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January 20, 2006

ライブドア事件について思うこと〜ワイドショーのコメンテーターに喝!

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 ライブドア事件に関しては、自民党の陰謀説(強制捜査がヒューザー小嶋社長の証人喚問と同日であったことから、自民党に不利な証人喚問の記事を小さくするために同じ日に強制捜査を行った)とか、広島6区の「あの人」の陰謀説(堀江氏に二度と広島6区で立候補されないように、「あの人」がライブドアのあら探しをさせた)など様々な憶測がネット上で飛び交っているようです。誰の陰謀であるかはともかく、上場企業の粉飾決算が事実であるならばやはり問題なので、真相解明が望まれるところです。

 マスコミは陰謀説を持ち出すことこそないものの、ここぞとばかりに鼻息荒くいろいろと捲くし立てています。しかし、まあ言いたい放題です。私はテレビにカフェのバックミュージックのような役割を与えているので、ブログを書いたり料理を作ったりしながらニュースを耳に入れているのですが、時にコメンテーターの頓珍漢なコメントに唖然とさせられます。特に昼間のワイドショーは酷い。感情論でモノを言うわ論点を摩り替えて自分の知識のひけらかしをするわ…

 「ライブドア事件の背後には東証の時代錯誤がある。デイトレーダーがこれだけ増えてきているのに東証はシステム増強を怠った。」とコメントされた時には、星一徹がちゃぶ台をひっくり返すがごとくテレビをひっくり返してやろうかと思いました。なんだそりゃ?東証がシステム増強を図っていたらライブドアのような企業は出てこなかったとでも言いたいのか?

 仮に約定件数1000万件を処理できる完璧なシステムがあったとします。デイトレーダーは大喜び。増加するデイトレーダーに目をつけて、ライブドアのように大規模な株式分割を行う企業が出てくる。その中から不正を働いて株価を吊り上げようとする輩が出てくる。これがオチじゃないですか。システム増強したって株価吊り上げは防げませんよ。東証システムの処理能力は次元が違う問題です。

 メディアの悪いところは、こういった変なコメントを垂れ流しにしてしまうところにもあります。どんなに名のある人や優秀な人が出演していても、人間ですからたまには間違ったことや論理崩壊したようなことを言うこともあるでしょう。一人で番組をやっているわけではないのですから、何かおかしな発言に気付いたら周りの人が突っ込むなり質問するなり是正するなりのフォローを施さないと。もっとも、変なコメントに気付かない人ばかりだったら論外ですが。いずれにしろ、有害物質の垂れ流しはよくありません。

 だいたい、同じコメンテーターがあらゆる分野の問題・報道に関してコメントをするという番組の構成にも無理があると感じているのは私だけではないはずです。人には専門分野というものがあるのですから。専門以外のこともあれこれと語るのは、度を越えれば無責任な行為ともなりかねません。

 ライブドア事件の核心は、ライブドアのコーポレートガバナンスや内部統制がどうであったか、監査法人の監査機能がどうなっていたのか、有価証券報告書をチェックする東証の機能はどうであったかといった点に尽きると思います。
June 22, 2005

腹立たしいニュース〜新入社員意識:5人に1人が就職活動の「負け組」と認識

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 見ていて非常に腹立たしかったニュース…

  新入社員意識:5人に1人が就職活動の「負け組」と認識(朝日新聞)

 私はてっきり、調査結果で「就職活動の結果に満足している」と答えた人を「勝ち組」、「就職活動の結果に不満足だった」と答えた人を「負け組」と言い換えて朝日新聞が記事を書いているのかと思ったが、そうではなかった。調査を行った財団法人社会経済生産性本部がHP上で公表している調査結果の概要を見ると、はっきりと「あなたは就職活動において『勝ち組』と思うか、それとも『負け組』と思うか」と質問していたようである。

  平成17年度新入社員「働くことの意識」調査の主要結果(財団法人社会経済生産性本部)

 悲しい、悲しすぎる。この質問は今年限りのものであったようだが、それにしても悲しい。とうとう日本人はこんなことまで『勝ち組』『負け組』と分けて呼ぶようになってしまった。何でも「勝ち負け」で判断するのはあまりに貧弱な発想だ。

 企業の勝ち負けならある。少なくとも「負け」は明確に定義できる。倒産して市場から退出を余儀なくされた企業は「負け」である。挽回不可能であるから「負け」といえる。「勝ち負け」は確定した事実に対してしか用いることができない。スポーツの勝敗はそうやって決まるではないか。

 個人に「勝ち負け」は当てはまらない。新入社員の何が「負け」なのか。「負けた」新入社員は、いったいどこから退出させられたというのか。はっきり言って新入社員はまだ何もしていない。スタートラインに立っただけである。それだけのことだ。あとは本人がどうするかの問題だ。『勝ち組』『負け組』という変なレッテルを簡単に使わないで欲しい。

 今日は感情論で書いてみました。