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<title>マネジメント・フロンティア～終わりなき旅～</title>
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<description>谷藤友彦のブログ。P・F・ドラッカーを私淑する青二才コンサル・中小企業診断士が、マネジメント、リーダーシップ、経営とは何か？を追求。
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<title>高齢社会のビジネス生態系に関する一考（1）―『「競争力再生」アメリカ経済の正念場（DHBR2012年6月号）』</title>
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<description>Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 06月号 [雑誌]ダイヤモンド社  2012-05-10Amazonで詳しく見るby G-Tools
　先日の記事「アメリカ金融帝国主義が本当なら経営学は何のためにあるのか？―『「競争力再生」アメリカ経済の正念場（DHBR2012年...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-05-21T00:01:06+09:00</dc:date>
<dc:subject>独り善がりのブックレビュー</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007UQ585Y/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Yhb1XOlxL._SL160_.jpg" border="0" alt="Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 06月号 [雑誌]" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007UQ585Y/managefronti-22/" target="_blank">Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 06月号 [雑誌]</a><br /><br />ダイヤモンド社  2012-05-10<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007UQ585Y/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　先日の記事「<a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51952886.html"><strong>アメリカ金融帝国主義が本当なら経営学は何のためにあるのか？―『「競争力再生」アメリカ経済の正念場（DHBR2012年6月号）』</strong></a>」で触れたポーターらの論文を基にもう1本記事を。<br>
<br>
<strong>構造的な問題の克服への提言　それでもアメリカ経済は成長する</strong>（マイケル・E・ポーター、ジャン・W・リプキン）<br>
<blockquote>　就労年齢の多くの国民が仕事を見つけられない、あるいは探そうともしない経済状況は、短期的には高い生産性をもたらすように見えても、競争力における本質的な問題をはらんでいる。国家の真の競争力を示すのは、現在雇用されている人材ではなく、雇用可能な人材一人当たりにつき、どれだけの生産高を生み出せるかである。<br>
<br>
　競争力の向上は雇用の創出と同義ではない。政策立案者は、建築業など、国際競争にさらされていない地場の労働集約型産業の需要を人為的に高めることで、短期的に雇用を刺激することができる。しかし、生産性の向上がないまま雇用を創出しても、国家の生活水準を高める持続可能な雇用にはつながらない。</blockquote>　アメリカは、1990年代後半から2000年代前半にかけて他の先進国よりも高い生産性を記録し、金融危機以降も生産性を維持してるものの、実は統計上のからくりが潜んでいる。生産性は「付加価値額÷労働力人口」で算出されるため、企業が人員を削減しながら高付加価値路線へと突き進めば、数字上は生産性を高めることができる。しかし、その一方で失業率が高止まりしているのは周知の事実である（随分昔にこのブログでも、アメリカと似たようなことが日本でも起きている可能性を指摘したことがあった［文章がかなりプアーだが・・・］⇒「<a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/50025951.html"><strong>労働生産性が向上しても労働力人口の割合が低下すれば1人あたりGDPは減少する</strong></a>」）。<br>
<br>
　「競争力の向上は雇用の創出と同義ではない」という部分を読んで、最近のNTTのニュースを思い出した。<br>
<blockquote>　NTTグループの主要各社が来年度から、30代半ば以降の社員の賃下げを計画していることがわかった。浮いた人件費を、新たに導入する65歳までの再雇用制度に回す。政府は来年度から、企業に60歳以降も働き続けたい人の再雇用を義務づける方針で、人件費の総額を抑えるために追随する動きが広がりそうだ。<br>
（「<a href="http://www.asahi.com/job/news/TKY201204200844.html"><strong>NTT、30代半ば以降の賃下げ計画　再雇用費に充当</strong></a>」毎日新聞、2012年4月22日）</blockquote>　未曽有の高齢社会の突入に向けて、政府は高齢者の雇用を確保しようと法案を準備しているが、その結果がこれである。企業はシニア層のために新たに仕事を創り出すのではなく、社員全員で痛みを少しずつ分け合って、シニア層の給与を捻出しようというのだ。企業が富の再配分機関になってしまっては、競争力の向上は見込めない。富の再配分はあくまでも政府の役割であって、企業の役割は富を”創出”することである。<br>
<br>
　こうした動きが他の企業にも広がると、企業はシニア人材の雇用維持を優先するために、賃金の再配分に加えて、若手社員の採用も抑制するようになるだろう。現在、多くの企業で社員の年齢構成をグラフ化してみると、バブル期に大量採用したミドル層が膨れ上がった「ひし型」になる。ところが、数十年後にはそのミドル層がシニア層へ移行し、さらに若者の採用が削減されれば、年齢構成のグラフは「逆三角形」になるに違いない。数十年後の社会は、高齢者がマジョリティ、若者がマイノリティになるのである。だが、歴史を振り返ると、社会を不安と混乱に陥れるのは、マジョリティではなく、マイノリティが声を上げた時であることを忘れてはならない（最近の例で言えば、2006年にフランスで起きた若者の暴動や、ニューヨークを中心に世界中に広がった昨年の「格差社会反対キャンペーン」はその典型例だ）。<br>
<br>
　では、来たるべき高齢社会には、どういうビジネス生態系が望ましいのだろうか？かなり極端で乱暴な論法かもしれないけれども、ここで1つのシナリオを示してみたいと思う。その前に、前提条件を整理しておく。前半2つは組織の基本的な原則であり、後半2つは今後予想される政策に関するものである。<br>
<br>
<strong>＜前提1：組織は年功序列的なピラミッド型が最も安定する＞</strong><br>
　どんなに組織のフラット化が進んでも、階層が完全になくなることはない。なぜならば、業務や役割の難易度によって序列が作られるし、また一定数の社員をマネジメントして、彼らの成果に対して責任を負うべき人間が不可欠だからだ。<br>
<br>
　しかも、そのピラミッド構造は年功序列的である方が安定する。もっとも、私自身は年功序列の人事制度には消極的な立場を取っている。事業環境の変化によって、年上の社員の能力よりも年下の社員の能力の方が重要になれば、年下の社員を上司として、その下に年上の社員がつく、という人員配置が今後は増えると考える（以前の記事「<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51519438.html">これからの人事制度は「上を下への人事異動」が必要になる？</a></strong>」を参照）。とはいえ、社内のあちこちで、例えば30代の上司の下に50代、60代の部下ばかりがずらりと並ぶという組織は考えにくいし、よくも悪くも封建的な精神を受け継いでいる日本人には合わないようにも感じる。<br>
<br>
<strong>＜前提2：企業が成長するためには、ピラミッドの下層の人員を増やす必要がある＞</strong><br>
　これは敢えて補足するまでもないだろう。ピラミッドの形を維持したまま組織の規模を大きくするには、ピラミッドの下層、すなわち若手社員を増やし続ける必要がある。バブル崩壊後に新卒採用を絞った企業では、バブル期に大量採用した現在のミドル層が十分な数の部下を持つことができず、長い間プレイヤー中心で働いてきたために、マネジメント能力が不足していると言われる。その結果、数少ない若手社員さえもうまく育成できず（最悪の場合、彼らの成果をミドル層が横取りする、などということまで起こる）、若手社員のモチベーションを阻害してしまう。モチベーションの低下は組織全体に伝播しやすく、業績の足を引っ張るリスクが高まる。<br>
<br>
　この「プレイヤーとしては優秀かもしれないが、マネジャーとしては中途半端」な状態のミドル層に企業は手を焼いているから、「<a href="http://nikkan-spa.jp/196219"><strong>【企業幹部が激白】クビにしたい40代の特徴</strong></a>」（日刊SPA！、2012年4月23日）などという穏やかでない記事まで出る始末なのである（←まぁ、ここでネタ系雑誌の記事を持ってくるのもいかがなものかと自分でも思うわけだが・・・）。<br>
<br>
　（残りの2つの前提条件は次回の記事で）
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51953222" width="1" height="1" />
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<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51952886.html">
<title>アメリカ金融帝国主義が本当なら経営学は何のためにあるのか？―『「競争力再生」アメリカ経済の正念場（DHBR2012年6月号）』</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51952886.html</link>
<description>Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 06月号 [雑誌]ダイヤモンド社  2012-05-10Amazonで詳しく見るby G-Tools
　今月のDIAMONDハーバード・ビジネス・レビューは、マクロ経済、金融、政治が絡んでいるので、私にとっては非常に難易度が高かっ...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-05-19T00:01:43+09:00</dc:date>
<dc:subject>独り善がりのブックレビュー</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007UQ585Y/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Yhb1XOlxL._SL160_.jpg" border="0" alt="Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 06月号 [雑誌]" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007UQ585Y/managefronti-22/" target="_blank">Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 06月号 [雑誌]</a><br /><br />ダイヤモンド社  2012-05-10<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007UQ585Y/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　今月のDIAMONDハーバード・ビジネス・レビューは、マクロ経済、金融、政治が絡んでいるので、私にとっては非常に難易度が高かった。こういう時に政治や経済をもっと勉強しておけばなぁ・・・と後悔するんだよね。それでも何とか頑張って3本ぐらいレビュー記事を書こうと思うのだが、なにぶん知識不足ゆえに内容が誤っているかもしれないので、お気づきの方はご指摘いただければ幸いです。<br>
<br>
<strong>構造的な問題の克服への提言　それでもアメリカ経済は成長する</strong>（マイケル・E・ポーター、ジャン・W・リプキン）<br>
<blockquote>　公共財への投資が不十分であるため、アメリカは事業を展開するうえで魅力の乏しい国となり、企業は外国に投資しようとする。企業活動が国外へ移り、それに伴い税収が失われるので、政府にとって公共財への充分な投資はいっそう難しくなる。<br>
<br>
　企業が雇用を国外に移して記録的な利益を上げる一方で、アメリカ人の賃金が伸び悩み、社会ではビジネスの制度面に対する懐疑的な見方が高まる。そうなると政治家は、アメリカでビジネス支援策を成立させることがより難しくなり、企業はますます国外拠点を目指すようになる。<br>
<br>
　反対に、好循環をうまく利用しているのが中国である。その政策と莫大な規模を考えれば、同国の存在はアメリカにとって深刻な課題である。中国は余剰資金を生産性向上への投資に回し、それがさらに余剰資金を生む。拡大する国内市場が多様な国々の投資を呼び、それがまた国内の賃金や購買力を押し上げ、・・・というように。</blockquote>　この論文でポーターらが最も懸念しているのは、「アメリカで熟練労働者、R&Dの能力、先進的な製造能力、国内サプライヤーのネットワーク、国内教育機関への投資が減少している」ことだ。ポーターが産業クラスタの競争力を論じる際に用いる「ダイヤモンド・モデル」に従えば、アメリカはとりわけ「要素条件」が弱っている、ということになるだろう（「ダイヤモンド・モデル」については、以前の記事「<a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51768567.html"><strong>サステナビリティ＝環境経営になってない？－『戦略の実現力（DHBR2010年11月号）』</strong></a>」を参照）。引用文にある「公共財への投資が不十分」とは、要素条件を支える教育や研究開発への投資が不十分であることを意味している。<br>
<br>
　引用文にあるアメリカと中国の対比を読んでいて、『TOPPOINT』2012年4月号で紹介されていた中谷巌著『資本主義以後の世界』と、原田武夫著『教科書やニュースではわからない　最もリアルなアメリカ入門』の2冊のことを思い出した。まず『資本主義以後の世界』によると、アダム・スミスが描いた理想的な資本主義に近いのは、アメリカではなく中国の方であるようだ。<br>
<blockquote>　スミスが『国富論』の中で考えた資本主義発展のあるべき姿は、まず農業の生産性の向上からスタートして、国内の社会基盤を整え、徐々に工業化へ進む。そして余力ができたら、商業、金融を整備し、最後に外国との交易を通じて豊かな社会を築く。つまり、社会が内部からゆっくり成長していく、「自然な」発展形態を理想としていた。（イタリア人学者の）ジョヴァンニ・アリギによれば、中国経済の発展はまさにこうのスケジュール通りに進展してきた、という。<br>
（※『TOPPOINT』2012年4月号からの引用）</blockquote><table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198633134/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41qORJJg9QL._SL160_.jpg" border="0" alt="資本主義以後の世界―日本は「文明の転換」を主導できるか" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198633134/managefronti-22/" target="_blank">資本主義以後の世界―日本は「文明の転換」を主導できるか</a><br />中谷 巌 <br /><br />徳間書店  2012-01<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198633134/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　もう少し補足すれば、理想的な資本主義は、<br>
<br>
　農業の生産性向上⇒所得の増加⇒余剰資金の発生⇒銀行の登場⇒余剰資金を銀行に預金<br>
　⇒銀行は預金を元手に工業へ融資⇒工業化の進行⇒所得の増加⇒余剰資金の発生<br>
　⇒余剰資金を銀行に預金⇒銀行は預金を元手にさらに工業へ融資（＝いわゆる信用創造機能）<br>
　⇒工業化のさらなる進行⇒農作物や簡単な工業品を輸出<br>
　⇒外貨の取得⇒所得の増加⇒高度な工業品の輸入<br>
　⇒高度な工業品を国内でも生産（政府の保護主義により、輸入は制限される）<br>
　⇒国民が高度な工業品を購入＆輸出（輸出規模が大きくなるにつれて、政府の保護主義は弱められる）<br>
<br>
という流れ（かなり大雑把だが・・・）で発展していくものと思われる。ただし、このシナリオには1つ条件がある。それは、発展途上の段階で、自国の製品を輸出する相手国が存在しなければならない、ということである。しかし、最初に本格的に資本主義化した国、つまり（イギリスではなく）アメリカには、主たる輸出相手国がいない。輸出ができなければ、外貨が取得できず、所得を増やすことができない。そこでアメリカがひねり出したのが「金融帝国主義」という考え方なのではないか？という気がしてきた。<br>
<br>
　もう1冊の『最もリアルなアメリカ入門』によると、「金融帝国主義」が生まれたのは、1890年頃のこととされる。当時のアメリカは西部を開拓し尽くしており、帝国主義を掲げてアジア・アフリカなどを支配し始めていたヨーロッパに対抗すべく、海外の植民地化に乗り出そうとしていた。しかし、イギリスの迫害を逃れて誕生したアメリカが、他国を侵略するのはアメリカの精神に反するということで、世論は批判的であった。そこで、時のセオドア・ルーズベルト大統領は、武力ではなく金融の力で支配することにしたのである。<br>
