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December 08, 2008
他人の時間を盗むとはいかがなものか?
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個人的な話だが、私は待たされるのが嫌いである。特に、会議で誰かが遅れてきたために待たされる時などはかなりイライラする。自分の時間を他人に盗まれたような気分になるからだ。
他人の金銭や所有物を盗むことは犯罪である。他人の情報を盗むことも犯罪である。他人の知的財産を侵害してもやはり犯罪になる。ところが、他人の時間はいくら盗もうが無駄にしようが犯罪にはならない。これが、時間の侵害に対する認識を甘くさせている。
もっとも、時間と他の財産を同列に論じるのは無理があるのかもしれない。時間の侵害は、他の財産の侵害に比べればそれほど大きな被害にはならない。例えば、誰かが遅刻してきたせいで会議の開始が遅れ、予定より15分オーバーして終了したとしよう。その15分の遅れによる被害は何かといえば、せいぜい会議が終わってからしようと思っていたメールや電話が15分遅れるといった程度である(時にその15分の遅れが致命傷となることもあるのだが…)。確かに自分の時間は15分盗まれたが、被害の内容はそれほど大したものではない。
とはいえ、会社から見れば見えないコストが発生する。会社は人件費を払っているわけだから、遅刻によって無駄な時間が発生すれば、その分余分な人件費を払うことになる。遅刻による会議の遅延がもたらす被害を金額に換算してみよう。出席者が6人の会議で、1人が遅刻したために、会議の終了が15分遅れたとする。出席者の平均月給が50万円、月の平均勤務時間が200時間(10時間/日×20日)とすると、出席者1人あたりの時間単価は、50万円÷200時間=2,500円だ。遅刻による直接の損害は、5人が会議に余計に費やした時間分の単価になるから、2,500円×15/60分×5人=3,125円となる。要するに、遅刻者は会社のお金を3,125円分無駄遣いしたことに等しい。
はっきり言って、それほど大きな金額ではないかもしれない。だが、この遅刻者が常習犯であれば上記のコストはどんどん増えていく。常習犯が会社のあちこちにいれば、遅刻による損害はもっと膨らんでいく。さらに、会議での決定事項を待ってすぐに作業に取り掛かろうと、会議の終了を会議室の外で待っていた社員がいれば、会議が延びる分だけ彼らも待たされることになり、また見えないコストが発生していく。こうして、遅刻が会社のお金を地味に侵害していく。
まあ、かくいう私も会議に絶対に遅刻しないなどということはないので、遅刻には本当に気をつけようと思う。
最後に、ついでと言っては何だが、ドラッカーの著書『経営者の条件』から時間に関する名言を一つ。
他人の金銭や所有物を盗むことは犯罪である。他人の情報を盗むことも犯罪である。他人の知的財産を侵害してもやはり犯罪になる。ところが、他人の時間はいくら盗もうが無駄にしようが犯罪にはならない。これが、時間の侵害に対する認識を甘くさせている。
もっとも、時間と他の財産を同列に論じるのは無理があるのかもしれない。時間の侵害は、他の財産の侵害に比べればそれほど大きな被害にはならない。例えば、誰かが遅刻してきたせいで会議の開始が遅れ、予定より15分オーバーして終了したとしよう。その15分の遅れによる被害は何かといえば、せいぜい会議が終わってからしようと思っていたメールや電話が15分遅れるといった程度である(時にその15分の遅れが致命傷となることもあるのだが…)。確かに自分の時間は15分盗まれたが、被害の内容はそれほど大したものではない。
とはいえ、会社から見れば見えないコストが発生する。会社は人件費を払っているわけだから、遅刻によって無駄な時間が発生すれば、その分余分な人件費を払うことになる。遅刻による会議の遅延がもたらす被害を金額に換算してみよう。出席者が6人の会議で、1人が遅刻したために、会議の終了が15分遅れたとする。出席者の平均月給が50万円、月の平均勤務時間が200時間(10時間/日×20日)とすると、出席者1人あたりの時間単価は、50万円÷200時間=2,500円だ。遅刻による直接の損害は、5人が会議に余計に費やした時間分の単価になるから、2,500円×15/60分×5人=3,125円となる。要するに、遅刻者は会社のお金を3,125円分無駄遣いしたことに等しい。
はっきり言って、それほど大きな金額ではないかもしれない。だが、この遅刻者が常習犯であれば上記のコストはどんどん増えていく。常習犯が会社のあちこちにいれば、遅刻による損害はもっと膨らんでいく。さらに、会議での決定事項を待ってすぐに作業に取り掛かろうと、会議の終了を会議室の外で待っていた社員がいれば、会議が延びる分だけ彼らも待たされることになり、また見えないコストが発生していく。こうして、遅刻が会社のお金を地味に侵害していく。
まあ、かくいう私も会議に絶対に遅刻しないなどということはないので、遅刻には本当に気をつけようと思う。
最後に、ついでと言っては何だが、ドラッカーの著書『経営者の条件』から時間に関する名言を一つ。
「時間は、借りたり、雇ったり、買ったりできない。供給は硬直的である。需要が大きくとも供給は増加しない。価格もない。限界効用曲線もない。簡単に消滅する。蓄積もできない。永久に過ぎ去り決して戻らない」
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