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   新ブログ 谷藤友彦ー本と飯と中小企業診断士
March 19, 2011

被災地の皆様へのお見舞いとブログの継続更新のお知らせ

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 3月11日(金)の大震災発生から約1週間が経ちました。改めて被災地域の皆様へお見舞い申し上げるとともに、震災でお亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。

 ブロガーの中には、更新を自粛されている方もいらっしゃるようですが、私自身は今週も通常通りブログの更新を続けております。というか、それぐらいしか私にはできない。普段通りの生活・仕事のペースを保つこと、それが今の私にできることです。

 震災の直後には、日本人の冷静な対応や規律ある行動に、海外からたくさんの賞賛が集まりました。ただ、本当の正念場はこれから1ヶ月ほどの間ではないでしょうか?計画停電がいつまで続くのか解らない不安、原発事故で放射能が首都圏にも拡散するかもしれないという恐怖、政府の対応に対する苛立ち・・・そういった負の感情が積み重なっていくと、やがて周りのことよりも我欲(こんな言葉を使った首長がいましたね)の方が先行しかねません。

 現に、食料供給が途絶えそうだという確たる情報がないのに買占めが起きたり、オイルショックの再来かというぐらいトイレットペーパーが品切れを起こしたりと、パニックの予兆とも言える現象は起きています。今の日本は全体的に「モノ余り社会」なので、被災地から離れた地域で生活物資に関して心配することなど何一つないんです。スーパー全体をよく見渡してごらんなさいよ。野菜とか肉とか菓子とかいっぱい余っているでしょう?

 だから、もう一回ここで冷静になろう。一番大変なのは被災地の皆さんであり、被曝の危険を犯して現場で作業をしている東京電力の社員の皆さん。我々まで一緒になってテンパってどうするんだい?余計に混乱が大きくなるだけ。我々は普通と同じように暮らしていけばいい。本当にそうなんです。もちろん、節電とかできる範囲のことは協力しつつ、そして被災地の方々の心の痛みを感じつつ、ね。

 昔、イギリスの探検家アーネスト・シャクルトンがエンデュアランス号で南極大陸横断を目指しましたが、大陸付近で船が座礁してしまいました。シャクルトンは、いつ救助が来るかも解らない状況に怯える隊員たちに対して、ある命令を下しました。それは、「毎日決まった仕事をすること」。こんな大変な時に何を呑気なことを?と言いたいところですが、シャクルトンは掃除担当、料理担当、周辺の地形調査担当など、様々なタスクを各メンバーに割り当てていきました。

 とにかく仕事をすること、仕事をしていれば、その間は恐怖を忘れることができる。逆に、何もしない方がストレスになる。シャクルトンの狙いはそこにありました。シャクルトンらの漂流生活は何と1年8ヶ月にも及んだにも関わらず、誰一人として犠牲者を出しませんでした。今の我々に必要なことは、このエピソードに現れているのではないでしょうか?だから、私はこれからもいつも通りブログを更新していきますよ。
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