<blockquote>　まず表向きは、中南米の国々に対する経済的な支援という体裁をとり、各国の発行した国債を買い取る。次に、経済使節団を派遣して、その国の経済政策を徹底的に変えさせ、繁栄させる。この結果、その国の政府はアメリカが持っている国債の償還に応じることができ、アメリカは儲かるという仕組みを作り上げたのである。<br>
（※『TOPPOINT』2012年4月号からの引用）</blockquote><table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761268107/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51muy15hNxL._SL160_.jpg" border="0" alt="教科書やニュースではわからない　最もリアルなアメリカ入門" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761268107/managefronti-22/" target="_blank">教科書やニュースではわからない　最もリアルなアメリカ入門</a><br />原田武夫 <br /><br />かんき出版  2012-01-21<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761268107/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　原田氏によれば、現在のアメリカの「金融帝国主義」はさらに進んで、次のようになっているという。<br>
<blockquote>（1）アメリカが外国から借金をする（＝米国債を購入してもらう）。そして、借りたマネーで景気がよくなるよう、国内にそれを流していく。<br>
（2）その結果、アメリカ国内はカネ余りの状態が生じ、アメリカの株価が上昇する。<br>
（3）アメリカ人が高騰を続ける株に続々と投資をし始める。そこで儲かったマネーを使って、外国製品を次々に購入・消費していく。<br>
（4）繊維・自動車・半導体といったモノを生産し、アメリカで儲けた国々には貿易代金の決済のため大量の米ドルが蓄積されていく。これらの国々は放っておいては増えることのないこの外貨で、米国債を再び購入する。その結果、このプロセスの振り出しである（1）に戻る。<br>
（※『TOPPOINT』2012年4月号からの引用）</blockquote>　すなわち、「国債」を使って錬金術的にカネを増やせるようになっているというわけだ。先ほどのセオドア・ルーズベルト大統領が取った方法と合わせると、アメリカの「金融帝国主義」は次のようにまとめられる。<br>
<br>
（A）新興国・途上国に対しては、その国の国債を購入し、アメリカに有利になるようにその国の経済を発展させる。<br>
（B）先進国には米国債を購入させ、キャッシュリッチになったアメリカ人が先進国からの輸入品を購入する。<br>
（C）新興国・途上国も、米国債を購入できるレベルまで発展すれば、（B）の仕組みに組み込まれる。<br>
<br>
　「モノを作るためにカネが必要」という本来の資本主義ではなく、「モノとは関係なく、カネがカネを呼ぶ」というのがアメリカの資本主義なのである。だから、冒頭でポーターが提示した問題に対しても、「金融帝国主義」の立場からすれば、公共財になど投資せず、国債を刷りまくって米国企業に投資させておけば、勝手に所得が増えていくからOK、ということになる。<br>
<br>
　もっとも、これはかなり極端なモデル化のようで、本当にそう言えるのかどうかは検証が必要であろう。ただ、もしこれがそれなりに妥当性を持っているとすれば、経営資源をうまく活用して、顧客に製品やサービスを購入してもらうための方法を一生懸命に追求している経営学は、一体何のためにあるのだろうか？と、ちょっと空しい気持ちになった。
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<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51952335.html">
<title>スタッフ部門はどこも現場の業務改革を支援すべき（2）―『日経情報ストラテジー（2012年6月号）』</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51952335.html</link>
<description>日経情報ストラテジー 2012年 06月号 [雑誌]日経情報ストラテジー 日経BP社  2012-04-28Amazonで詳しく見るby G-Tools
　（前回の続き）

　製造プロセスの改革にあたって、購買部門が重要な役割を果たすことを教えてくれる事例を、『日経情報ストラテジー』2012年2月号か...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-05-16T00:01:38+09:00</dc:date>
<dc:subject>独り善がりのブックレビュー</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007RP50CE/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51iUimrEblL._SL160_.jpg" border="0" alt="日経情報ストラテジー 2012年 06月号 [雑誌]" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007RP50CE/managefronti-22/" target="_blank">日経情報ストラテジー 2012年 06月号 [雑誌]</a><br />日経情報ストラテジー <br /><br />日経BP社  2012-04-28<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007RP50CE/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　（前回の続き）<br>
<br>
　製造プロセスの改革にあたって、購買部門が重要な役割を果たすことを教えてくれる事例を、『日経情報ストラテジー』2012年2月号から紹介したい。冷蔵庫や製氷機、食器洗浄機・給茶機などの業務用厨房機器を製造するホシザキ電機は、2003年から開始した製造プロセス改革によってジャスト・イン・タイムの生産体制を目指し、部品発注にかんばん方式を導入することにした。かんばん方式の導入によって生じた問題と、その解決策について、以下やや長くなるが引用する。<br>
<blockquote>　かんばん方式を進めると課題も出てきた。部品メーカーは毎日配送しなければならなくなるのだ。部品メーカーはホシザキ電機に納入する部品を自社便や路線便を使って配送していた。外装などの板金部品や樹脂部品などもともと毎日運ぶだけの荷量があれば、部品の内訳が変わるだけだが、荷量が少ないと週1～2回だった納品が毎日になり、物流コストが増えてしまう。部品メーカーは増加した物流コストを負担してまで毎日納品をしたくない。もちろんホシザキもかんばん方式のために物流費が増えた分だけ購入単価をアップするつもりはなかった。（中略）<br>
<br>
　（その解決策として、）一般に牛乳メーカーが毎日牧場を巡回して牛乳を集荷するさまになぞらえて「ミルクラン」と呼ばれる仕組みを構築することを目標とした。ホシザキ電機が物流業者に依頼して、近隣の部品メーカーを毎日1回以上決められたルートで回り部品を集荷するのだ。（中略）<br>
<br>
　これを拡大するなかで苦労したのは部品メーカーの説得だった。ホシザキ電機がいまどのような取り組みをしているのか、ミルクランは部品メーカーにとってもメリットがある、などを理解してもらった。物流業者が集配するので、部品メーカーは配達の負担を減らせる。一方で、ホシザキ電機は必要に応じて適量の部品を受け取れるようになった。</blockquote><table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006K1U1N4/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51FbCDPgo5L._SL160_.jpg" border="0" alt="日経情報ストラテジー 2012年 02月号 [雑誌]" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006K1U1N4/managefronti-22/" target="_top">日経情報ストラテジー 2012年 02月号 [雑誌]</a><br />日経情報ストラテジー <br /><br />日経BP社  2011-12-28<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006K1U1N4/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　ホシザキ電機の事例は、ジャスト・イン・タイムの原則に沿った製造プロセスへの転換に向けて、購買部門が各工程に投入する「モノ」、すなわち部品の量やタイミングを、「ミルクラン」方式の調達方法によって調整した、と言えるだろう。製造現場のプロセス改革は、購買部門の支援なしには実現しえないのである（引用文では特に触れなかったが、IT部門ももちろん、新しい生産管理システムの構築を通じて、ジャスト・イン・タイムの実現を支援している）。前回の記事で情シスや人事部門について述べたことの繰り返しになるけれども、「モノ」という経営資源を担う購買部門もまた、現場の実情を熟知し、業務プロセスの生産性を上げるにはどうすればよいか？という視点から、「モノ」の調達を最適化する必要がある。<br>
<br>
　「知識」という、新しくて重要な経営資源についてはどうだろうか？なお、ここで言う知識とは、R&D部門などに蓄積されている技術にとどまらず、各部門が日常業務の中で活用している様々なナレッジやノウハウを含む幅広い概念である。製造現場には手先の微妙な感覚に埋め込まれた熟練技能が、営業現場には優れたセールストークのハウツーや提案書作成のノウハウが、物流現場にはITだけでは調整が難しい細かい配送スケジュールを引くテクニックが、コールセンターには顧客にクロスセルを行うための製品知識が、アフターサポート部門には自社製品の複雑なメンテナンスのやり方がある。<br>
<br>
　R&D部門の技術についてはR&D部門自身や知財部門が責任を持つとして、ノウハウやナレッジと呼ばれる「知識」にはどの部門が責任を持てばよいだろうか？これらの「知識」は、ITによって移転や共有が可能なものと、社員の頭（あるいは身体）の中にしかとどめておくことができないものに分けられる。前者については情シスが、後者については人事部門が責任を持つとよいだろう。<br>
<br>
　先ほど例示した「知識」をもう少し丁寧に分類すると、<br>
<br>
　（1）形式知化が可能で、しかも習得にそれほど時間がかからないもの（コールセンターの製品知識や、営業現場で使われる比較的簡単な提案書など）<br>
　（2）形式知化が可能だが、習得には訓練が必要なもの（営業現場のセールストークや大規模商談の提案書など）<br>
　（3）暗黙知であり、習得するのに非常に長い時間がかかるもの（製造現場の熟練技能やアフターサポート部門のメンテナンス技法など）<br>
<br>
　の3つに分けられると思う。（1）は「情報」の性質に近いので、情シス部門が責任を持つ。ナレッジマネジメントシステムによる事例の共有や、iPadなどの端末を利用したリアルタイムでの製品知識の提供などはその例である。（2）については、人事部門が責任を持ち、研修という形で社員のノウハウを平準化・底上げする。<br>
<br>
　（3）については、通常は現場による自主的な勉強会などに委ねられていることが多いようである。だが個人的には、（3）についても人事部門が責任を持つべきではないか？と考える。すなわち、プロセスのスピードアップやアウトプットの品質向上に大きく寄与する重要な暗黙知を人事部門が特定し、その暗黙知を部署内の他の社員、さらには部署を超えて共有するためのコミュニケーションの場を、人事部門が率先して設定・運営するのである。現場による自主的な運動に任せておくと、どうしても現場によって温度差が生じ、せっかくの暗黙知が局地的にしか広まらない。各部門の業務を幅広く見ている人事部門の方が、暗黙知の全体最適化には向いていると思うのである。<br>
<br>
　情シスと人事は連携しながら現場を観察して、現場のプロセスを支えている重要な「知識」を発掘し、また現場のプロセスを高度化するのに必要な「知識」を特定する。そして、その知識の性質に応じて、どちらの部門がその知識の伝搬・共有・精緻化に責任を持つのかを決定する。責任を引き受けた部門は、適切な仕組みを構築してその知識を組織に配分する。「知識」という経営資源をめぐっては、情シスと人事の両部門の間でこうした協業作業が求められるに違いない。<br>
<br>
　「カネ」を担う経理・財務部門の話が最後になってしまったけれども、「カネ」は、それ以外の経営資源「ヒト」、「モノ」、「情報」、「知識」を動かす上で常に必要となる経営資源である。その意味で、経理・財務部門には人事、購買、情シスとの緊密な連携が求められる。経理・財務部門は、各部門の予算を「前年比○○％増、あるいは減」といった慣習的な方法で調整したり、各部門から上がってくる投資案件に資金をあてがったりするだけの部門であってはならない（もちろん、帳票を処理するだけの部門であってはならない）。<br>
<br>
　経理・財務部門は、それぞれの稟議案件の投資対効果を厳しく検証する必要がある（もっとも、稟議を上げる部門の方も投資対効果を試算するのが望ましいわけだが）。ただし、コストと効果の金額や回収期間といった数字だけを見て決断を下すのは早まった行動であろう。<br>
<br>
　その案件によって現場のビジネスや業務プロセスはどのように変わるのか？望ましいビジネスや業務プロセスを実現するにあたって、この案件がベストな選択肢と言えるのか？もっと高い投資対効果が得られる別の選択肢があるのではないか？あるいはもっと踏み込んで、「稟議を上げてきた現場が考える望ましいビジネスや業務プロセス」よりも望ましいビジネスや業務プロセスがあるのではないか？といった視点から案件を吟味する役割を、経理・財務部門が積極的に引き受けるべきだと思うのである。<br>
<br>
　《関連記事》<br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51661525.html">スタッフ職は現場に行くのを習慣化した方がいいかもしれない</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51724354.html">スタッフ部門は現場のCクラス社員の受け皿でいいのか？</a></strong>
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51952335" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51952087.html">
<title>スタッフ部門はどこも現場の業務改革を支援すべき（1）―『日経情報ストラテジー（2012年6月号）』</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51952087.html</link>
<description>日経情報ストラテジー 2012年 06月号 [雑誌]日経情報ストラテジー 日経BP社  2012-04-28Amazonで詳しく見るby G-Tools
　メインの特集は、スコラ・コンサルトの柴田昌治氏による「組織風土改革の方法と事例」。スコラ・コンサルトの本はたくさん出版されているけれども（そ...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-05-15T00:01:34+09:00</dc:date>
<dc:subject>独り善がりのブックレビュー</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007RP50CE/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51iUimrEblL._SL160_.jpg" border="0" alt="日経情報ストラテジー 2012年 06月号 [雑誌]" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007RP50CE/managefronti-22/" target="_blank">日経情報ストラテジー 2012年 06月号 [雑誌]</a><br />日経情報ストラテジー <br /><br />日経BP社  2012-04-28<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007RP50CE/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　メインの特集は、スコラ・コンサルトの柴田昌治氏による「組織風土改革の方法と事例」。スコラ・コンサルトの本はたくさん出版されているけれども（そのうちの1冊について、以前の記事「<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51942661.html">「課題の洗い出しが上手」という社風は、実は「ビジョン欠如」の裏返し―『衰退産業・崖っぷち会社の起死回生』</a></strong>」で取り上げた）、本号の特集では同社のコンサルティングメソッドが簡単にまとめられているので、風土改革のアプローチを手っ取り早く知りたい方にはお勧めだろう。<br>
<br>
　本号を読んで私が気になったのは、特集の内容よりも、以下に引用する情報システム部門の責任者の言葉である。<br>
<blockquote>　CIOの役割はビジネス変革と業務改善に尽きます。情報システムはそのためのツールの1つです。情報システムを作ったり買ったりすることがCIOの役割だと考えると、ものすごく間違えます。企業のビジネスプロセスを上流から下流まで整理し、どこに物と情報の滞留があるか、どこがお客様に対して不満足な要因になっているかをとらえ、スルーで改善していかなくてはなりません。事業部門は縦割りになるので、それを貫けるのはCIOだけ。全体をスルーで見て、業務改善を進められなければなりませんね。<br>
（トヨタ自動車　常務役員　事業開発本部本部長　IT本部本部長　友山茂樹氏）</blockquote><blockquote>　これまでは日常業務に支障がないようにシステム管理をしていればよかったが、今後は業務プロセス改革にまで踏み込み、システム部門の存在意義を高める。<br>
