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September 12, 2011

ミスチル桜井さんとのカラオケ対決は入れてほしかった・・・(涙)―『桑田佳祐の音楽寅さん』(DVD)

拍手してくれたら嬉しいな⇒
桑田佳祐
アミューズソフトエンタテインメント
2010-03-31
posted by Amazon360

 ずっと欲しいなぁ〜と思っていた『音楽寅さん〜MUSIC TIGER〜』のDVD。ちょっと高いので、買うのをためらっていたんだけど、思い切って買っちゃった。毎週月曜日23:00からのレギュラー放送を楽しみにしていた頃を思い出すなぁ。あれからもう2年経つんだね。

 著作権上の問題で、一部カットされているとは聞いていたが、やっぱり「空耳アベーロード」(=ビートルズの名盤『アビーロード』を、政治風刺の替え歌にしたもの)はカットされてしまったか。DISC1のチャプターで「空耳アビーロード」の文字を見た瞬間、「おっ、ひょっとしたら?」と期待したけれど、映像がバッサリ切られていて涙目・・・。

 でも、「声に出して歌いたい日本文学」、「『フォーク軒』でフォークソング特集」、「恋の花咲く銀座スペシャル」は観ることができたから、まあまあ満足。「声に出して歌いたい日本文学」は、与謝野晶子「みだれ髪」や太宰治「人間失格」など、明治の文学作品にメロディーをつけるという企画で、桑田さんの天才っぷりが解る。

 これはねぇ、一度聞いたら本当にビックリすると自信を持って言えるよ。「みだれ髪」のような短歌であれば、文字数が決まっているからメロディーも乗せやすいけれど、小林多喜二の「蟹工船」や芥川龍之介の「蜘蛛の糸」など、普通の小説にもメロディーをつけてしまうあたりは、「桑田さん、さすがです!参りました!!」としか言いようがない。楽曲だけなら、桑田さんのシングル『君にサヨナラを』のカップリングにも収録されているので、是非聞いてみてほしい!(しかも18分という大作)

桑田佳祐
Vicctor Entertainment =music=
2009-12-09
posted by Amazon360

 「『フォーク軒』でフォークソング特集」と「恋の花咲く銀座スペシャル」は、単純にコントが面白いという理由で気に入っている企画。特に「『フォーク軒』・・・」は、桑田さんの強引で意味不明な曲紹介に、ユースケ・サンタマリアさんがいい加減なアドリブで絡んでいき、そこになぜか小倉久寛さんが昭和のノリで味を加えるという、シュールと紙一重のラインをずっと渡り歩く独特の世界観が存在している。これが、音楽寅さんらしいコントなんだな(放送後に解ったけれど、小倉久寛さんは桑田さんと同じアミューズの所属だから、この企画に出演したんだろうね)。

 音楽寅さんの第2期全体を通じていささか残念だったのは、ユースケさんが後半からドラマの撮影で忙しくなっちゃって、桑田さんとの絡みがどんどん少なくなってしまったことかなぁ(「悩める人に届けたい歌スペシャル」の中でも、ユースケさん自身もその点を嘆いていた)。だから、第1期に比べると、2人で番組をやっている印象がやや薄いんだよねぇ・・・。

 でも、その第1期のダイジェストが、特典映像としてDVDまるまる1枚分入っているのが嬉しい。第1期なんて、私が大学1年生の時に見ていたからね。「網走刑務所慰問ライブ」とか懐かしかったなぁ。ライブ中、受刑者は拍手をすることしか許されておらず、歓声を送ったり、笑ったりすることもNGのはずなんだけど、桑田さんとユースケさんがどうにか笑わそうとするものだから、何とも意地悪だよなぁ。

