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新ブログ 谷藤友彦ー本と飯と中小企業診断士
December 22, 2005
マネジメントとはそもそも何か?
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「マネジメント」という言葉は多義的な意味合いを含んでいるため、非常に使い勝手がいいのですが、多義的であるがゆえにかえってその内容が曖昧なままにされている語句でもあります。これだけ多くの人がマネジメントを口にするようになっても、未だこれといった定義すら存在しません。現在のところ、wikipediaにも定義は書かれていません。そこで、私なりにマネジメントとはそもそも何なのかを述べてみようと思います。
(1)マネジメントの定義
マネジメントの本家であるドラッカーは、マネジメントとは「文明と、多様な伝統、価値観、信条、遺産を表す文化との架け橋であり、文化的な多様性を人類共通の目的に奉仕させる手段」であると述べています。これはかなり抽象度の高い説明であり、文化、文明そのものが定義の困難な語句であるため、これらの語句を用いないで定義してみようと思います。
「ある特定の目的と成果のために人間と諸資源を組織し、その組織が諸資源の効果的な活用と人間の協働体系を通じて目的を果たし、成果を上げ、社会経済的な価値を実現すること」
(2)マネジメントの領域
一口に民法と言っても、大きく総則、物権法、債権法、家族法という4つの領域が存在しています。民法は、それら4つの領域をサブシステムとした体系です。同様に、マネジメントにも様々な領域があり、それらがサブシステムとなってマネジメントという一つの体系を支えています。サブシステムたるマネジメントの領域とは一体何であるかは大いに議論するべきところです。私は、大雑把ですが次の図のように理解しています。

(※クリックすると拡大図が表示されます)
エドワード・デミングのPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを基盤とし、サイクル上にマネジメントの各領域を配置しています。各領域は、先ほどの定義とこれまでのマネジメント論の歴史を考慮して導出したものです。
もちろん、これですべてであるとは恐れ多くて断言できません。何か不足しているかもしれませんし、不要なものまで含まれているかもしれません。まだ構想段階なので、稚拙な図しか描けないことをお許しください!!作図しながら、「意思決定は実行・行動段階のものではなく、計画段階のものかもしれない」とか、「マーケティング、イノベーションは計画ではなく、行動そのものかもしれない」とか自分でもいろいろ突っ込んでいました(汗)。おおよそのイメージとして捉えて頂けたらと思います。
(3)マネジメントの次元
マネジメントの定義が組織(※注)についてのものなので、基本的にはマネジメントは組織に関するものです。しかし、組織のマネジメントを中心として、マネジメントにはいくつかの次元があると考えることもできると思います。
(a)自己のマネジメント
多くの人間は組織において仕事をするため、個人と組織の関係は重要な意味を持っています。個人の目的と組織の目的、個人の成果と組織の成果を調整、両立させるために、自己のマネジメントが必要となります。例えば、最近のキャリア論は戦略、マーケティングの本質的な考えに負う所があります。
(b)チームのマネジメント
概念上は組織が成果を上げることを目指しますが、実際には組織の中にはいくつかのチームがあり、チームの成果が積み重なって組織の成果を形成します。チームが望ましい成果を達成するためにはマネジメントが求められます。加えてチームのマネジメントにおいては、チームと組織の関係をどのようなものにするかということも大きな焦点となります。
(c)組織のマネジメント
これはマネジメントの中心です。
(d)超組織のマネジメント
伝統的には日本企業の強みといわれた系列、最近ではネットワーク型社会に代表されるように、複数の組織の働きも無視できません。複数組織を同時に取り上げるのは、組織論では組織間関係論が専門とするところですが、組織間関係論は組織間の力関係に主眼があります。マネジメントにおいては、価値を体現する社会経済的なプロセス上にある複数組織が、最も最適なプロセスを構築するためにはどうすればよいかを論じる必要があります。サプライ・チェーン・マネジメント(SCM)などは、超組織のマネジメントの次元に属するものだと考えられます。
(※注)「組織」そのものの定義、とりわけ組織の境界をどこに設定するかということも大きな問題になります。この記事をはじめ、このブログでは、「○○会社」「○○団体」のような名称で区切られる範囲を組織の境界として考えています。