（中央化学　情報システム部部長　菊池千春氏）</blockquote>　一般的に組織は、ライン部門とスタッフ部門から構成される。スタッフ部門はさらに、「戦略の立案を担う部門」と「経営資源の投入・配分・最適化を担う部門」に分けられる。前者の代表は、経営企画部やマーケティング部である。ドラッカーの考え方によれば、事業戦略にはマーケティングとイノベーションの両面があることを踏まえると、本来はイノベーション部という部署もあった方がいいのではないか？と私は思うのだが、マーケティング部に比べるとまだまだマイナーな存在のようである。<br>
<br>
　R&D部門は多くの企業に見られるものの、R&Dを統括し、R&Dで生まれた新技術からイノベーションを生み出す、あるいは、イノベーティブな製品コンセプトを先に構想し、それを具現化する新技術の研究・開発をR&Dに依頼する、といった役割を担う部隊としてのイノベーション部を設置している企業は、それほど多くないとの印象である。<br>
<br>
　後者の「経営資源の投入・配分・最適化を担う部門」については、「ヒト」を担うのが人事部門、「モノ」を担うのが購買部門、「カネ」を担うのが経理・財務部門、「情報」を担うのが情報システム部門だと言える。情報システム部門は、「システム」に責任を負っているのではなく、「情報」に責任を負っているのである。<br>
<br>
　私が知る限り、引用文のような主張はもう何年も前からずっとあるのだが（過去の自分の記事を振り返ってみたところ、7年前に「<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/25622448.html">情報システム構築とは、ハードやソフトの導入ではなく『情報の流れの組織化』である</a></strong>」という記事を、当時の未熟な自分が、おそらくIT関連の記事をあれこれと参照しながら書いていたということは、少なくとも7年前から指摘されていたことであろう）、未だに「システムの構築・管理」が情シスのメインの仕事だと考えられているのかと思い、少し残念な気持ちになった。<br>
<br>
　情報システム部門は、現場のビジネスと社員間の業務のフローを十分に理解し、どこでどのような情報がやり取りされているかをつぶさに把握しなければならない。そして、ビジネスの成果を量・質の両面から改善し、業務プロセスの生産性を上げるためには、プロセスのどの部分にどういう情報を追加すればよいか、逆にどのような情報を削らなければならないか、また、どの情報の精度やインプットのスピードを上げるとよいか、などを検討する必要がある。<br>
<br>
　これこそが情シスの仕事である。引用文にある通り、システムは情報の流れを最適化するツールの1つにすぎない。ツールありきの発想ではなく、ビジネス・業務の視点に立つことが情シスには求められるのである。<br>
<br>
　実は同じことが他の部門にも言える。人事部門は、単に採用活動を行ったり、評価や昇進・昇給を決定したり、給与計算をしたり、研修を運営したりする部門にとどまってはならないと思う。人事部門も情シスと同様に現場のビジネスや業務を理解し、どのプロセスでどのような能力を持った人材が何人使われているのか、現状をよく認識する必要がある。それと同時に、現場が将来的に目指しているビジネスをよく理解し、それに従って新しい業務プロセスを設計した場合に、どういう能力を持った人材が何人ぐらい求められるのかをシミュレーションする。<br>
<br>
　この将来像と現状のギャップを埋めるために、採用によって人員を外部調達するのか、異動や昇格によって内部調整するのか、それともトレーニングによって現有戦力の底上げを図るのか、などを意思決定しなければならない。言い換えれば、採用、異動、昇格、研修などは、ギャップを埋める手段にすぎないのである。<br>
<br>
　《参考》<br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51746338.html">戦略とリンクした人材育成計画を作成するための5ステップ（1）</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51746339.html">戦略とリンクした人材育成計画を作成するための5ステップ（2）</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51747661.html">人材育成計画の立案時に陥りやすい4つの落とし穴（1）</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51747664.html">人材育成計画の立案時に陥りやすい4つの落とし穴（2）</a></strong><br>
<br>
　購買部門も同じである。製造現場を例にとると、設備投資を行うにあたってまず考えるべきは、望ましい製造プロセス・製造手順である。その上で、自動化できそうなプロセス、人間よりも機械の方が早く正確に実行できるプロセスを特定して、適切な設備を購入する（以前の記事「<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51677018.html">工場でもまず考えるべきは『人の動き』、次に設備投資</a></strong>」）。<br>
<br>
　原材料の調達にあたっては、製造現場からの発注依頼に受動的に応じるだけでは不十分である。また、製造原価を抑制するべく、取引先メーカーとの価格交渉に奔走するだけでも不十分である。製造プロセス全体の生産性を向上させ、各工程の在庫を最小限に抑えるには、どの部品をどのタイミングでどの程度発注すべきかを製造現場に提案できるくらいにならないといけないだろう。購買部門がこうした能動的な提案を行うには、製造プロセスに対する深い理解と、理想的な製造プロセスをデザインする能力が不可欠である。<br>
<br>
　（続く）
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51952087" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51951105.html">
<title>なぜ『理系のトップはなぜダメなのか』という本がダメなのか？</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51951105.html</link>
<description>理系のトップはなぜダメなのか諒 純也 阪急コミュニケーションズ  2012-03-01Amazonで詳しく見るby G-Tools
　『TOPPOINT』2012年5月号（※1）で紹介されていた1冊。4ページのサマリだけで突っ込みどころがあったので、敢えて記事にしてみた。本来ならばちゃんと本を買い、...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-05-12T00:11:30+09:00</dc:date>
<dc:subject>独り善がりのブックレビュー</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484122065/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/311-E6hpmxL._SL160_.jpg" border="0" alt="理系のトップはなぜダメなのか" /></a></td><td valign="top" width="400px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484122065/managefronti-22/" target="_blank">理系のトップはなぜダメなのか</a><br />諒 純也 <br /><br />阪急コミュニケーションズ  2012-03-01<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484122065/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　『TOPPOINT』2012年5月号（※1）で紹介されていた1冊。4ページのサマリだけで突っ込みどころがあったので、敢えて記事にしてみた。本来ならばちゃんと本を買い、全部読んだ上で批評すべきなのだろうけれども、お金と時間がもったいないから、（やり方が卑怯だという批判は承知の上で、）サマリだけを題材に本書を批評してみる。<br>
<br>
　本書で「ダメな理系のトップ」としてやり玉に挙がっているのは、民主党の鳩山・菅元総理である。<blockquote>鳩山総理は、（民主党政権発足後の）国際会議で「温室効果ガス25％削減」を宣言した。それは国家の方針としてロジックの通ったものだったが、企業のコンセンサスを得ずに宣言したため、ひんしゅくを買った。このように理系は、「論理的に成立するもの」＝「万人が納得できるもの」と考えがちである。</blockquote><blockquote>福島原発の事故の際、菅総理は「俺は原発には詳しいんだ！」と言ったとされ、自らヘリに乗って現場に出かけるなど、相当に非常識な対応をした。こうした「自身の理解力に対する過信」も、理系人間にありがちな側面である。</blockquote>　そして、「理系トップの陥りやすい罠」として、以下の5つを挙げている。<br>
<blockquote>（1）理系人間には、白黒をはっきりさせ、「正しいこと」がベストだと思い込む習性がある。そのため、徹底的に相手の間違いをあぶり出そうとして、相手の心にしこりを残す。<br>
<br>
（2）理系トップは、自己のロジック＝全体のロジックと勘違いしがちである。それゆえ自分の希望をゴリ押ししたりする。<br>
<br>
（3）理系トップは、頑なである人が多い。状況が変わっても、一度決まった方針はひたすら遵守しようとする。<br>
<br>
（4）理系の現場では、現状より性能を何％改良するというように、仕事の数字は「追う」ものである。そのため理系トップは、「数字に追われる」厳しさがわからない。<br>
<br>
（5）コミュニケーションする際、理系トップは相手に理解してもらうことよりも、「正しいか、間違っているか」「正確か」といった理系の評価軸にこだわる傾向がある。</blockquote>　サマリを読む限り、鳩菅2人の失敗を基に「理系のリーダーはダメだ」というレッテルが張られているように感じる。これは、理系の人にとっては著しく不利な論法だろう。そもそも、「コンセンサスを得ない」、「自分の理解力を過信している」、「頑なで方針を変えようとしない」という性格は、理系人間特有のものではない。民主党の例を挙げると、「口先番長」と揶揄される前原誠司氏は京都大学法学部卒、「原理原則主義者」の異名をとる岡田克也氏は東京大学法学部卒であり、2人とも文系である。つまり、理系・文系の問題ではなく、あくまでも個人の問題（あるいは、政治に限って言えば、民主党という組織の風土の問題）なのである。<br>
<br>
　著者が挙げている「理系トップが陥りやすい5つの罠」のうち、（1）～（3）と（5）に関しては、同じような罠に陥っている文系出身者を何人か私も見てきた。コンサルファーム出身者は、文系・理系を問わず（1）と（5）に陥りやすい。また、社内で政治的に振る舞おうとする人は、（2）に陥りやすい。<br>
<br>
　なお、（4）は意味がよく解らないのだが、サマリを読む限りでは、文系の人間は「営業は○○円の売上を上げる」という目標が与えられると、その数字に「追われて」目標を必死で達成しようとするのに対し、理系の人間は「性能を○○％改良する」、「コストを○○％ダウンする」という目標を与えられても、「現状からよくなればよい」という甘えのロジックにより、目標に届かなくてもよしとしてしまう、ということを言いたいようである。しかし、経営目標である以上、文系と理系でそういう差が生じる理由などどこにもないのであって、R&Dや製品開発の現場で働く理系の人たちは、目標をクリアするために文系と同じように努力しているはずだ。<br>
<br>
　もし本気で「理系のトップはダメ」であることを証明したいのであれば、例えば上場企業の歴代社長について、在任期間中の時価総額の増加率をランキング化し、ランキングの大半を文系出身者が占めることを示すなど、何らかの統計的な手法を用いるべきではないだろうか？この本の著者も理系出身なのだから、この手の分析はお手の物だろう。もちろん、そういう分析にも欠陥はあるのだが（詳しくは脚注を参照）、鳩菅の事例から一般化するよりはましである（※2）。<br>
<br>
　皮肉なことに、（というか、これは『TOPPOINT』の編集者がわざとそうしたのではないか？と思うぐらいだけれども、）この本の前で紹介されている『言葉力が人を動かす』の著者・坂根正弘氏（コマツ取締役会長）は、コマツの社長就任直後に直面した創業以来初の赤字から、構造改革によってV字回復を達成した人物であり、大阪市立大学”工学部”出身なのである。<br>
<br>
<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492533052/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41UnyizCB2L._SL160_.jpg" border="0" alt="言葉力が人を動かす―結果を出すリーダーの見方・考え方・話し方" /></a></td><td valign="top" width="400px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492533052/managefronti-22/" target="_top">言葉力が人を動かす―結果を出すリーダーの見方・考え方・話し方</a><br />坂根 正弘 <br /><br />東洋経済新報社  2012-02-24<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492533052/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
<br>
（※1）『<strong><a href="http://www.toppoint.jp/">TOPPOINT</a></strong>』は、毎月数多く出版されるビジネス関連の新刊書の中から、アイデアに溢れ、内容が斬新な「一読の価値のある本」を紹介してくれる月刊誌（「TOPPOINT」HPより）。主に取り上げられるのは毎月10冊で、1冊の内容を4ページに要約してくれる。それ以外にも、短い書評が約20冊分掲載されている。<br>
<br>
（※2）ハーバード・ビジネス・レビュー誌は、株価を用いたより厳密な手法で世界中のCEOのランキングを作成したことがあり、その詳細はモルテン・T・ハンセン他著「在任期間の業績で評価した世界初のランキング　世界のCEOベスト50」（『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』2010年5月号）で公表されている。HBR誌は、1995年から2007年に就任したCEO1,999人について、在任期間中のTSR（total shareholder return：株価の上昇または下降分と配当の総利回り）を算出し、トップ50を選出した）。<br>
<br>
　日本人でランクインしているのは、神林留雄氏（28位、NTTデータ、1995～1999年）、御手洗冨士夫氏（38位、キヤノン、1995～現在）。そして、この2人を上回る17位に、本文の最後で紹介したコマツの坂根正弘氏（2003～2007年）が入っている（以前の記事「<a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51714486.html"><strong>優れたリーダーは最短距離を走らない（後半）－『人と組織を動かすリーダーシップ（DHBR2010年5月号）』</strong></a>」を参照）。<br>
<br>
　もっとも、以前の記事の中でも指摘したように、この手法はいくつかの問題を抱えている点には注意しなければならない。在任期間が短い場合、TSRの増加はそのCEOの実力なのか、それともたまたま事業環境に追い風が吹いていただけなのかが判別しにくい。また、就任前のTSRが高いCEOよりも低いCEOの方が、もっと解りやすく言えば、業績が好調な企業を引き継いだCEOよりもダメな企業を引き継いだCEOの方が、TSRを上げやすく有利である。<br>
<br>
　さらに、そのCEOが、CEO就任の少し前にTSRの低下につながるような失敗をしたにもかかわらず、CEO就任後にTSRを回復させた場合、すなわち”自作自演型”のTSR増加の場合は、そのCEOを過大評価してしまうことになる（以前の記事「<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51916456.html">【論点】事業後継者の資質に優先順位をつけるとしたら？他―『リーダーの役割と使命（DHBR2011年12月号）』</a></strong>」で取り上げた、BMSノースアメリカの社長兼CEOグレゴリー・ベイブはこのケースに近い）。加えて、そもそも論として、TSRの増加をCEO1人の能力と結びつけてよいのか？という問題もある。ひょっとしたら、他に優れた経営メンバーがいたおかげだったかもしれない。<br>
<br>
<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003DVH7D6/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51SQPbSnIQL._SL160_.jpg" border="0" alt="Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2010年 05月号 [雑誌]" /></a></td><td valign="top" width="400px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003DVH7D6/managefronti-22/" target="_top">Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2010年 05月号 [雑誌]</a><br /><br />ダイヤモンド社  2010-04-10<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003DVH7D6/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table>
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51951105" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948227.html">
