※2012年12月1日より新ブログに移行しました。
>>>現行ブログ free to write WHATEVER I like
⇒2019年にさらにWordpressに移行しました。
>>>現行HP シャイン経営研究所(中小企業診断士・谷藤友彦)
⇒2021年からInstagramを開始。ほぼ同じ内容を新ブログに掲載しています。
>>>Instagram @tomohikoyato
新ブログ 谷藤友彦ー本と飯と中小企業診断士
November 28, 2005
時間管理が苦手な人の4タイプを心理学的に分析する
拍手してくれたら嬉しいな⇒
時間の浪費癖を直すためには、いわゆるタイムマネジメントの手法を用いようとするのが一般的です。すなわち、1日の時間が何に使われているのかを事細かに書き出し、無駄に使われた時間、非生産的だった時間を特定して、より生産的に仕事が進められるよう二スケジューリングを見直すというものです。しかし、時間の浪費は往々にして心理的な葛藤が原因であり、通常のタイムマネジメントの教訓は時間浪費癖の矯正には役に立たない、と主張する興味深い論文があるので紹介します。
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューの2005年2月号に掲載された臨床心理士スティーブン・バーグラスの論文は、時間を浪費する人々を4つのタイプに分類し、それぞれの心理的な要因を分析し、対処法を紹介しています。
(1)先行タイプ(preemptive)
○症状
自分の仕事のペースを崩すまいと、期限のはるか前に仕事を終えるタイプ。一見問題はないようであるが、まだ仕事が終わっていない同僚に手を貸すべき時に次の仕事に取りかかったり、そのマイペースな仕事ぶりが同僚に自己中心的と映り、チームに軋轢を生んだりする。
○原因
混乱した環境の中で育ったことが大きく影響している。例えば、親に言われて部屋を掃除していたら、突然「宿題をやっていない」と叱られた経験などは、先行タイプの予備軍をつくる。親の気まぐれのせいで、すぐに命令に応じなければ、直ちにその命令は変更され、叱責されるかもしれない。自分以外の何者かが自分の運命を左右する可能性を極力減らすために、先行タイプは先に先にと行動する。
○対処法
先行タイプをチームリーダーや部門長に昇進させる。部下とのやりとりや他者への責任を全うする経験を通じて、先行タイプは次第に柔軟性を身につけるようになる。
(2)お人好し(people pleasure)
○症状
「ノー」と言えないために、過剰に仕事を抱え込む。権力と対峙することへの恐怖からより多くの責任を負おうとする人は、多くの時間を非生産的な活動に注ぎ込まざるを得なくなる。やがて、自らのニーズを二の次にしなければならない状況により、管理されることへの怒りと恨みの感情が芽生える。
○原因
子どもの頃に自分の気持ちが十分に尊重されなかった可能性がある。彼らは、まるでシンデレラのように、他の人(多くの場合、両親)の幸せのために自分の望みを犠牲にすることを学んでいる。
○対処法
その業務量に配慮しながら、他部門や他のメンバーからの依頼で彼らの時間が奪われていないかどうかに注意する。また、通常の業務の中で褒める。「あなたが必要なのだ」というメッセージを絶えず送ることで、他の仕事を引き受けさせないようにする。
(3)完璧主義者(perfectionist)
○症状
必要以上に時間をかけて、かなり非現実的な自分自身の理想を達成しようとする。そのためには心理的に「邪魔をしないでください」というサインを出す。しかし、そのような態度は周囲に傲慢で尊大な印象を与えてしまう。そして何より、最高のものを目指すためにあらゆるルールを無視する完璧主義者は、周囲を混乱させる。
○原因
決め手となる理論はないが、一つには、幼少期に子どもが自信を持てるように両親が手を貸さないと、いつも劣等感に苛まれることになり、完璧を目指すという過度の帳尻合わせをするようになることが考えられる。またもう一つには、子どもがその存在価値を健全に認められるようになる上で、両親が子どもに敬意と共感の念を持って接しなければ、子どもは自己愛に傷つき、誇大妄想や権利意識を通じて逃避に走るようになることが挙げられる。
○対処法
フラッディングを応用する。フラッディングとは、例えば細菌恐怖症の患者に対して、握手をした後、手を洗うことなくサンドイッチを食べても、生きていく上で支障がないことを学ばせることによって、恐怖心を和らげるような手法を指す。完璧主義者にとっては、最終評価がすべてであり、最終評価がマイナスになることを恐れている。そこで、進捗状況や現状の報告といった逐次の活動を評価に関連させることにより、最終評価への恐怖心を和らげる。
(4)先送りタイプ(procrastinator)
○症状
時間を浪費する人間の中でも、言わば「巨匠」。その仕事に不向きなことが発覚する恐怖を覆い隠すため、常にもっともらしい言い訳をする。土壇場になってパニックになり、他人を巻き込み、昼夜ぶっ通しで仕事を続けて、何とか期限に間に合わせようとする。
○原因
幼児期において必要以上に褒めそやされて育てられた産物である。その両親は、子どもの自尊心を傷つけないために、長所を褒めさえすればよいと誤解している。
○対処法