(1)マネジメントの定義
マネジメントの本家であるドラッカーは、マネジメントとは「文明と、多様な伝統、価値観、信条、遺産を表す文化との架け橋であり、文化的な多様性を人類共通の目的に奉仕させる手段」であると述べています。これはかなり抽象度の高い説明であり、文化、文明そのものが定義の困難な語句であるため、これらの語句を用いないで定義してみようと思います。
「ある特定の目的と成果のために人間と諸資源を組織し、その組織が諸資源の効果的な活用と人間の協働体系を通じて目的を果たし、成果を上げ、社会経済的な価値を実現すること」
(2)マネジメントの領域
一口に民法と言っても、大きく総則、物権法、債権法、家族法という4つの領域が存在しています。民法は、それら4つの領域をサブシステムとした体系です。同様に、マネジメントにも様々な領域があり、それらがサブシステムとなってマネジメントという一つの体系を支えています。サブシステムたるマネジメントの領域とは一体何であるかは大いに議論するべきところです。私は、大雑把ですが次の図のように理解しています。

(※クリックすると拡大図が表示されます)
エドワード・デミングのPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを基盤とし、サイクル上にマネジメントの各領域を配置しています。各領域は、先ほどの定義とこれまでのマネジメント論の歴史を考慮して導出したものです。
もちろん、これですべてであるとは恐れ多くて断言できません。何か不足しているかもしれませんし、不要なものまで含まれているかもしれません。まだ構想段階なので、稚拙な図しか描けないことをお許しください!!作図しながら、「意思決定は実行・行動段階のものではなく、計画段階のものかもしれない」とか、「マーケティング、イノベーションは計画ではなく、行動そのものかもしれない」とか自分でもいろいろ突っ込んでいました(汗)。おおよそのイメージとして捉えて頂けたらと思います。
(3)マネジメントの次元
マネジメントの定義が組織(※注)についてのものなので、基本的にはマネジメントは組織に関するものです。しかし、組織のマネジメントを中心として、マネジメントにはいくつかの次元があると考えることもできると思います。
(a)自己のマネジメント
多くの人間は組織において仕事をするため、個人と組織の関係は重要な意味を持っています。個人の目的と組織の目的、個人の成果と組織の成果を調整、両立させるために、自己のマネジメントが必要となります。例えば、最近のキャリア論は戦略、マーケティングの本質的な考えに負う所があります。
(b)チームのマネジメント
概念上は組織が成果を上げることを目指しますが、実際には組織の中にはいくつかのチームがあり、チームの成果が積み重なって組織の成果を形成します。チームが望ましい成果を達成するためにはマネジメントが求められます。加えてチームのマネジメントにおいては、チームと組織の関係をどのようなものにするかということも大きな焦点となります。
(c)組織のマネジメント
これはマネジメントの中心です。
(d)超組織のマネジメント
伝統的には日本企業の強みといわれた系列、最近ではネットワーク型社会に代表されるように、複数の組織の働きも無視できません。複数組織を同時に取り上げるのは、組織論では組織間関係論が専門とするところですが、組織間関係論は組織間の力関係に主眼があります。マネジメントにおいては、価値を体現する社会経済的なプロセス上にある複数組織が、最も最適なプロセスを構築するためにはどうすればよいかを論じる必要があります。サプライ・チェーン・マネジメント(SCM)などは、超組織のマネジメントの次元に属するものだと考えられます。
(※注)「組織」そのものの定義、とりわけ組織の境界をどこに設定するかということも大きな問題になります。この記事をはじめ、このブログでは、「○○会社」「○○団体」のような名称で区切られる範囲を組織の境界として考えています。
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コメント
そもそもきょうtomoは、定義したいなぁ。
Posted by: BlogPetのtomo | December 26, 2005 14:40
つぎに、人間関係をマネジメントする方法・・・集団をマネジメントする方法、中でも人間を対象にした分野がマネジメントの主流になる。というのは、マーケティング、会計などは知識としてすぐに定着するからだ。人間はなかなか一筋縄では行かないので、日々マネジメントの工夫が必要である・・・・というのが小生のマネジメント講義・・・
Posted by: コンサルタンタン | March 22, 2007 11:34