<title>Mr.Childrenデビュー20周年を記念してマイベストを作ってみた</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948227.html</link>
<description>Mr.Children 2001-2005 〈micro〉(初回限定盤)(DVD付)Mr.Children TOY'S FACTORY Inc.  2012-05-10Amazonで詳しく見るby G-Tools
Mr.Children 2005-2010 〈macro〉(初回限定盤)(DVD付)Mr.Children TOY'S FACTORY Inc.  2012-05-10Amazonで詳しく見るby G-Tools
　5月10日で...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-05-10T00:01:06+09:00</dc:date>
<dc:subject>Mr.Children</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q8YJG/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51hHr06LLiL._SL160_.jpg" border="0" alt="Mr.Children 2001-2005 〈micro〉(初回限定盤)(DVD付)" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q8YJG/managefronti-22/" target="_top">Mr.Children 2001-2005 〈micro〉(初回限定盤)(DVD付)</a><br />Mr.Children <br /><br />TOY'S FACTORY Inc.  2012-05-10<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q8YJG/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br /><br>
<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q96MK/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51pwfh2nIZL._SL160_.jpg" border="0" alt="Mr.Children 2005-2010 〈macro〉(初回限定盤)(DVD付)" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q96MK/managefronti-22/" target="_top">Mr.Children 2005-2010 〈macro〉(初回限定盤)(DVD付)</a><br />Mr.Children <br /><br />TOY'S FACTORY Inc.  2012-05-10<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q96MK/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br /><br>
　5月10日で我が愛するMr.Childrenがデビュー20周年を迎えました。本当におめでとうございます！20年続くとは、ファンの私も正直想像していなかった。1997年に活動休止を発表した時、当時は「バンドは活動休止をすると再開後に売れなくなる（サザンだけが例外）」と言われていたから、「消えていくバンドなのかなぁ・・・」と思っていた。でも、94年～96年の絶頂期に異常なまでに膨れ上がっていたファンから、いい意味で”にわか”が消えて、本当にミスチルを支持する固定ファンだけが残ったという点では、意義ある活動休止だったような気がする。<br>
<br>
　現在の小中学生にもミスチルのファンがいるようで、彼らは周りから「ミスチルなんて古い」とからかわれている、なんて話を聞くけれども、私は自信を持って「ミスチルを聴き続けなさい」と彼らに言うだろう。ミスチルが奏でる曲は人生の酸いと甘い、人間の善と悪を鋭くえぐるものであり、聴けば聴くほどその意味が理解できるものであり、したがって極端かもしれないがビートルズのように世代を超えて受け継がれていくに違いない。<br>
<br>
<strong>《収録曲一覧》</strong><br>
<strong>Mr.Children 2001-2005 ＜micro＞</strong><br>
1. 優しい歌<br>
2. youthful days<br>
3. 君が好き<br>
4. 蘇生<br>
5. Drawing<br>
6. いつでも微笑みを<br>
7. Any<br>
8. HERO<br>
9. タガタメ<br>
10. 掌<br>
11. くるみ<br>
12. Sign<br>
13. and I love you<br>
14. 未来<br>
15. ランニングハイ<br>
<br>
<strong>Mr.Children 2005-2010 ＜macro＞</strong><br>
1. Worlds end<br>
2. 僕らの音<br>
3. 箒星<br>
4. しるし<br>
5. フェイク<br>
6. 彩り<br>
7. 旅立ちの唄<br>
8. GIFT<br>
9. HANABI<br>
10. 花の匂い<br>
11. エソラ<br>
12. fanfare<br>
13. 擬態<br>
14. 365日<br>
<br>
　デビュー20周年を記念して、20年の間に発表された200曲超（！）の中から、私的ベスト（4枚組）を作ってみよう。ミスチルの曲は大きく分けると、「恋愛」、「社会風刺」、「人生」、「平和希求」の4つに分類にされると思うので、カテゴリ別のアルバム構成にしてみた。15曲構成にするために泣く泣くカットした曲も多々あり・・・（「優しい歌」、「PADDLE」、「あんまり覚えてないや」、「365日」、「fanfare」など）。<br>
<br>
<strong>Disc1＜恋愛編＞</strong> <br>
1. 君がいた夏<br>
2. 抱きしめたい<br>
3. 車の中でかくれてキスをしよう<br>
4. LOVE<br>
5. Over<br>
6. ありふれたLove Story～男女問題はいつも面倒だ～<br>
7. シーソーゲーム～勇敢な恋の歌～<br>
8. Everything（It's you）<br>
9. つよがり<br>
10. 口笛<br>
11. youthful days<br>
12. 箒星<br>
13. CANDY<br>
14. Sign<br>
15. しるし<br>
<br>
<strong>Disc2＜社会編＞</strong><br>
1. Dance Dance Dance<br>
2. everybody goes ～秩序のない現代にドロップキック～<br>
3. フラジャイル<br>
4. タイムマシーンに乗って<br>
5. 傘の下の君に告ぐ<br>
6. So Let's Get Truth<br>
7. マシンガンをぶっ放せ<br>
8. ニシエヒガシエ<br>
9. アンダーシャツ<br>
10. CENTER OF UNIVERSE<br>
11. LOVEはじめました<br>
12. 掌<br>
13. ランニングハイ<br>
14. 横断歩道を渡る人たち<br>
15. フェイク<br>
<br>
<strong>Disc3＜人生編＞</strong><br>
1. Another Mind<br>
2. innocent world<br>
3. Cross Road<br>
4. Tomorrow never knows<br>
5. 名もなき詩<br>
6. 花 -Memento Mori-<br>
7. 旅人<br>
8. 終わりなき旅<br>
9. 蘇生<br>
10. NOT FOUND<br>
11. くるみ<br>
12. Worlds end<br>
13. GIFT<br>
14. HANABI<br>
15. 祈り～涙の軌道<br>
<br>
<strong>Disc4＜平和編＞</strong><br>
1. CHILDREN'S WORLD<br>
2. Simple<br>
3. ラララ<br>
4. 1999年、夏、沖縄<br>
5. さよなら2001年<br>
6. ゆりかごのある丘から<br>
7. タガタメ<br>
8. HERO<br>
9. 空っ風の帰り道<br>
10. and I love you<br>
11. ヨーイドン<br>
12. 彩り<br>
13. ひびき<br>
14. 花の匂い<br>
15. かぞえうた<br>
＜Secret Track＞16. 奇跡の地球
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51948227" width="1" height="1" />
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</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51947543.html">
<title>【ドラッカー再訪】事業を製品別ではなく、顧客別に分析する方法を提案したい（2）―『創造する経営者』</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51947543.html</link>
<description>創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)ピーター・F・ドラッカー 上田 惇生 ダイヤモンド社  2007-05-18Amazonで詳しく見るby G-Tools
　前回の続き。『創造する経営者』のレビューは今回で最後。結局、この本だけで記事が8本に（汗）。

　以下に、ユニバーサル・プロダク...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-05-08T00:01:02+09:00</dc:date>
<dc:subject>【連載モノ】：ドラッカー再訪</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41Exx05qzAL._SL160_.jpg" border="0" alt="創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top">創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)</a><br />ピーター・F・ドラッカー 上田 惇生 <br /><br />ダイヤモンド社  2007-05-18<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　前回の続き。『創造する経営者』のレビューは今回で最後。結局、この本だけで記事が8本に（汗）。<br>
<br>
　以下に、ユニバーサル・プロダクツ社の事例をベースに、チャネル別分析のラフな例を作ってみた（また手書きでスミマセン）。この例では、チャネルを3タイプに分けており、チャネルごとに異なる顧客価値を定義している。チャネルと顧客価値の整理を終えたら、各チャネルの潜在的な市場規模を推計し、自社のシェアを計算する。潜在的な市場規模は、その顧客価値を求めている人たちがどの程度の規模で存在するか？そして、顧客価値を構成する製品・サービス群に対して、その人たちがどのくらいのお金を使うか？を推測することで導かれる。最後に、それぞれのチャネルについて、各製品・サービスの売上と利益を計算し（利益の計算にあたっては、ABC会計の考え方を用いる）、製品・サービス別の利益率を算出する、という流れになる。なお、製品A～Gは発売時期が新しい順に並んでいる。<br>
<br>
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/neverendingtrip/imgs/b/d/bdf37430.bmp" title="顧客別（チャネル別）の業績分析" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/neverendingtrip/imgs/b/d/bdf37430-s.bmp" width="550" height="352" border="0" alt="顧客別（チャネル別）の業績分析" hspace="5" class="pict" align="left"  /></a><br clear="all" /><br>
　この分析から解るのは、あるチャネルでは「明日の主力製品」でも、別のチャネルでは明日が来そうにない製品であったり、あるチャネルにおける「昨日の主力製品」が、別のチャネルでは「今日の主力製品」になっていたりする、ということである。上図の例で言えば、大規模チャネルにおける製品Bは、製品Aに比べてあまり販促費をかけていない新製品にもかかわらず、売上高も利益率も高いことから「明日の主力製品」の候補になりうるのだが、中規模チャネルでは製品Bが足を引っ張る存在になっているかもしれない。逆に、大規模チャネルではそれほど業績が芳しくない一昔前の製品群である製品CとDが、中規模チャネルでは「今日の主力製品」として利益の稼ぎ頭になっていることも考えられる。<br>
<br>
　また、製品FとGは、大規模チャネルでも中規模チャネルでも売れ行きが思わしくなく、回転率の低さがコスト高を招いて赤字につながっている「昨日の主力製品」なのに、小規模チャネルにおいては「今日の主力製品」として、異常に高い利益率をたたき出していることもあり得る。残った製品Eは、どのチャネルでも利益が出ていないことから、製品Eこそ「昨日の主力製品」として再整理の筆頭候補にするべきかもしれない。<br>
<br>
　以上の示唆とチャネル別の市場規模・自社のシェアを踏まえると、例えば、<br>
<br>
　・中規模チャネルは大規模チャネルに匹敵する市場規模があるから、もっと中規模チャネルに注力する。今の中規模チャネルに欠けている「明日の主力製品」を生み出すことで、中規模チャネルにおけるシェアを大規模チャネル並みに引き上げることを目指す。<br>
　・小規模チャネルは市場規模こそ小さいものの、特定の製品が受け入れられる傾向が強いため、製品の取捨選択を行い、ニッチ市場におけるリーダーの地位を狙う。そして、安定的に利益を稼ぎ出せる基盤とする。<br>
<br>
などといった戦略的な方向性が見えてくる。こうした分析結果は、全社単位で製品・サービスの業績分析を行った場合には見えてこないものである（もっとも、この例はかなり都合のいいように私が作ったケースなので、ストーリーとしてはできすぎているわけだが・・・）。<br>
<br>
　ここでもう1つ注目しなければならないのは、前回の記事で書いた通り、顧客は複数の異なる製品・サービスをセットにして”ソリューション”として購入する、という点である。したがって、顧客はどのような製品・サービスの組合せを購入しているのかも分析する必要がある。製品単独で見ると利益率は低いものの、別の高利益製品とセットで購入されることが多い製品は、利益の”呼び水”として重視すべきであろう（小売業におけるいわゆる「ロスリーダー」のことであるが、メーカーでも通用する考え方だと思う）。<br>
<br>
　上図の例で言うと、大規模チャネルにおける製品Aは利益率が低いが、この製品があることによって利益率の高い製品Cが売れているのであれば、製品Aの利益を多少犠牲にしてでも、製品Aに注力すべき理由がある（家電メーカーがあれだけ液晶テレビで大赤字を出しているにもかかわらず、液晶テレビからなかなか手をを引けないのは、家電量販店に自社ブランドの液晶テレビがないと、消費者が来店して別の自社ブランド製品を買ってくれないと考えているのも一因かもしれない。果たして本当に、液晶テレビがないと消費者はそういう購買行動をしないのかどうかは別として・・・）。<br>
<br>
　さらにもう1つ考えなければならないのは、チャネルが競合他社の製品を扱っている場合、自社の製品とセットで他社の製品も購入されている可能性である。チャネルから競合他社の製品を含む売上データを入手することは困難であるけれども、もしそれができるのであれば、分析してみる価値はあるだろう。利益率が高い自社製品とセットで他社製品がよく売れているならば、その製品の戦略的な重要度は考えものである。また、利益率が低い自社製品が他社製品と一緒に買われているならば、敵に塩を送っていることになるから、すぐに取扱量を減らすべきかもしれない。<br>
<br>
　以上、全社単位で製品別に業績を分析する方法に代わって、「事業の目的は顧客の創造である」というドラッカーの格言に従い、その目的の達成度合いを測るために、顧客別に業績を分析する方法を簡単にまとめてみた。もっとも、この記事を書きながら本書をよく読んでみたら、ドラッカーは杓子定規に全ての「暫定的な診断」を製品単位で行うべきだと主張しているわけではないことが解った、というオチがあるのだが（苦笑）。<br>
<blockquote>　大規模小売店舗の場合は、顧客の消費行動の分析から入るべきかもしれない。よく行われている商品別の分析では、あまり多くは明らかにされない。金融のスーパーマーケットである金融機関の場合も、金融サービス別の分析ではなく、顧客の分析から入るべきであろう。</blockquote>　ドラッカーはこうした分析を例外的なケースとして扱っているようだけれども、現在ではむしろこうした分析の方が主流となるべきではないか？というのが私の考えである。
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51947543" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51947511.html">
<title>【ドラッカー再訪】事業を製品別ではなく、顧客別に分析する方法を提案したい（1）―『創造する経営者』</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51947511.html</link>
<description>創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)ピーター・F・ドラッカー 上田 惇生 ダイヤモンド社  2007-05-18Amazonで詳しく見るby G-Tools
　先日の記事「ドラッカーの「戦略」を紐解く（2）～「暫定的な診断」への個人的疑問―『創造する経営者』」で、業績の診断を製品別に行う...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-05-07T00:01:36+09:00</dc:date>