当人が最も恐れている失敗と向き合わせるのが唯一の方法である。仕事の上がりが平均以下のままで締め切りに間に合わせた場合、どのような事態が起こるかを、先送りタイプが落ち着いて考えることができるようにサポートする。
私の場合は(2)と(3)に該当する気がします。この論文はマネジャーや管理職向けに書かれたものなのですが、自分自身の仕事のやり方を少し改めようと反省しました。
DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューの2005年2月号に掲載された臨床心理士スティーブン・バーグラスの論文は、時間を浪費する人々を4つのタイプに分類し、それぞれの心理的な要因を分析し、対処法を紹介しています。
![]() | Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2005年 02月号 ダイヤモンド社 2005-01-08 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
(1)先行タイプ(preemptive)
○症状
自分の仕事のペースを崩すまいと、期限のはるか前に仕事を終えるタイプ。一見問題はないようであるが、まだ仕事が終わっていない同僚に手を貸すべき時に次の仕事に取りかかったり、そのマイペースな仕事ぶりが同僚に自己中心的と映り、チームに軋轢を生んだりする。
○原因
混乱した環境の中で育ったことが大きく影響している。例えば、親に言われて部屋を掃除していたら、突然「宿題をやっていない」と叱られた経験などは、先行タイプの予備軍をつくる。親の気まぐれのせいで、すぐに命令に応じなければ、直ちにその命令は変更され、叱責されるかもしれない。自分以外の何者かが自分の運命を左右する可能性を極力減らすために、先行タイプは先に先にと行動する。
○対処法
先行タイプをチームリーダーや部門長に昇進させる。部下とのやりとりや他者への責任を全うする経験を通じて、先行タイプは次第に柔軟性を身につけるようになる。
(2)お人好し(people pleasure)
○症状
「ノー」と言えないために、過剰に仕事を抱え込む。権力と対峙することへの恐怖からより多くの責任を負おうとする人は、多くの時間を非生産的な活動に注ぎ込まざるを得なくなる。やがて、自らのニーズを二の次にしなければならない状況により、管理されることへの怒りと恨みの感情が芽生える。
○原因
子どもの頃に自分の気持ちが十分に尊重されなかった可能性がある。彼らは、まるでシンデレラのように、他の人(多くの場合、両親)の幸せのために自分の望みを犠牲にすることを学んでいる。
○対処法
その業務量に配慮しながら、他部門や他のメンバーからの依頼で彼らの時間が奪われていないかどうかに注意する。また、通常の業務の中で褒める。「あなたが必要なのだ」というメッセージを絶えず送ることで、他の仕事を引き受けさせないようにする。
(3)完璧主義者(perfectionist)
○症状
必要以上に時間をかけて、かなり非現実的な自分自身の理想を達成しようとする。そのためには心理的に「邪魔をしないでください」というサインを出す。しかし、そのような態度は周囲に傲慢で尊大な印象を与えてしまう。そして何より、最高のものを目指すためにあらゆるルールを無視する完璧主義者は、周囲を混乱させる。
○原因
決め手となる理論はないが、一つには、幼少期に子どもが自信を持てるように両親が手を貸さないと、いつも劣等感に苛まれることになり、完璧を目指すという過度の帳尻合わせをするようになることが考えられる。またもう一つには、子どもがその存在価値を健全に認められるようになる上で、両親が子どもに敬意と共感の念を持って接しなければ、子どもは自己愛に傷つき、誇大妄想や権利意識を通じて逃避に走るようになることが挙げられる。
○対処法
フラッディングを応用する。フラッディングとは、例えば細菌恐怖症の患者に対して、握手をした後、手を洗うことなくサンドイッチを食べても、生きていく上で支障がないことを学ばせることによって、恐怖心を和らげるような手法を指す。完璧主義者にとっては、最終評価がすべてであり、最終評価がマイナスになることを恐れている。そこで、進捗状況や現状の報告といった逐次の活動を評価に関連させることにより、最終評価への恐怖心を和らげる。
(4)先送りタイプ(procrastinator)
○症状
時間を浪費する人間の中でも、言わば「巨匠」。その仕事に不向きなことが発覚する恐怖を覆い隠すため、常にもっともらしい言い訳をする。土壇場になってパニックになり、他人を巻き込み、昼夜ぶっ通しで仕事を続けて、何とか期限に間に合わせようとする。
○原因
幼児期において必要以上に褒めそやされて育てられた産物である。その両親は、子どもの自尊心を傷つけないために、長所を褒めさえすればよいと誤解している。
○対処法
当人が最も恐れている失敗と向き合わせるのが唯一の方法である。仕事の上がりが平均以下のままで締め切りに間に合わせた場合、どのような事態が起こるかを、先送りタイプが落ち着いて考えることができるようにサポートする。
私の場合は(2)と(3)に該当する気がします。この論文はマネジャーや管理職向けに書かれたものなのですが、自分自身の仕事のやり方を少し改めようと反省しました。
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:



