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February 13, 2010
良質の「準備ルーチン」は創造性を生む(補足)
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以前、「良質の『準備ルーチン』は創造性を生む」という記事で、ルーチン業務は人間の創造性を奪うという「計画のグレシャムの法則」に対し、業務外の準備段階におけるルーチンは逆に人間の集中力を高め、本番=業務での創造力を増す効果があるのではないか?ということを書いた。今回はその補足として、いろんな人の「準備ルーチン」を集めてみた。
松下幸之助
経営者として客観的に、素直な心で物事を観察し、本質を見抜くために長年実施していた準備ルーチン。
中村俊輔
スポーツ選手の中でも特に優れた選手は、必ずと言っていいほど自分なりに工夫した良質の「準備ルーチン」を持っており、試合の前後に実践していると思う。数いるプロ選手の中でも最前線で活躍し続けることができる選手と、数年で消えてしまう選手の違いはそこにあるような気がする。
菅野寛(ボストンコンサルティンググループ ヴァイス・プレジデント アンド ディレクター)
BCGに入社して3年目の頃、菅野氏は上司や同僚から、「ロジカルに物事を考えてクライアントに物申すことはできても、クライアントの気持ちを理解する力に欠けている」という評価を受けた。このままではコンサルタントとしての成長が止まってしまう。そこで、クライアントが心の底から納得し、厚い信頼を勝ち取れるよう、次のようなトレーニングを考えたそうだ。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーの「準備ルーチン」は比較的中期スパンでサイクルが回っている。DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューのインタビューで「あなた流の自己分析法などはありますか?」と尋ねられて次のように答えている。
松下幸之助
経営者として客観的に、素直な心で物事を観察し、本質を見抜くために長年実施していた準備ルーチン。
朝起きたら、仏壇のあるところやったら仏壇、神棚のあるところやったら神棚の前で、「きょう一日素直な心で無事にいかせてください」と心に念ずる。
それを30年やったらな、30年続けたら、まあ大きなまちがいなく、素直な心で、ものは見えるやろうと。要は素直の初段やな。(中略)今、もう35年になるからな、まあ、ようやく初段になったくらいや。だから、こういう考え方はあかん、これはこうしたほうがええということがある程度わかる。初段の程度でわかると。
(松下幸之助述、松下政経塾編『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』PHP研究所、2009年)
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中村俊輔
スポーツ選手の中でも特に優れた選手は、必ずと言っていいほど自分なりに工夫した良質の「準備ルーチン」を持っており、試合の前後に実践していると思う。数いるプロ選手の中でも最前線で活躍し続けることができる選手と、数年で消えてしまう選手の違いはそこにあるような気がする。
彼は試合後、どんなに疲れていてもフリーキックの練習をして帰宅します。いつも何球蹴るか数字を決めていて、それを自分に課しています。途中できょうは体調が悪いな、早く帰りたいなと思っても、決して例外をつくらず、課した球数を蹴るまでは絶対に家に帰りません。なぜなら、そこで球数を減らしたら最後、どんどん自分に甘くなるからだと言います。
(村山昇著『ぶれない「自分の仕事観」をつくるキーワード80』クロスメディア・パブリッシング、2009年)
![]() | 村山 昇 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 2009-05-14 おすすめ平均: ![]() 30歳前後の方(=私と同世代の方)に勧めたい本です ヒントがたくさん詰まった本 滋味 |
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菅野寛(ボストンコンサルティンググループ ヴァイス・プレジデント アンド ディレクター)
BCGに入社して3年目の頃、菅野氏は上司や同僚から、「ロジカルに物事を考えてクライアントに物申すことはできても、クライアントの気持ちを理解する力に欠けている」という評価を受けた。このままではコンサルタントとしての成長が止まってしまう。そこで、クライアントが心の底から納得し、厚い信頼を勝ち取れるよう、次のようなトレーニングを考えたそうだ。
クライアントとのミーティング前:要するに、お互いの「言外の意味」を汲み取り、ノートにまとめることを習慣化したというわけだ。
私は自然体で、「今度のミーティングでどのようなロジカル・メッセージを伝えようか」と考えることはできていたので、それに加えて、「今度のミーティングでどのような”エモーショナル”・メッセージを伝えようか」と考えて、ノートに書き留めることを習慣にすることにした。もし筆が止まって、伝えるべきエモーショナル・メッセージを書くことができなければ、相当まずい、と思うことにした。
クライアントとのミーティング後:
今日のミーティングでクライアントが伝えようとしていたエモーショナル・メッセージは何かを考え、必ずノートに書き留める習慣をつけた。もし筆が止まって、書き留めることができなければ、これは相当まずい。クライアントの伝えてきたロジカル・メッセージがわからなければ、経営コンサルタントとして、次の調査・分析プランが立てられないではないか。エモーショナル次元でもまったく同じであると考えることにした。
(菅野寛著『経営者になる 経営者を育てる』ダイヤモンド社、2005年)
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ピーター・ドラッカー
ドラッカーの「準備ルーチン」は比較的中期スパンでサイクルが回っている。DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューのインタビューで「あなた流の自己分析法などはありますか?」と尋ねられて次のように答えている。
記録をつけることです。私が自分の記録をつけ始めたのは30年ほど前です。私自身も、読書やこのブログを完全に習慣化したいのだが、なかなかできていないなぁ・・・
何かを始める時や意思決定を下す時は、どんな結果を期待するのかをかならず書き留めておくことです。これに封をして、しまっておき、数ヶ月は触れないようにします。その後しばらくしてから何が書いてあったかを確かめるのです。すると、3つのことが見えてきます。
(1)私は何が得意なのか。
(2)新しいことを学ぶ必要があるのはどの分野か。あるいは私のナレッジ・プール(知識の集積)はどの分野にあるのか。
(3)不得手な分野は何か。
私はいまでも年に2回、1月と8月にこれを実施しています。いまでも必ず驚くのですよ。自分の行動や考えのなかで「これこそ最善である」と思ったものは、まずうまくいきません。逆にあまり注意を払わなかったものが素晴らしい成果につながる。これこそ私が得意とするところなのです。
(ピーター・ドラッカー「明日への指針(上)」『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』2003年11月号)
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人生訓として是非読んでおきたいです

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中途半端