<dc:subject>【連載モノ】：ドラッカー再訪</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41Exx05qzAL._SL160_.jpg" border="0" alt="創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top">創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)</a><br />ピーター・F・ドラッカー 上田 惇生 <br /><br />ダイヤモンド社  2007-05-18<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　先日の記事「<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51946576.html">ドラッカーの「戦略」を紐解く（2）～「暫定的な診断」への個人的疑問―『創造する経営者』</a></strong>」で、業績の診断を製品別に行う方法にいくつかの疑問を提示したわけが、ドラッカーの「暫定的な診断」は、各製品が別の顧客をターゲットとしており、顧客は複数の異なる製品を購入することがめったにないことが前提である。なお、ドラッカーは例外として「大企業において事業単位がいくつかの完全なまとまりになっている場合は、それらの事業単位そのものから分析をスタートさせてよい」としているけれども（ただ、その理由は「事業全体の方が、個々の製品やサービスよりも現実に近い」から、と書かれているだけである）、事業単位の分析も同様に、各事業部のターゲット顧客層がバラバラであることが条件だ。しかし現在では、顧客は同一の企業から様々な製品・サービスを組合せて”ソリューション”として購入することが多いし、それらの製品群はたいてい複数の事業部にまたがっているものである。<br>
<br>
　そもそも、「暫定的な診断」の目的については、次のように述べられている。<br>
<blockquote>　事業の分析の基本は、現在の事業、すなわち過去の意思決定、行動、業績によってもたらされた今日の事業について調べることから始まる。（中略）具体的には、まず初めに、業績をもたらす領域を明確にし、理解しておかなければならない。<strong>業績をもたらす領域とは、個々の事業、すなわち扱う製品やサービスであり</strong>、顧客や最終需要者を含む市場であり、流通チャネルである。（※太字は筆者）</blockquote>　ここで、ドラッカーの有名な定義である、「事業の目的は顧客の創造である」という言葉を思い出すと、「暫定的な診断」は、この目的が達成されているかどうかを確認するためのものでなければならないのではないだろうか？すなわち、<br>
<br>
　・わが社が事業を営んでいる市場は、どのような顧客層から構成されているか？（言い換えれば、市場はどのようにセグメンテーションできるか？）<br>
　・各セグメントのうち、”わが社の顧客”とすべきセグメントはどこか？<br>
　・それぞれのセグメントは、潜在的にどの程度の市場規模があるのか？<br>
　・それぞれのセグメントから、わが社はどのくらいの売上と利益を上げられているのか？（つまり、顧客を創造することができているか？）<br>
<br>
を問う必要があるのではないか？と思うのである。ここから、事業の業績を製品別ではなく、顧客別に分析するという考え方が生まれる。この考え方に従って、本書でドラッカーが紹介しているユニバーサル・プロダクツ社（仮称）の分析事例を再検証してみたい。<br>
<br>
　本書を読む限り、ユニバーサル・プロダクツ社は、一般消費者向けの主要な製品を10ほど持ち、全国の小売業者を通じて製品を販売しているメーカーであると推測される（もちろんこれは、ドラッカーが実在の企業を基にして、本書用に作成した架空のケースであるから、製品ラインナップなどはかなり簡素化されていると思われる）。BtoBビジネスであれば、顧客企業の情報を詳細に取得することが可能なので、顧客企業のセグメント別に売上と利益を算出することは比較的容易である。これに対し、BtoCビジネスの場合は通常、メーカーが最終消費者の情報を直接取得することができない。そこで、代替案として、販売チャネル（小売業者）のタイプ別に業績を分析するのが望ましいだろう。なぜなら、販売チャネルは、消費者の”購買代理人”としての機能を果たしているからだ。販売チャネル別の業績分析は、先ほどの引用文の最後にあった、「業績をもたらす領域とは・・・顧客や最終需要者を含む市場であり、流通チャネルである」という記述とも合致する。<br>
<br>
　一般的に、販売チャネルのタイプ（規模、業態など）が異なれば、ターゲットとなる顧客層も、顧客に提供する価値も異なる（以前の記事「<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51842351.html">【第11回】販売チャネルを拡大する―ビジネスモデル変革のパターン</a></strong>」）。身近なを例を1つ挙げると、家電メーカー（特にパナソニック）は、大手の家電量販店と、昔ながらの地場企業という2タイプの販売チャネルを持っている。家電量販店は、比較的若くて価格に敏感な人々をターゲットとし、消費者は各社の最新のモデルやその一世代前のモデルなどをじっくりと見比べながら、自分のニーズに合った製品を、納得できる価格で購入しようとする。<br>
<br>
　一方で、地場の販売店は、大手の家電量販店にはほとんど足を運ばないような、地域の高齢者層をターゲットとしている。高齢者層は最新モデルがどうだとか、新しい機能がどうだといったことはあまり気にしない。価格も安いに越したことはないけれども、それよりも家電が自分で難なく使えるようになるかどうかの方が重要である。そこでこうした地域の販売店は、家電の使い方を消費者にレクチャーするサービスに注力するようになる。このように、チャネルの種類が異なれば、ターゲット層と顧客価値も変わってくるのである。逆に、チャネルのタイプが違うのに、ターゲット層と顧客価値が重なっている場合は、チャネルの設計が間違っていると考えた方がよい。<br>
<br>
　（続く）
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51947511" width="1" height="1" />
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</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51947824.html">
<title>【ドラッカー再訪】書評一覧（随時追加予定）</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51947824.html</link>
<description>　20代前半に背伸びして読んだドラッカーの数々の著書を、30代に入った今、改めて読み直してみようということで、2012年3月から始めた個人的な企画。基本的に、1ヶ月に1冊ずつ書評を書く予定。現在までにアップ済みの記事を一覧化しておく。

《2012年3月》
ドラッカー名...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-05-02T00:01:05+09:00</dc:date>
<dc:subject>【連載モノ】：ドラッカー再訪</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[　20代前半に背伸びして読んだドラッカーの数々の著書を、30代に入った今、改めて読み直してみようということで、2012年3月から始めた個人的な企画。基本的に、1ヶ月に1冊ずつ書評を書く予定。現在までにアップ済みの記事を一覧化しておく。<br>
<br>
<strong>《2012年3月》</strong><br>
<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300747/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41X0Uzu%2BPPL._SL160_.jpg" border="0" alt="ドラッカー名著集1　経営者の条件" /></a></td><td valign="top" width="400px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300747/managefronti-22/" target="_top">ドラッカー名著集1　経営者の条件</a><br />P.F.ドラッカー <br /><br />ダイヤモンド社  2006-11-10<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300747/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51935696.html">「マネジメント」を万人に開いた1冊―『経営者の条件』</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51936017.html">「強みに集中せよ」と言っても、エグゼクティブに求められる能力は広く深い（1）―『経営者の条件』</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51936237.html">「強みに集中せよ」と言っても、エグゼクティブに求められる能力は広く深い（2）―『経営者の条件』</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51936451.html">組織を、世界を変えていく能動的なエグゼクティブ像にはあまり触れられずとの印象―『経営者の条件』</a></strong><br>
<br>
<br>
<strong>《2012年4月》</strong><br>
<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41Exx05qzAL._SL160_.jpg" border="0" alt="創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)" /></a></td><td valign="top" width="400px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top">創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)</a><br />ピーター・F・ドラッカー 上田 惇生 <br /><br />ダイヤモンド社  2007-05-18<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51944417.html">「戦略」以外にも「コア・コンピタンス」「ABC（活動基準原価）」などの先駆けとなった著作―『創造する経営者』</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51946575.html">ドラッカーの「戦略」を紐解く（1）～事業の「暫定的な診断」の概要―『創造する経営者』</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51946576.html">ドラッカーの「戦略」を紐解く（2）～「暫定的な診断」への個人的疑問―『創造する経営者』</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51946759.html">ドラッカーの「戦略」を紐解く（3）～一般的な戦略策定プロセスに沿って整理―『創造する経営者』</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51946764.html">ドラッカーの「戦略」を紐解く（4）～外部環境／内部環境アプローチの両方を包含する戦略論―『創造する経営者』</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51947058.html">ドラッカーの「戦略」を紐解く（5）～イノベーションの7つの機会の原点―『創造する経営者』</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51947511.html">事業を製品別ではなく、顧客別に分析する方法を提案したい（1）―『創造する経営者』</a></strong><br>
　<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51947543.html">事業を製品別ではなく、顧客別に分析する方法を提案したい（2）―『創造する経営者』</a></strong><br>
<br>
<br>
<strong>《2012年5月～6月予定》</strong><br>
<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478307008/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/4158O5K6VDL._SL160_.jpg" border="0" alt="ドラッカー名著集2　現代の経営［上］" /></a></td><td valign="top" width="400px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478307008/managefronti-22/" target="_blank">ドラッカー名著集2　現代の経営［上］</a><br />P.F.ドラッカー <br /><br />ダイヤモンド社  2006-11-10<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478307008/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a>></td></tr></table><br>
<br>
<strong>《2012年6月～7月予定》</strong><br>
<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478307016/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41KDxkOU%2B9L._SL160_.jpg" border="0" alt="ドラッカー名著集3　現代の経営［下］" /></a></td><td valign="top" width="400px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478307016/managefronti-22/" target="_blank">ドラッカー名著集3　現代の経営［下］</a><br />P.F.ドラッカー <br /><br />ダイヤモンド社  2006-11-10<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478307016/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table>
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51947824" width="1" height="1" />
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</item>
<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51947058.html">
<title>【ドラッカー再訪】ドラッカーの「戦略」を紐解く（5）～イノベーションの7つの機会の原点―『創造する経営者』</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51947058.html</link>
<description>創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)ピーター・F・ドラッカー 上田 惇生 ダイヤモンド社  2007-05-18Amazonで詳しく見るby G-Tools
　これまで4回にわたってドラッカーの「戦略」を私なりに紐解いてきたけれども、ドラッカーの戦略論はさらにイノベーションへの広がりをも...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-05-01T00:01:57+09:00</dc:date>
<dc:subject>【連載モノ】：ドラッカー再訪</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41Exx05qzAL._SL160_.jpg" border="0" alt="創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top">創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)</a><br />ピーター・F・ドラッカー 上田 惇生 <br /><br />ダイヤモンド社  2007-05-18<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　これまで4回にわたってドラッカーの「戦略」を私なりに紐解いてきたけれども、ドラッカーの戦略論はさらにイノベーションへの広がりをも見せる。後の著書『イノベーションと企業家精神』でドラッカーが提唱した、イノベーションの「7つの機会」の原点を、本書の第11章に見ることができるのである（もちろん、【ドラッカー再訪】企画で『イノベーションと企業家精神』についても取り上げる予定。ただし、半年ぐらい先になるかも（汗））。<br>
<br>
<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000646/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41ztaIhfeWL._SL160_.jpg" border="0" alt="イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000646/managefronti-22/" target="_top">イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)</a><br />P.F.ドラッカー 上田 淳生 <br /><br />ダイヤモンド社  2007-03-09<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000646/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　ドラッカーのイノベーション論は、これまでの記事に私が手書きの図で掲載した「戦略策定プロセス」の冒頭にある、外部環境／内部環境分析の時間軸と範囲を大幅に拡張し、創造力を働かせることで導かれる。とりわけ、外部環境の中長期的な変化の兆候に着目しており、「すでに起こった未来」を利用して変化に適応するか、「すでに起こった未来」に乗じて自ら変化を創り出すことによって、イノベーションを引き起こすことが可能となる。そして、これこそが「企業家」の役割であるとドラッカーは主張する。<br>
