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   新ブログ 谷藤友彦ー本と飯と中小企業診断士
July 06, 2005

タイムマネジメントの方法〜時間の分類

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 「時間は制約要因である。あらゆるプロセスにおいて、成果の限界を規定するものはもっとも欠乏した資源である。それが時間である。時間は借りたり、雇ったり、買ったりすることはできない。その供給は硬直的である。」

 だからこそ時間の使い方には細心の注意を払わなければならない。資金がどのように使われているかということには誰もが厳しい監視の目を向ける。しかし、時間がどのように使われているかを知る者は少ない。資金は放っておいても勝手にはなくならない。しかし、時間は放っておくだけでも消費されてしまう。それなのに、時間は資金のように意識を向けられることが少ない。

 プロジェクトや組織全体のスケジュールを気にする者はいる。しかし、問われるのは「遅れているか、進んでいるか」の二択に過ぎないことが多い。時間の使途は問われない。まして、個人個人の時間がどう使われるのかにはほとんど目を向けない。

 個人的にスケジュールを立てる者は多い。手帳に必死に向こう一週間の予定を書き込む。しかし、実際にどのように1日の時間が使われたか、後から振り返るものは少ない。仕事の遅れを指摘されて、「なぜ遅れたのか。その時君は何をしていたのか」と問われた時に初めて思い出す程度である。

 まずは、自分ひとりの時間がどのように使われたのかを知らなければならない。24時間をどのように使ったのか、詳細に記録するのが最も効果的な方法である。

 そして、時間の使途明細を元に、自分の時間の使い方を様々な観点から評価する。例えば、それぞれの活動を次の4つの分類に分けてみる。

 (1)昨日の問題に対処するために費やした時間
 (2)今日の利益を確保するために費やした時間
 (3)明日の機会を探索し、明日を創造するために費やした時間
 (4)使途不明の時間


 これは時間の生産性に関わる分類である。成果を上げるために時間を適切に使用したかどうかが解る。(2)と(3)がバランスよく存在するとき、人は最も高い成果を上げる。

 また、次のように分けると、イニシアティブの度合いがわかる。

 (a)自分が主体的に活動を行った時間
 (b)他人によって奪われた時間


 いつも時間がないといって嘆いている人は、たいてい(b)の割合が高い。なぜ(b)が多くなるのかを分析し、(a)の割合を増やす処置をとらなければ、達成できたはずの目標も達成できなくなる。

 他にも時間の使途を分析する観点を考えることはできる。重要なのは、自分の時間の使われ方を知り、時間の価値を高めるための努力を惜しまないということである。


《参考文献》

ドラッカー名著集1 経営者の条件ドラッカー名著集1 経営者の条件
P.F.ドラッカー

ダイヤモンド社 2006-11-10

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 経営者といわず、すべての知識労働者にお勧めの本。時間の管理についても述べられている。名言「時間の価値を管理し、組織に貢献するものはすべからく経営者である。」もこの本の言葉。

7つの習慣―成功には原則があった!7つの習慣―成功には原則があった!
スティーブン・R. コヴィー Stephen R. Covey

キングベアー出版 1996-12

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 第3の習慣「自己管理の原則」の中で、時間の管理方法について詳細に述べている。
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