 音楽寅さん全般に当てはまることだが、2人がこういうギリギリのラインを行くから、観ている方にも若干の緊張感が常にあって、そこが普通のバラエティとは違う笑いのツボを刺激するんだろうね。桑田さんの「娑婆はいいぞぉ〜」なんて、刑務所内で絶対言っちゃダメでしょ(笑)。終始そんな感じだから、ライブ終了後には、普通に歓声とか飛んでいたし。あれは網走刑務所としてOKだったのだろうか??(でも、石嶺聡子さんの「花」を歌うところは、普通に感動したよ)

 「沢口靖子さんと鎌倉デート」とか、「小川直也さんへの応援歌」とかも懐かしかった。でも、欲を言えば、記事タイトルにも書いたように、「桜井さんとのカラオケ対決」も入れてほしかった(涙)。学生時代にはこの企画を録画して、何回も観ていた記憶がある。ボクシングのリング上で、桑田さんと桜井さんが自分の持ち歌以外の歌で勝負するんだよ。だから、桑田さんが「innocent world」を歌い、桜井さんが「みんなのうた」を歌ったりするわけ。会場の盛り上がり方が半端じゃないのさ。

 カラオケ対決自体は桜井さんの勝利で終わるんだけど、ユースケさんがいきなりマイクを取り上げて、「本当の勝者はオレだ!」と訳の解らないことを言い、観客からは「帰れコール」の大ブーイングを受けてしまう(ユースケさんは、「本当に心が少し傷ついた」とボヤいていた)。そんなブーイングにもめげず、ユースケさんが「2人にこの曲を歌ってほしい」とカラオケのリモコンを操作すると、あの名曲「奇跡の地球」が流れてくるんだよ。Mステぐらいでしか披露したことがない「奇跡の地球」を最後に2人で歌って終わるという、今となってはもう二度と実現しないであろう伝説の企画がこのカラオケ対決だった。だからこそ、入れてほしかったなぁ〜。

 (シングルの「奇跡の地球」に関しては、今では新品の入手が困難。ただ、桑田さんのソロアルバム『TOP OF THE POPS』のDISC2・10曲目には収録されている)

桑田佳祐
ビクターエンタテインメント
2002-11-27
posted by Amazon360

DISC1
 #1 「桑田佳祐追悼特別番組」
 #2 「番組の新テーマ曲を作る」
 #3 「空耳アビーロード」(※チャプターのみで中身はありません)
 #4 「一日遅れの母の日スペシャル」
 #5・6 「『フォーク軒』でフォークソング特集」

DISC2
 #7 「アンプラグドLIVE殺人事件 〜ドラマの中の二人〜」
 #8・9 「寅さんの大阪案内」
 #10 「トラジェクトX 〜知られざる性春時代〜」

DISC3
 #11 「寅さんが選んだ21世紀ベストソング20」
 #12 「夢のような企画」
 #13・14 「海の日記念スペシャルライブ」

DISC4
 #15 「声に出して歌いたい日本文学」
 #16 「避暑地の鎮魂歌〜軽井沢スペシャル〜」
 #17 「悩める人に届けたい歌スペシャル」
 #18 「恋の花咲く銀座スペシャル」

DISC5
 #19 「山中湖ライブスペシャル」
 #20 「日本ウッドストック会議」
 #21 「最終回・寅さんは永遠に不滅ですスペシャル」

DISC6
 (1)第1期(2000年10月〜2001年3月)の名場面集
  ・渋谷駅前ゲリラライブ
  ・茅ヶ崎ライブの恩返し(小川直也応援歌)
  ・唱歌・童謡にサビをつける
  ・70年代フォークソング特集
  ・寅さん、沢口靖子と鎌倉デート
  ・網走刑務所慰問ライブ
  ・美空ひばり特集
  ・音楽寅さんplus ONE(第1期は初めから全24回と決まっていたが、番組の評判がよかったので、レギュラー放送終了直後に、全24回の放送をダイジェストで振り返る企画が「音楽寅さんplus ONE」という名前で1回追加された)

 (2)サザンオールスターズスペシャルライブ in 建長寺(2003年のライブ。約45分のエディットver)
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