<blockquote>　今日の行動の基礎に、未来に発生する事象の予測を据えても無駄である。せいぜい望みうることは、すでに発生してしまった事象の未来における影響を見通すことだけである。（中略）試みうることは、適切なリスクを探し、時にはつくり出し、不確実性を利用することだけである。未来を築くための仕事の目的は、明日何をすべきかを決定することではなく、明日をつくるために、今日何をすべきかを決定することである。</blockquote>　ドラッカーが『イノベーションと企業家精神』の中で体系化したイノベーションの7つの機会を以下に列記しておく（随分昔の記事になるが、「<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/50517304.html">ドラッカーによるイノベーションの「7つの機会」</a></strong>」も参照）。ドラッカーによれば、（1）から（7）に行くにしたがって、イノベーションの難易度が上がるという。<br>
<blockquote>（1）予期せぬことの生起。予期せぬ成功、予期せぬ失敗、予期せぬ出来事。<br>
（2）ギャップの存在。現実にあるものと、かくあるべきものとのギャップ。<br>
　a.業績ギャップ＝製品やサービスに対する需要が順調に伸びているにもかかわらず業績が芳しくない場合。<br>
　b.認識ギャップ＝ある産業の内部にいる人たちがものごとを見誤り、現実について誤った認識を持っている場合。<br>
　c.価値観ギャップ＝生産者や供給者が提供していると思っている価値と、顧客が真に必要としている価値との間に違いが存在する場合。<br>
　d.プロセス・ギャップ＝何か1つの作業を行う一連のプロセスの中で、不安に感じたり困ったりする部分がある場合。<br>
<br>
（3）ニーズの存在。<br>
　a.プロセス・ニーズ＝プロセス・ギャップから生じるニーズ。<br>
　b.労働力ニーズ＝労働力不足の懸念から生じるニーズ。製造業においてロボットが半熟練労働に取って代わるようになったのは、労働力ニーズの圧力があったためである。<br>
　c.知識ニーズ＝新しい知識を必要とする場合。それらの新しい知識は開発研究によって生み出される。<br>
<br>
（4）産業構造の変化。<br>
（5）人口構造の変化。<br>
（6）認識の変化、すなわち、ものの見方、感じ方、考え方の変化。<br>
（7）新しい知識の出現。</blockquote>　このうち、『創造する経営者』ですでに見られるイノベーションの機会の事例を順番に紹介してみたい。<br>
<br>
<strong>（2）ギャップの存在。現実にあるものと、かくあるべきものとのギャップ。</strong><br>
　「b.認識ギャップ」と「d.プロセス・ギャップ」の両方にまたがる事例。<br>
<blockquote>　製紙の工程は、原木の4分の1しか利用していない。原木の半分は、森に残してしまう。4分の1は、樹皮、葉、小枝、不純物として捨てている。しかし製紙メーカーが代価を払っているのは、原木そのものに対してである。その結果、製紙の原材料であるパルプは、例えば、石油精製の副産物として、事実上コストのかかっていないプラスチックの原料と比べ、高いコストがかかっている。もし、製紙の工程が、今日捨てている原木の4分の3を製品にすることを可能にするならば、紙のコストは大幅に安くなる。しかし、もしこれができなければ、多目的な材料としての紙も、やがてわずかな用途に限定されてしまうことになる。</blockquote>　これと似たような例として、ドラッカーは戦後の製鉄業の製造プロセスにおける非効率性を挙げている（当然のことながら、これらはもう半世紀も前の話だから、今とは状況が全く違うであろう［この後に紹介する事例も同じ］。現在でも製紙業は衰えていないし、プラスチックは原油価格の高騰のあおりを受けてむしろ割高になっている）。ドラッカーは、組織内部、あるいは産業全体の構造的な弱みや制約にこそ、大きなイノベーションの機会が眠っていると主張する。<br>
<br>
　そのような構造的な弱みについて、組織の関係者は、改善のために多大な努力をしてきたにも関わらず克服不可能だと口を揃えて言う（つまり、認識ギャップが存在する）。ところが、イノベーター（たいていは業界の外部から現れる）はそこに目をつけて、弱みをひっくり返す新たな事業を構想する。それと同じことを、組織内部の人間もしなければならない、いや組織内部の人間にもできるはずだ、とドラッカーは力説している。<br>
<br>
<strong>（4）産業構造の変化。</strong><br>
<blockquote>　わずか一世代前には、あらゆる原料の流れが、その始点から終点に至るまで、それぞれ完全に別のものになっていた。例えば、木が原料となるのは紙だった。逆に、紙は木だけからつくられていた。同じことが、アルミ、石油、鉄鋼、亜鉛など、他の原材料にも言えた。それらの原材料からつくられる製品は、特定の一義的な最終用途をもっていた。しかし今日、原料の流れは、始点も終点も多様化している。例えば、木は紙だけではなく、多様な最終製品となっている。逆に、紙と同じ機能をもつものは、木だけでなく、多様な物質からつくることができる。（中略）<br>
<br>
　こうしていまや、あらゆる素材産業が事業の変化を実感している。すでに多くの企業が、この変化に対し、対策を講じている。例えば、アメリカのある大手缶メーカーは、ガラス、紙、プラスチックの容器メーカーを買収している。</blockquote>　産業構造の変化は、競争のルールを変え、業界のバリューチェーンにおけるバリューポジション（＝利益が存在するプロセス）を移動させる。その変化にいち早く乗じ、競争のルールが自社に有利に働くように仕掛け、バリューポジションを自社に取り込むよう積極的に動いた企業が、新たな勝者となれる。<br>
<br>
<strong>（5）人口構造の変化。</strong><br>
　人口構造の変化は、『イノベーションと企業家精神』では、3番目に難しいイノベーションの機会として位置づけられているが、本書では「まず第一に調べるべき領域」とされている。「人口の変化は、労働力、市場、社会的圧力、経済的機会の変化にとって最も基本的である」という。ドラッカーは、70年代後半にはアメリカの人口の過半数が35歳以下の若い人で占められるようになることに触れて、次のように述べている。<br>
<blockquote>　彼らは、前例のない高い学歴をもつようになる。彼らの家庭の半分は、夫か妻のいずれかが大卒となる。ということは、労働人口における中心的な階層の考えが、今日とは違うものになるということである。例えば、電子機器メーカーに勤める若い技術者の家庭は、現在の所得に基づいて消費はしない。将来の所得と社会的地位に基づいて消費する。すなわち現在の所得は、消費の決定要因ではなく、制約要因となるにすぎない。</blockquote><strong>（6）認識の変化、すなわち、ものの見方、感じ方、考え方の変化。</strong><br>
　これは（2）ギャップの存在のc.価値観ギャップと表現上は似ているものの、価値観ギャップが供給者と顧客の間のギャップを指しているのに対し、（6）認識の変化はもっと社会的な価値観の変化を意味する。<br>
<blockquote>　かなり大胆でなければ、アメリカ社会において、いつ黒人が完全に平等な地位を得るかを予測することはできない。しかし、1962年と63年に起こったこと（※公民権運動の盛り上がりのこと）の結果として、アメリカでは、黒人のみならず、白人の側にも、人種問題についての新しい意識が生まれている。特に、少なくとも若者に関する限り、服従する黒人が過去のものとなったことは、すでに起こった事実である。</blockquote><strong>（7）新しい知識の出現。</strong><br>
　新しい知識の活用は、『イノベーションと企業家精神』では最も難易度が高いとされる。しかし、本書では新しい知識は「すでに起こった未来を探すべき第2の領域」に挙げられている。この辺りについては、本書を書いてから『イノベーションと企業家精神』を発表するまでの間に、ドラッカーの中で体系化と再整理が進んだのであろう。すなわち、「発見しやすい機会、誰にでも見つかる機会」と「利用しやすい機会、イノベーションにつなげやすい機会」は別物だということである。<br>
<blockquote>　知識の領域における大きな変化であるにもかかわらず、ほとんどの企業が、まだ直接関係があるとは考えていないものの例として、行動科学の進歩がある。特に心理学の学習理論は、この30年の間に大きな発展を見せている。今日、企業活動には関係がないように見えるかもしれないが、そこにおいて得られた知識は、教育の形態だけでなく、教育と学習の機材、学校の設計と設備、さらには、企業内における研究活動の組織とマネジメントに対しても、大きな影響を与える。</blockquote>　これまで見てきたように、ドラッカーのイノベーション論は、外部環境の中長期的な変化の兆しを捉える点に特徴がある。ただし、ここで1つの疑問が生じる。それは「変化を自ら創り出す」ことの重要性が強調されていながらも、実際には外部環境の変化そのものが、イノベーションの大半を規定しているのではないか？ということである。もちろん、外部環境の変化を企業家がどのように”解釈”するかによって、イノベーションはいかようにもなる可能性を秘めているのであろうが、外部環境が基点となっている点で、”半”決定論的なイノベーションであり、企業家自身の”内発的なアプローチ”によるイノベーションの構想が軽視されている気がする。<br>
<br>
　事実、ドラッカーは次のように述べて、”内発的なアプローチ”に否定的な立場を取っているようだ。<br>
<blockquote>　構想は、企業家的なものでなければならない。すなわち、事業上の行為と行動を通じて実現すべき構想でなければならない。それは、富を生む機会や能力についての構想でなければならない。それは、「未来の社会はどのようなものになるべきか」という社会改革家や、革命家や、哲学者の問いからは出てこない。未来をつくる企業家的な構想の基礎となるものは、「経済、市場、知識におけるいかなる変化が、わが社の望む事業を可能とし、最大の経済的成果を得る経営を可能にするか」という問いでなければならない。</blockquote>　では、社会的な認識の変化をもたらし、イノベーションの機会の1つを提供した「公民権運動」は、果たして外部環境の変化を利用したものだったのだろうか？また、前述の引用文では紹介しなかったが、ドラッカーは、「偉大な企業家的イノベーションは、理論上の仮定を現実の事業に転換することで実現される」とも述べており、その一つとして、フランスの社会哲学者サン・シモンが構想した銀行の理論を、弟子であるペレール兄弟が実現させた例を挙げているけれども、サン・シモンの銀行の理論は、外部環境の変化に基づくものであったのだろうか？<br>
<br>
　もちろん、当時の社会的な状況が、キング牧師やサン・シモンの構想に影響したのは事実であろう。だが、そこには彼らの内面的な探究、すなわち「アメリカ社会の望ましい姿とは何なのか？」、「資本主義を機能させるには、どのような金融システムが存在すべきか？」といった問いが発せられていたのではないだろうか？個人的には、ドラッカーのイノベーション論はこの点が弱い印象を受けた。後の『イノベーションと企業家精神』でこの辺りがどのように論じられているのか注目したい。
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</item>
<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948076.html">
<title>Mr.Children「pieces」コード</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948076.html</link>
<description>祈り ~涙の軌道 / End of the day / piecesMr.Children TOY'S FACTORY Inc.  2012-04-18Amazonで詳しく見るby G-Tools
Aメロ
D Dsus4 | D D9 | D Dsus4 | C#m7-5 F#7 |
D Daug | Bm7  E7 | G | A7sus4 A7 |

D Dsus4 | D D9 | D Dsus4 | C#m7-5 F#7 |
D Daug | Bm7  E7...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-04-29T00:01:37+09:00</dc:date>
<dc:subject>Mr.Children</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q96QQ/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61VV9addGxL._SL160_.jpg" border="0" alt="祈り ~涙の軌道 / End of the day / pieces" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q96QQ/managefronti-22/" target="_blank">祈り ~涙の軌道 / End of the day / pieces</a><br />Mr.Children <br /><br />TOY'S FACTORY Inc.  2012-04-18<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q96QQ/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br>
Aメロ<br>
D Dsus4 | D D9 | D Dsus4 | C#m7-5 F#7 |<br>
D Daug | Bm7  E7 | G | A7sus4 A7 |<br>
<br>
D Dsus4 | D D9 | D Dsus4 | C#m7-5 F#7 |<br>
D Daug | Bm7  E7 | G | A7 | D | D7 |<br>
<br>
サビ<br>
Em | A7sus4 A7 | F#m7 | Bm7 | Em | F#7 | Bm7 | B7sus4 B7 |<br>
Em | A7sus4 A7 | F#m7 | Bm7 B7 | Em | A11 A7-9 | D | F#m7 Bm7 A7 A11 |<br>
<br>
Aメロ<br>
D Dsus4 | D D9 | D Dsus4 | C#m7-5 F#7 |<br>
D Daug | Bm7  E7 | G | A7 | D | D7 |<br>
<br>
サビ<br>
Em | A7sus4 A7 | F#m7 | Bm7 | Em | F#7 | Bm7 | B7sus4 B7 |<br>
Em | A7sus4 A7 | F#m7 | Bm7 B7 | Em | A11 A7-9 | D | D7 |<br>
<br>
間奏<br>
GM7 | A7sus4 A7 | F#m7 | Bm7 | Em | A11 A7-9 | DM7 | D7 |<br>
<br>
サビ<br>
Em | A7sus4 A7 | F#m7 | Bm7 | Em | F#7 | Bm7 | B7sus4 B7 |<br>
Em | A7sus4 A7 | F#m7 | Bm7 B7 | Em | A11 A7-9 | D | B7 E F#m7 B7 |<br>
Em | A7sus4 A7 | F#m7 | Bm7 | Em | F#7 | Bm7 | B7sus4 B7 |<br>
Em | A7sus4 A7 | F#m7 | Bm7 B7 | Em | A11 A7-9 | D | D7 |<br>
Em | A11 A7-9 | （N.C） |<br>
<br>
アウトロ<br>
GM7 | A7sus4 A7 | F#m7 | Bm7 | Em | A7sus4 A7 | DM7 | D7 |<br>
GM7 | A7sus4 A7 | F#m7 | Bm7 | Em | A7sus4 A7 | DM7 | D7 |<br>
GM7 | A7sus4 A7 | F#m7 | Bm7 | Em | A7<br>
<br>
（※）歌詞は載せていません。この曲の耳コピが一番苦労した…（怪しい箇所もあるけれど、弾き語りをする分には問題ないはず、きっと）。<a href="http://www.all-guitar-chords.com/index.php?ch=A&mm=11&get=Get" target="_blank"><strong>A11</strong></a>⇒<a href="http://www.all-guitar-chords.com/index.php?ch=A&mm=7b9&v=4" target="_blank"><strong>A7-9</strong></a>は、リンク先の押さえ方でルート音を押さえずに弾くと弾きやすい（あるいは、1弦・6弦ミュート＆5弦開放で弾けば、ルート音も出せる）。<br>
<br>
　<a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948063.html"><strong>Mr.Children「祈り～涙の軌道」コード</strong></a><br>
　<a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948069.html"><strong>Mr.Children「End of the day」コード</strong></a>
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51948076" width="1" height="1" />
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</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948069.html">
<title>Mr.Children「End of the day」コード</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948069.html</link>
