのではないだろうか?
なにぶん、初めての試みである上に、思いつく限りの変革パターンをつらつらと書いていくため、支離滅裂な点や論理の飛躍があるかもしれない点はご容赦ください。もしおかしな点を発見された方は、コメント欄で指摘していただけると非常にありがたいです。
今回はイントロダクションということで、紹介する予定の20のパターンを列記しておこう(カッコ内は企業・製品例)。なお、一応週に1本ずつ紹介するつもりなので、連載終了は5ヶ月後(!)になるかも。
<ビジネスモデル変革の20パターン>
顧客を変える
1.低価格志向の顧客を狙う(サウスウェスト航空、サイゼリア)
2.高級志向の顧客を狙う(ハーレー・ダビッドソン、アンテノール)
3.水平展開で事業エリアを拡大する(マクドナルド、自動車メーカー、ウォルマート)
4.全く異なる属性の顧客を狙う(グラミン銀行、任天堂[Wii])
製品を変える
5.顧客の隣接する消費行動を押さえる(TSUTAYA[Tカード]、外食チェーン、工務店[リフォーム事業])
6.顧客のライフステージを押さえる(自動車メーカー、銀行)
7.製品を増殖させる(出版社、日能研、SHOICHI[アパレル])
8.製品をまとめてパッケージ化する(旅行代理店、大手SIer)
9.製品を分解する(アップル[iTunes]、はなまるうどん、葬儀)
10.製品を売るのではなく貸す(エアビーアンドビー[CtoCの賃貸]、ビクシー[自転車レンタル]、テックショップ[作業場・作業用具レンタル])
チャネルを変える
11.販売チャネルを拡大する(コカ・コーラ)
12.販売チャネルを絞り込む(トヨタ自動車[レクサス]、カゴメ[キャロット]、QBハウス[1,000円カット])
プロセスを変える
13.プロセスを分解して特定プロセスに特化する(デル、シティバンク、ヴァージン航空)
14.プロセスを垂直統合する(ユニクロ、GAP、しまむら)
15.特定プロセスを顧客にやらせる(イケア、Salesforce.com)
16.顧客の特定プロセスを代行する(各種アウトソーシング業)
17.プロセスの時間を大幅に短縮する(本田技研工業、オフショア開発)
18.プロセスを分解して特定プロセスを独占する(マイクロソフト、インテル、日本の部品メーカー)
顧客の種類を増やす
19.自社を介して2種類の顧客を持つ(広告ビジネス、サービス共同購入サイト[GROUPON、ポンパレなど]、ショッピングセンター)
20.自社を介して3種類以上の顧客を持つ(mixi、twitter)
エイドリアン・スライウォツキー『ザ・プロフィット』
スライウォツキーの戦略論は面白くて好きだ-『プロフィット・ゾーン経営戦略』
スライウォツキーの簡略版みたいな感じ-『ビジネスモデルを見える化するピクト図解』
(※この本の後半では、ビジネスモデル変革のパターンが論じられている)
しかし、実務で求められているのは、ライバルとの競争に打ち勝ち、顧客を創造し、持続的な成長を遂げるためのビジネスモデルの「変革」である。その「動的」なパターンを整理することは、戦略を策定する上で重要なヒントになるのではないだろうか?
なにぶん、初めての試みである上に、思いつく限りの変革パターンをつらつらと書いていくため、支離滅裂な点や論理の飛躍があるかもしれない点はご容赦ください。もしおかしな点を発見された方は、コメント欄で指摘していただけると非常にありがたいです。
今回はイントロダクションということで、紹介する予定の20のパターンを列記しておこう(カッコ内は企業・製品例)。なお、一応週に1本ずつ紹介するつもりなので、連載終了は5ヶ月後(!)になるかも。
<ビジネスモデル変革の20パターン>
顧客を変える
1.低価格志向の顧客を狙う(サウスウェスト航空、サイゼリア)
2.高級志向の顧客を狙う(ハーレー・ダビッドソン、アンテノール)
3.水平展開で事業エリアを拡大する(マクドナルド、自動車メーカー、ウォルマート)
4.全く異なる属性の顧客を狙う(グラミン銀行、任天堂[Wii])
製品を変える
5.顧客の隣接する消費行動を押さえる(TSUTAYA[Tカード]、外食チェーン、工務店[リフォーム事業])
6.顧客のライフステージを押さえる(自動車メーカー、銀行)
7.製品を増殖させる(出版社、日能研、SHOICHI[アパレル])
8.製品をまとめてパッケージ化する(旅行代理店、大手SIer)
9.製品を分解する(アップル[iTunes]、はなまるうどん、葬儀)
10.製品を売るのではなく貸す(エアビーアンドビー[CtoCの賃貸]、ビクシー[自転車レンタル]、テックショップ[作業場・作業用具レンタル])
チャネルを変える
11.販売チャネルを拡大する(コカ・コーラ)
12.販売チャネルを絞り込む(トヨタ自動車[レクサス]、カゴメ[キャロット]、QBハウス[1,000円カット])
プロセスを変える
13.プロセスを分解して特定プロセスに特化する(デル、シティバンク、ヴァージン航空)
14.プロセスを垂直統合する(ユニクロ、GAP、しまむら)
15.特定プロセスを顧客にやらせる(イケア、Salesforce.com)
16.顧客の特定プロセスを代行する(各種アウトソーシング業)
17.プロセスの時間を大幅に短縮する(本田技研工業、オフショア開発)
18.プロセスを分解して特定プロセスを独占する(マイクロソフト、インテル、日本の部品メーカー)
顧客の種類を増やす
19.自社を介して2種類の顧客を持つ(広告ビジネス、サービス共同購入サイト[GROUPON、ポンパレなど]、ショッピングセンター)
20.自社を介して3種類以上の顧客を持つ(mixi、twitter)
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