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   新ブログ 谷藤友彦ー本と飯と中小企業診断士
August 14, 2005

情報システム構築とは、ハードやソフトの導入ではなく「情報の流れの組織化」である

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 「情報システム」というと、おそらくコンピュータを用いたシステムを想定していることが多いと思います。実際、IT用語辞典で調べてみると、次のような説明がされています。


 「情報を適切に保存・管理・流通するための仕組み。通常、コンピュータとネットワーク、およびそれを制御するソフトウェア、その運用体制までを含んだものを指す。コンピュータを用いない『情報システム』は、言葉の意味として矛盾しているわけではないが、現代ではほとんどの場合、情報システムは『コンピュータシステム』と同義として用いられる。」


 私は、この定義ではやはり不十分であると思っています。

 情報といっても、その種類は実に様々です。定型的なものと非定型的なもの、定期的に現れるものとその出現が不定期なもの、定量的なものと定性的なもの、編集が可能なものと編集が困難なもの、参照性が高いものと低いもの、いろいろな対立軸によって捉えることが可能です。

 コンピューターは、定量的、定型的なデータを論理的な算術によって貯蓄、検索、更新、削除するのに長けています。しかし、それだけのことです。ネットワークは、情報の機密性を保ち、情報を高速に伝達することができるのが特徴です。しかし、それ以外にはできません。

 ITを用いた情報システムで扱うことのできる情報は、実はほんの一部に過ぎないのです。私たちが使用する情報の大半は、実はITを使用していません。実に「ローテク」な方法で情報を用いています。

 「私たちの業務のどこに『(ITを用いた)情報システム』を導入することができるのか」というのは適切な問いではありません。

 投げかけるべき質問は次の通りです。

 「自分が用いている情報はいかなるものか」
 「その情報はどこから仕入れているのか」
 「手に入れた情報の使い道はいかなるものか。ただ参照するだけか。加工して他の誰かに引き渡すのか。それとも何もしないで破棄しているのか」
 「その情報を他の手段で入手できるとしたらどのような方法があるか」
 「自分が誰かに引き渡した情報はどのように使われているのか」
 「自分が情報を手に入れる段階、または誰かに情報を受け渡す段階で障害になっているものは何か」
 「自分は情報を用いて期待されている成果を上げることができているか」
 「自分が他人に渡した情報は、彼が期待されている成果を上げるのに役に立っているか」

 情報の流れを分析し、不要な流れを遮断し、生産的な情報の流通経路、利用方法を構築し、それによって組織がより大きな成果を上げられるようにするのが真の情報システムの構築なのです。真の情報システムを構築することは、仕事に対する高度な知覚を必要とする作業です。
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