<description>祈り ~涙の軌道 / End of the day / piecesMr.Children TOY'S FACTORY Inc.  2012-04-18Amazonで詳しく見るby G-Tools
イントロ
F | F | C | C | Dm7 | Dm7 | Am | Am |
F | F | C | C | B♭ | B♭ | Gsus4 | G | Gsus4 | G |

Aメロ
C | C | G | G E7 | Am | Am | F |...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-04-28T00:01:31+09:00</dc:date>
<dc:subject>Mr.Children</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q96QQ/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61VV9addGxL._SL160_.jpg" border="0" alt="祈り ~涙の軌道 / End of the day / pieces" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q96QQ/managefronti-22/" target="_blank">祈り ~涙の軌道 / End of the day / pieces</a><br />Mr.Children <br /><br />TOY'S FACTORY Inc.  2012-04-18<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q96QQ/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br>
イントロ<br>
F | F | C | C | Dm7 | Dm7 | Am | Am |<br>
F | F | C | C | B♭ | B♭ | Gsus4 | G | Gsus4 | G |<br>
<br>
Aメロ<br>
C | C | G | G E7 | Am | Am | F | F |<br>
C | C | G | G E7 | Am | Am | F | F |<br>
<br>
Bメロ-1<br>
Dm7 | G | Em7 | A7 |<br>
Dm7 | G | B♭ | B♭ |<br>
<br>
Aメロ<br>
C | C | G | G E7 | Am | Am | F | F |<br>
C | C | G | G E7 | Am | Am | F | F |<br>
<br>
Bメロ-2<br>
Dm7 | G | Em7 | A7 |<br>
Dm7 | G | <br>
<br>
サビ<br>
C GonB | Am7 Am7onG | D7 Dm7 | Em7 A7 | Dm7 A♭ |<br>
C GonB | Am7 Am7onG | D7 Dm7 | Em7 A7 | Dm7 A♭ | C | C |<br>
<br>
（Aメロ、Bメロ-2、サビ繰り返し）<br>
<br>
間奏<br>
F | F | C | C | Dm7 | Dm7 | Am | Am |<br>
F | F | C | C | B♭ | B♭ | Gsus4 | G | Gsus4 | G |<br>
<br>
サビ<br>
C GonB | Am7 Am7onG | D7 Dm7 | Em7 A7 | Dm7 A♭ | ×3<br>
C GonB | Am7 Am7onG | D7 Dm7 | Em7 A7 | Dm7 A♭ | C | Dm7 A♭ | C | C |<br>
<br>
Aメロ<br>
C | C | G | G E7 | Am | Am | F | F |<br>
C | C | G | G E7 | Am | Am | F | F | Dm7 | B♭ | B♭ | B♭ |<br>
<br>
（※）歌詞は載せていません。この曲のコード進行はすごくシンプル。<br>
<br>
　<a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948063.html"><strong>Mr.Children「祈り～涙の軌道」コード</strong></a><br>
　<a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948076.html"><strong>Mr.Children「pieces」コード</strong></a>
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51948069" width="1" height="1" />
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</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51946764.html">
<title>【ドラッカー再訪】ドラッカーの「戦略」を紐解く（4）～外部環境／内部環境アプローチの両方を包含する戦略論―『創造する経営者』</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51946764.html</link>
<description>創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)ピーター・F・ドラッカー 上田 惇生 ダイヤモンド社  2007-05-18Amazonで詳しく見るby G-Tools
　（《再掲》一般的な戦略策定プロセス）

　上図で、「外部環境分析」と「内部環境分析」の両方から矢印が出て「戦略コンセプトの決定」...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-04-27T00:01:32+09:00</dc:date>
<dc:subject>【連載モノ】：ドラッカー再訪</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41Exx05qzAL._SL160_.jpg" border="0" alt="創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top">創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)</a><br />ピーター・F・ドラッカー 上田 惇生 <br /><br />ダイヤモンド社  2007-05-18<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　（《再掲》一般的な戦略策定プロセス）<br>
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/neverendingtrip/imgs/f/9/f9aa65ca.bmp" title="戦略策定プロセス" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/neverendingtrip/imgs/f/9/f9aa65ca-s.bmp" width="550" height="290" border="0" alt="戦略策定プロセス" hspace="5" class="pict" align="left"  /></a><br clear="all" /><br>
　上図で、「外部環境分析」と「内部環境分析」の両方から矢印が出て「戦略コンセプトの決定」につながっているのには意味がある。戦略論の歴史に関する文献を読んでいると、戦略論の一方にはM・ポーターの競争戦略論に代表される「外部環境からのアプローチ」があり、もう一方にはJ・B・バーニーの資源ベース論に代表される「内部環境からのアプローチ」があると説明されることがよくあるのだが、実務的には両者を組合せて戦略を練ることが多いし、本書におけるドラッカーの戦略論も両方を包含したものになっている。すなわち、「（3）マーケティング分析」から戦略を導く方法と、「（4）知識分析」から戦略を導く方法の両方が説明されている。この点で、ドラッカーの戦略論はバランスが取れている。<br>
<br>
　<strong>「（3）マーケティング分析」から戦略を導いた一例</strong><br>
<blockquote>　ウェルナー・フォン・ジーメンスは、発電機を発明した結果として、電車を開発したわけではない。彼は、市内交通としての電車という産業を構想し、そのための動力源として発電機を開発した。同じようにトーマス・エジソンも、実用電球を発明した結果、発電所や変電所や配電システムを完成したのではない。総合的な電力供給という産業を構想し、そこに欠落していた電球を開発した。（中略）<br>
<br>
　彼らは単なる新しい機械や設計ではなく、新しい産業を生み出していた。彼らは、電気のいかなる応用に、産業としての最大の成功と利益の機会があるかを問うことによって、経済的な機会を最大のものとした。</blockquote>　よく誤解されるけれども、新しい技術そのものはイノベーションではない。だから、イノベーションを「技術革新」と訳すのは、私は間違っていると考えている。技術が新しい産業や市場を生み出す時、それはイノベーションとなる。ジーメンスやエジソンは、電気が日常生活でどのように利用される可能性があるのか、そのパターンをいくつか洞察し、その中から最もニーズや実現可能性が高いと思うシナリオを選択したのであろう。技術動向に市場分析を加えて戦略を導き出したケースと言える（マーケティング分析において答えるべき問いについては、以前の記事「<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/30867858.html">ドラッカー流マネジメントにみるソクラテス的な「問いかけ」の手法</a></strong>」を参照）。<br>
<br>
　<strong>「（4）知識分析」から戦略を導いた一例</strong><br>
<blockquote>　短期間にロスチャイルド家を成功に導いたのは、同家の最大の資産、すなわちその人的資源の最大利用にあった。ロスチャイルド家では4人の子供、ネイサン、ヤーコブ、アムシェル、サロモンが最大の資源だった。彼らの父親、あるいは母親が、この4人のそれぞれに対し、それぞれの才能や性格に最も適した機会、すなわちそれぞれが最大の貢献を行える機会を与えた。</blockquote>　やや特殊な例だけど興味深かったので引用。ロスチャイルド家は、4人の子どもの特性をうまく活かせば、ヨーロッパ主要都市の金融を押さえることができると考えたのだろう。「無骨で横柄に見える」ネイサンは、「作法など意に介さない攻撃的な金融家」があふれる「世界最大の競争的な金融中心地」であるロンドンに送り込まれた。「早くから策に長けており、政治的な戦略家」だったヤーコブは、「ヨーロッパ大陸最大の資本市場」でありながら、「革命、テロ、ナポレオンによる専制、王政の復古」と政変が頻繁に起こり、「最も策略に満ちた」パリを担当した。<br>
<br>
　2人とは対照的に「礼儀正しく、尊大なまでに威厳があり、かつ極めて忍耐強かった」サロモンは、ウィーンに行かされた。ウィーンでの仕事とは、「ハプスブルク家との取引」であった。そのハプスブルク家は「遅疑逡巡、優柔不断、儀礼と自尊」が特徴であり、サロモンにしか取引が務まらなかった。そして、「もともと金融の管理的な分野」を好み、「勤勉で誠実」だったアムシェルは、ロスチャイルド家の総支配人として、ロスチャイルド家の本拠地であるフランクフルトが割り当てられた。<br>
<br>
　さらに重要なことは、5人目の子どもであるカルマンに何の仕事も与えなかったことだ、とドラッカーは述べている。ヨーロッパにはまだハンブルクやアムステルダムなどの金融都市があり、アメリカも有望な成長市場だった。ところが、「少なくともロスチャイルド家の基準からは、カルマンには、必要とされる能力も勤勉さもなかった」という。<br>
<br>
　ドラッカーの戦略論はバランスがよいと感じるのは、これだけではない。戦略の基本は、外部の「機会」と内部の「強み」を調和させることである（ドラッカーも本書で頻繁に主張している）。その応用としてしばしば、SWOT分析のフレームワークを引き合いに出し、「脅威を機会に変える」、「弱みを強みに変える」ことの重要性が強調される。ただし、これは言葉で言うほど簡単ではなく、その具体的な方法を記載した戦略本はそれほど多くないように思える。その点、ドラッカーはこれについてもちゃんと事例を交えて説明を行っており、厚みのある戦略論となっている（第9～10章）。<br>
<br>
　<strong>脅威を機会に変える</strong><br>
<blockquote>　アメリカのデパートの多くは、初めのうち、ディスカウント店を不健全なものとして攻撃した。しかし、戦いに勝てないことが明らかになるや、自ら次々にディスカウント店を開いた。しかし結果は、そのほとんどがお粗末だった。デパートは、ディスカウント店の経営を知らなかった。ある大手のデパートチェーンだけは、まったく違う路線をとった。ディスカウント店を開きはしなかった。逆に、高級化した。あらゆる都市の店を大衆のための高級店に変えた。</blockquote><blockquote>　第2次世界大戦後、豊かになった大衆は、保険契約数こそ減らさなかったが、貯蓄のうち生保に回す割合を減らし始めた。この変化に重大な脅威を感じた生命保険会社の多くは、株式投資などの投資手段の危険性を警告する広報活動を展開した。だが、ある保険会社が、そこに機会を見いだした。この会社は、自ら投資信託会社を買収し、その投資信託と生命保険と一緒に売り出した。すなわち、顧客にバランスの取れた投資手段、セット物のマネープランを提供した。</blockquote><blockquote>　アメリカのある大手清涼飲料メーカーは、長年の間、低カロリー飲料は流行にすぎないと主張していた。しかし、実際には、マネジメントは、その種の飲料が自社のかなり高カロリーのブランド製品にとって、大きな脅威であると感じていた。ところが、ボトラーたちが低カロリー飲料をより多く扱うようになるにつれ、同社の清涼飲料も、ますます売れるようになっていた。すなわち、低カロリーのダイエット飲料は、市場を侵食するのではなく、昔からの清涼飲料のための市場もつくり出してくれていた。今日では、このメーカー自身が、低カロリー飲料を生産し、販促し、販売している。</blockquote>　3つの事例から言えることは、脅威を機会に変えるには、<strong>（1）棲み分ける（デパートの例）（※1）、（2）選択肢に加える（生保の例）、（3）補完財にする（清涼飲料メーカーの例）</strong>という3つの方法があるということである。（2）と（3）は脅威を自社に吸収するという点では共通しており、その違いが微妙であるが、（2）は脅威となる製品と既存製品の間にトレードオフの関係があり、顧客は好きな方を選択するのに対し、（3）は脅威となる製品が売れると、既存の製品もセットで売れるという関係がある。ドラッカーは、低カロリー製品が売れると高カロリー製品が売れる理由までは踏み込んで記述していないけれども、消費者には「カロリーは気になる。でも時々は高カロリーだが自分の口に合った飲物を飲みたい。ただ、それを飲んだ後は、カロリーを調整するために低カロリーの飲料を飲みたい」という心理がはたらいているのかもしれない（※2）。<br>
<br>
　<strong>弱みを強みに変える</strong><br>
<blockquote>　（アメリカのある中小自動車メーカーが設立したクレジット会社について、）顧客に自動車ローンを提供するためには、大都市すべてに支店を置かなければならない。しかし、中小自動車メーカーとしては、地方支店の管理費を賄えるほどのローンの仕事はない。高度に専門化したクレジット事業の管理に必要なコストを賄うためには、規模があまりに小さすぎた。そこでこのメーカーがとった問題の解決策が、ほかの中小の耐久消費財メーカーのクレジット業務を引き受けることだった。</blockquote><blockquote>　加工食品とホテルとケイタリングを事業とするある企業がある。この企業は、ホテルやレストランのための洗濯、加工食品の配送のためのトラック輸送など、いくつかの補助的活動を抱えている。それらの活動は、それぞれ高い水準で運営しなければならない。しかも、かなりの投資を必要とする。おまけに、ピーク時を賄えるようにしておかなければならない。しかしこの企業は、簡単な原則で問題を解決した。本業並みの知識や能力を必要とする洗濯やトラック輸送は、社外の顧客にもサービスを提供する独立した事業にした。</blockquote>　この2つの事例に共通するのは、本来の製品やサービスに付随するサービスの提供のために、過剰な経営資源を抱えていたという点である。アンバランスな経営資源は通常、弱みとして扱われる。選択と集中をよしとする戦略家であれば、収益性が低い付随業務のアウトソーシングを経営陣に提案したであろう。すなわち、自動車ローンのクレジット業務は大手自動車メーカーに委託し、洗濯やトラック輸送は洗濯や物流の専門業者に委託してしまえばよいというわけである。<br>
<br>
　ところが、<strong>弱みを強みに変える戦略では、過剰な経営資源を有効活用する方法を模索する</strong>。実は、安易なアウトソーシングには落とし穴がある。以前の記事「<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51752145.html">受賞論文からお気に入りをピックアップ（2009～2006年）－『マッキンゼー賞　経営の半世紀（DHBR2010年9月号）』</a></strong>」や「<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51776606.html">「よかれと思ってやったのに・・・」というマネジメントのパラドクス集（その1～3）</a></strong>」でも書いたように、一見ノンコアに見えるプロセスに継続的な改善を施すと、たとえそれがプロセス・イノベーションにもならないプロセス・インプルーブメントに過ぎないとしても、そこからプロダクト・イノベーションのアイデアが生まれることがあるのである。<br>
<br>
　今回の記事はだいぶ長くなってしまったが、前々回まで紹介してきた事業の「暫定的な診断」に比べると、ドラッカーが提唱する「戦略」の中身はかなり骨太であり、かつホログラフィックである（整理して理解するのに苦労したが、汗）。しかも、ドラッカーの戦略論はこれで終わりではない。まだ一度も触れていない第11章では、後の著書『イノベーションと起業家精神』につながるイノベーションの思想的原点が見て取れる。次回はこの点について述べてみたいと思う。<br>
<br>
<br>
