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August 15, 2011

水曜どうでしょうDVD第15弾『アメリカ合衆国横断』をゲット

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 遅まきながら、今年の春にリリースされた水曜どうでしょうのDVD第15弾『アメリカ合衆国横断3,750マイル』をゲット。エルビス・プレスリーに扮した大泉さんが歌っていますねぇ〜

1_水曜どうでしょう『アメリカ合衆国横断』DVD

 開くとこんな感じ。シルクの服かと思いきや、素材に「メタリック」(金属)が25%も含まれ、「仏壇」と呼ばれた衣装がどーんと登場。「金属が刺さってきてるんだもん。直で俺にさぁ」 もちろん、本編では「ここぞ」という時のフォント=大髭書体でバキッと書かれていますよー。

2_水曜どうでしょう『アメリカ合衆国横断』DVD

 今回のDVD特典は、大泉さんの「詫び状」。これを特典に持ってくるかぁ。ラスベガスのカジノで、ディレクターが儲けた174ドルを大泉さんが半ば強引に借りて、倍返しを狙ってカジノに挑戦したものの、見事に撃沈。たったの3ドルまで減ってしまい、せめてもの償いの気持ちとして、机の上に置いたお札の下にひっそりと忍ばせていたのがこの「詫び状」。

3_水曜どうでしょう『アメリカ合衆国横断』DVD

 ネタバレになるけれど、一時は本当に400ドルまで増やしたらしい。ただ、こうなると人間は欲が出てくるんだな。そのうえ、大泉さんもタレントだから、ここまで来たらチマチマと勝負をしてもつまらないのは解っているわけで、でっかく儲けるか、潔く散るかのどちらかしかない。手持ちの400ドルを、1枚100ドルのコイン4枚に変えて、スロットに4回チャレンジ。一か八かの大勝負は大失敗に終わり、一瞬で400ドルがパーに・・・

 この時点で残りは4ドルなのだが、部屋に帰ってから歯ブラシがないことに気づいた大泉さんは、ホテルのスタッフにお願いして、歯ブラシを部屋まで届けてもらった。そのスタッフにチップをはずんで1ドル渡したため、最終的に3ドルになったというわけ。

 しかしこの特典、油断したら間違ってゴミと一緒に捨ててしまいそうだよ〜。DVD第12弾では、「シェフ大泉」がアラスカで書いたメニューを再現した紙が特典として入っており、さらにその裏面には、シェフ大泉が毎晩作った お見舞いした料理のレシピを書き起こすという凝りっぷりだったのに、それに比べると今回のは・・・(笑)。とはいえ、紙の切れ端をよく見ると、右側は紙を破った後のギザギザが忠実に再現されている。こういう”どうでもいいところ”にこだわるのが、いかにもどうでしょうらしいなぁ。捨てないように気をつけようっと。

 DVDのシークレット映像として恒例になっている「副音声の収録風景」の出し方は、いつものごとく公式ページの「ウラ話ページ」に載っている。「『たけしの挑戦状』か、これは!?」と思うぐらい訳の解らない出し方ではなく、今回は割とあっさり出せるようになっていた。

 DVD第15弾「アメリカ合衆国横断」のシークレットの出し方教えます|水曜どうでしょう 番組スタッフからのメッセージ

 上のページでは、DISC1が「大泉編」、DISC2が「ミスター編」となっているけれども、実際は逆なのでご注意を(DISC1が「ミスター編」、DISC2が「大泉編」)。大泉さんは、副音声の収録時に「ウイルス性腸炎」を患っていたそうで、いつものDVDに比べると若干テンションが低くなっちゃっている。副音声収録中の大泉さんはマスクをしているし、顔が熱でむくんでいるのがよく解る。どうでもいいけど、女優の原田知世さんは、「小林製薬の糸ようじ」のモノマネが大好きだと、副音声の中で大泉さんが明かしています。

 ちなみに、副音声で藤村Dが話していたのだが、2010年のオリコンDVDランキングで、水曜どうでしょうのDVD第13弾『日本全国絵ハガキの旅/シェフ大泉 車内でクリスマス・パーティー/東北2泊3日生き地獄ツアー』と、第14弾『クイズ試験に出るどうでしょう/四国八十八カ所/釣りバカ対決氷上わかさぎ釣り対決』が、バラエティ部門で1位、2位を独占したそうだ(※)。

 もう12年も前のバラエティーが、『人志松本のすべらない話』や『アメトーーク』を押さえて1位・2位になることがすごいよな。しかも、Amazonや通常のDVDショップなどでは全く売られておらず、HTBのオンラインショップかローソンでしか手に入れられないのに。どうでしょうがいつまでも古くならないのには、いくつか思い当たる要因がある。

 ・特に目新しい企画をやっていない(嬉野DがDVD第1弾『原付ベトナム縦断1,800km』で指摘)。「旅行」という基本路線があって、その上に早食いとか衣装の小ネタ、モノマネやダジャレといった、お笑いの”定番”を盛り込んでいるだけ。
 ・その当時の流行を番組に取り込んでいない。むしろ、大泉さんがなぜだか「そんなの誰も知らねーよ!」という昭和の曲や番組にやけに詳しくて(小林旭、藤沢周平、和製カントリー「♪ワゴーン」、ジョン&パンチ、Gメン'75など)、最初の放送時点ですでに古い情報を多用している。だから、10年たっても古くなった感じがしない。
 ・旬のタレントを起用していない(というかずっと4人だし、たまに安田さんをはじめ、チームナックスのメンバーが加わるぐらい)。消えたタレントが映っているDVDは、やはり売り手としても売りづらい。

などなど。どうでしょうについては、マネジメントの観点から見ても面白い発見があるので、その辺りは後日ということで。

(※)「2010年オリコン年間ランキングDVDトップ50 26位〜50位」を見ると、33位に『日本全国絵ハガキの旅/シェフ大泉 車内でクリスマス・パーティー/東北2泊3日生き地獄ツアー』(推定売上枚数89,608枚)、34位に『クイズ試験に出るどうでしょう/四国八十八カ所/釣りバカ対決氷上わかさぎ釣り対決』(同88,925枚)がランクインしている。32位までは全てアーティストのDVDなので、バラエティに限れば第1位、第2位ということになる。
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