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June 05, 2006

【ミニ書評】佐藤一子著『生涯学習と社会参加―おとなが学ぶことの意味』

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生涯学習と社会参加―おとなが学ぶことの意味生涯学習と社会参加―おとなが学ぶことの意味
佐藤 一子

東京大学出版会 1998-10

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 佐藤一子著。生涯学習のテキストであるが、内容が濃い。前半では、生涯学習をめぐる歴史的動向を、国際的な視点と国内の視点の双方から論じている。国際的な視点からは、過去のユネスコ国際成人教育会議の取り組みを振り返りながら、生涯学習という概念が成人教育、リカレント教育、民衆教育、コミュニティ教育などとの関係の中でどのように形成されてきたかを紐解いていく。また、国内の視点からは、戦後の社会教育行政との関係や、90年代の生涯学習振興政策の批判的分析を通じて、日本の生涯学習の姿を明らかにしている。

 後半では、生涯学習・生涯教育の組織的な主体として、学校、社会教育施設、NPO団体の3つに注目し、多くの事例をふまえながら、これまでの成果と今後の課題について議論を展開する。
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