（※1）脅威との棲み分けには一定のリスクがある。脅威が破壊的イノベーションである場合、脅威と棲み分ける、すなわちハイエンド市場へ移動すると、破壊的イノベーションを勢いづける格好の材料となってしまう。また、脅威が破壊的イノベーションでなくても、高級路線へのシフトはいくつかのリスクを負うことになる。つまり、所得水準も高いが要求水準も高い顧客を相手に、購買頻度が低い製品を販売しなければならないため、販売スタッフのサービス水準の向上や顧客リレーション管理、製品の在庫管理に相当の労力を割く必要が出てくる（以前の記事「<strong><a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51801623.html">【第2回】高級志向の顧客を狙う―ビジネスモデル変革のパターン</a></strong>」を参照）。<br>
<br>
（※2）余談だが、マクドナルドがここ数年「プレミアムローストコーヒー」を積極的に販売しているのは、てっきりスターバックスなどの脅威に対する対抗策だと思っていた。ところが、原田CEOによると、「コーヒーが売れれば、ビックマックが売れる」という関係があるそうだ。ビックマックは、特別な広告を打たなくても売れる「金のなる木」だという。その金のなる木にもっと金を実らせるために、コーヒーに注力しているわけである。これは脅威を自社に取り込んで、補完財にした例と言えるのではないだろうか？<br>
<br>
<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023310166/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51fBlV1gu6L._SL160_.jpg" border="0" alt="勝ち続ける経営　日本マクドナルド原田泳幸の経営改革論" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023310166/managefronti-22/" target="_blank">勝ち続ける経営　日本マクドナルド原田泳幸の経営改革論</a><br />原田泳幸 <br /><br />朝日新聞出版  2011-12-07<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023310166/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table>
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51946764" width="1" height="1" />
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</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51946759.html">
<title>【ドラッカー再訪】ドラッカーの「戦略」を紐解く（3）～一般的な戦略策定プロセスに沿って整理―『創造する経営者』</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51946759.html</link>
<description>創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)ピーター・F・ドラッカー 上田 惇生 ダイヤモンド社  2007-05-18Amazonで詳しく見るby G-Tools
　前回までは、ドラッカーが事業の「暫定的な診断」と呼ぶ、事業の現状把握のための2つの方法、すなわち「（1）業績をもたらす領域、利益、...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-04-26T00:01:49+09:00</dc:date>
<dc:subject>【連載モノ】：ドラッカー再訪</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41Exx05qzAL._SL160_.jpg" border="0" alt="創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top">創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)</a><br />ピーター・F・ドラッカー 上田 惇生 <br /><br />ダイヤモンド社  2007-05-18<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478000565/managefronti-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></td></tr></table><br>
　前回までは、ドラッカーが事業の「暫定的な診断」と呼ぶ、事業の現状把握のための2つの方法、すなわち「（1）業績をもたらす領域、利益、資源についての分析」と「（2）コストセンターとコスト構造についての分析」について述べた。今回からは残りの2つである「（3）マーケティング分析」と「（4）知識分析」について整理してみたいと思う。<br>
<br>
　前回の記事の最後で、「暫定的な診断」はどちらかと言うと業績改善のための方法であり、戦略観があまり感じられないと書いた。戦略策定と関連するのは、むしろ「（3）マーケティング分析」と「（4）知識分析」の方である。以下に、よくある戦略策定プロセスを掲載したが（パワポで書くのが面倒だったので、手書きの図にしてしまった点はご容赦ください）、（3）は市場や競合を俯瞰する外部環境分析に相当し、（4）は自社の経営資源の強み・弱みを洗い出す内部環境分析にあたる。ドラッカーは、経営資源の中でも、「知識」がとりわけ重要な競争優位の源泉になるとしているが、これは後にゲイリー・ハメル＆C・K・プラハラードがまとめた「コア・コンピタンス」に通じる考え方である。<br>
<br>
<a href="http://livedoor.blogimg.jp/neverendingtrip/imgs/f/9/f9aa65ca.bmp" title="戦略策定プロセス" target="_blank"><img src="http://livedoor.blogimg.jp/neverendingtrip/imgs/f/9/f9aa65ca-s.bmp" width="550" height="290" border="0" alt="戦略策定プロセス" hspace="5" class="pict" align="left"  /></a><br clear="all" /><br>
　上図について少し補足すると、上図では戦略（戦略コンセプト）とビジネスモデルを区別している。戦略とは、「どのターゲット顧客に（＝Who）、どのような顧客価値を（＝What）、どのようにして（＝How）提供するか？（自社の組織能力をどう活用し、どうやって競合との差別化を図るのか？）」という基本構想であり、ビジネスモデルはその構想を実現する仕組みを意味する（過去の記事「<a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51879126.html"><strong>戦略とビジネスモデルの違いが解る特集―『ビジネスモデル 構想と決断（DHBR2011年8月号）』</strong></a>」を参照）。<br>
<br>
　より具体的に言えば、業界全体のバリューチェーンの枠組みに従って、自社が担当するプロセスと、外部プレイヤーである仕入先、販売先などが担当するプロセスを整理し、自社、外部プレイヤー、顧客の間でお金がどのように流れるのか？自社はどうやって売上と利益を上げるのか？を可視化するものである。<br>
<br>
　もっと完成度の高いビジネスモデルは、プレイヤー間のお金の流れだけでなく、ヒト、モノ、情報、知識といった経営資源の流れをも明らかにする。簡単な例を挙げると、Amazonのビジネスモデルでは、購買履歴”情報”が顧客からAmazonに流れ、Amazonがそれを高度な統計技法で分析して”知識”に転換し、その知識に基づき顧客におすすめ製品”情報”を提供して、継続購買を促す仕組みになっている（顧客が継続購買をすれば、Amazonはまた新しい購買履歴”情報”を入手し、自社の”知識”がさらに高度化する、という正のフィードバックループもはたらいている）。（ビジネスモデルに関しては、以前の連載モノ「<a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51772231.html"><strong>【シリーズ】ビジネスモデル変革のパターン（全20回予定）</strong></a>」も参照）<br>
<br>
　ビジネスモデルをデザインした後は、モデルを有効に機能させるために必要な経営資源の量と質を明確にする。これが現有リソースのFit&Gap分析である。その分析結果を基に、経営資源のギャップをどのように埋めるのかを検討しなければならない。例えば、先進的な技術や特許、顧客価値の形成に欠かせない新製品やサービス、営業・販売上の重要な情報や販売網などを獲得するにあたって、R＆Dや人材育成への追加投資による内部調達を選択するのか？それとも、買収や提携という手段に出るのか？（提携にしても、業務提携と資本提携のどちらを選択するのか？）を決定する。ドラッカーは本書で、ビジネスモデルについては言及していない（ドラッカーは「戦略」は世に知らしめたが、「ビジネスモデル」という概念までは提唱しなかった）ものの、買収に関しては第13章で解説している。<br>
<br>
　これらのリソース調達・強化方法が戦略的打ち手、あるいは戦術という名前で、各部門で実施すべき施策に落とし込まれる。そして、施策の実行スケジュールを引き、実行責任者を特定し、さらに施策の成果を測定する指標（KPI）を設定する。戦略を画鋲に終わらせないためには、スケジュールの作成と成果管理指標の設定まできっちりと行うことが肝要である。この点は、本書の第14章で強調されている。<br>
<br>
　（続く）<br>
<br>
<font color="blue">《2012年5月16日追記》<br>
　この記事を書いた後で思ったのだが、図中の「外部／内部環境分析」は「外部／内部環境の『認識』」と改めた方がいいのかもしれない（図の修正が面倒なので後回しになっているが、汗）。ドラッカーも本書の中で「分析」という言葉を多用しているけれども、「分析」という言葉は、分析の方法や切り口が客観的にきっちりと決まっていて、誰がやっても同じ結論が出るような印象を与える。<br>
　<br>
　ところが、こうした客観的な分析から導かれる戦略コンセプトは、得てして誰でも思いつくような凡庸なものに落ち着いてしまう傾向がある。競合と差別化された戦略を導くには、社内の戦略立案スタッフやコンサルタントが編集したデータや情報を使うだけでなく、既存の顧客や潜在顧客と直に接し、また各部門の現場に赴いて、「多少歪んだレンズ」で現実をじっくりと観察した方がいいのかもしれない。<br>
<br>
　そうした「主観的な知覚」が、他の人たちには見えていない市場のチャンスや自社の強みの発見につながる可能性がある。特に、イノベーティブな戦略を導くには、このような主観的な環境認識が重要になると思う（以前の記事「<strong><a href="management-frontier.livedoor.biz/archives/51678464.html">リーダーが帰納的に課題を設定するとはどういうことか？</a></strong>」）。その意味で、環境の「分析」ではなく、環境の「認識」という言葉の方がふさわしいだろう。<br>
<br>
　もちろん、こうした主観的な環境認識にはリスクもある。イノベーティブな戦略家は、特定かつ少数の事実を一般化して、事業機会があると思い込む危険性がある（例えば、自分の友人のうち、数人が「こんなサービスが欲しい」と言っただけで、そのサービスが事業として成り立つと思い込んでしまう、など）。とはいえ、結局のところイノベーションは、「どれが当たるのかはやってみないと解らない」という性質から逃れられない。一説によると、1つのイノベーションを起こすには3,000のアイデアが必要だという。だから、「多少歪んだレンズ」を持った戦略家が集まって、戦略コンセプトのアイデアを量産することが重要なのかもしれない。<br>
<br>
　なお、「戦略コンセプトの策定」と「ビジネスモデルのデザイン」の間には、「戦略目標の設定」というプロセスが必要である（これは完全に書き忘れた、大汗）。戦略目標の例は、「市場シェア○○％」、「新製品の売上○○億円」、「新規顧客獲得数○○人」などである。こうした目標がないと、ビジネスモデルを描くにあたって、どのくらいの生産体制や販売チャネルが必要になるのか？何社ぐらいの仕入先を開拓しなければならないのか？などといった規模感を算出することができない。</font>
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51946759" width="1" height="1" />
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</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948063.html">
<title>Mr.Children「祈り～涙の軌道」コード</title>
<link>http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948063.html</link>
<description>祈り ~涙の軌道 / End of the day / piecesMr.Children TOY'S FACTORY Inc.  2012-04-18Amazonで詳しく見るby G-Tools
Capo2, Original Code:D

イントロ
FM7 G | Em7 Am | Dm7 G7 | G7 |

Aメロ
C GonB | F C GonB | Am Em7 | Dm7 D7 G G7 |
C GonB | F C GonB | Am...</description>
<dc:creator>neverendingtrip</dc:creator>
<dc:date>2012-04-25T12:01:48+09:00</dc:date>
<dc:subject>Mr.Children</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<table width="550px" border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q96QQ/managefronti-22/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61VV9addGxL._SL160_.jpg" border="0" alt="祈り ~涙の軌道 / End of the day / pieces" /></a></td><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q96QQ/managefronti-22/" target="_blank">祈り ~涙の軌道 / End of the day / pieces</a><br />Mr.Children <br /><br />TOY'S FACTORY Inc.  2012-04-18<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0070Q96QQ/managefronti-22/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a>by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br>
Capo2, Original Code:D<br>
<br>
イントロ<br>
FM7 G | Em7 Am | Dm7 G7 | G7 |<br>
<br>
Aメロ<br>
C GonB | F C GonB | Am Em7 | Dm7 D7 G G7 |<br>
C GonB | F C GonB | Am Em7 | Dm7 G7 | C |<br>
<br>
Bメロ<br>
FM7 G | Em7 Am | Dm7 E7 | Am C7 |<br>
FM7 G | E7 Am | Dm7 Dm7onC | G | G |<br>
<br>
サビ<br>
C E7 | Am Am7onG | FM7 | Dm7onG G |<br>
C E7 | Am Am7onG D7onF# | Dm7 Em7 | F G | C | <br>
<br>
間奏<br>
FM7 G | Em7 Am Am7onG | Dm7 G7 | C G7 |<br>
<br>
（Aメロ、Bメロ、サビ繰り返し）<br>
<br>
Cメロ<br>
B♭m | ConD | Gm7 C7 | Fm |<br>
B♭M7 E♭M7 | A♭M7 D♭M7 | Gm7 | C7sus4 C7 |<br>
<br>
間奏<br>
FM7 G | Em7 Am | Am |<br>
<br>
Bメロ<br>
FM7 G | Em7 Am | Am |<br>
Dm7 Dm7onC | G | G G# |<br>
<br>
----------ここからCapo3----------<br>
サビ<br>
C E7 | Am Am7onG | FM7 | Dm7onG G |<br>
C E7 | Am Am7onG D7onF# | Dm7 Em7 | F G | Am |<br>
Dm7 Em7 | F G |<br>
<br>
アウトロ<br>
FM7 G | Em7 Am Am7onG | Dm7 G | Csus4 C |<br>
FM7 G | Em7 Am Am7onG | Dm7 G7 | C9<br>
<br>
（※）歌詞は載せていません。耳コピなのでところどころ間違っているかも（特にCメロは怪しい…）。<br>
<br>
　<a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948069.html"><strong>Mr.Children「End of the day」コード</strong></a><br>
　<a href="http://management-frontier.livedoor.biz/archives/51948076.html"><strong>Mr.Children「pieces」コード</strong></a>
<img src="http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=535517&name=neverendingtrip&pid=51948063" width="1" height="1" />
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</content:encoded>
</item>

</rdf:RDF>

