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May 12, 2006

続・マネジメントとはそもそも何か?

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 マネジメントとはそもそも何か?という記事で、マネジメントを構成する要素について書きましたが、それ以来再考して、もう少し解りやすい図にまとめてみました。

マネジメントの体系
(別ウィンドウが開いた後、画像の右下にカーソルを合わせると、拡大表示ボタンが現れます。そのボタンをクリックすると、画像がきれいに見えます。)


 中心にあるのは「理念・ビジョン」です。理念やビジョンは、組織の究極的な姿を表現するもので、組織の長期的な道標となります。同時に、過去の偉大な起業家が魅力的な理念やビジョンを掲げて起業した例からも解るように、理念やビジョンは組織の原点でもあります。

 第1層は、組織の競争優位を確立する機能です。「戦略」は組織の競争力を高めます。「マーケティング」は今日の主力製品・サービスを今日の主要な顧客に提供することで、今日の利益を生み出します。これに対して、「イノベーション」は明日の製品・サービスを生み出し、明日の顧客を創造します。

 第2層は、資源の需給を合致させる機能です。「人材マネジメント」「財務・会計」は、ヒト、カネ(+モノ)という資源に対応しています。「情報・知識」は、近年その重要性を増している資源です。また、しばしば忘れられてしまいますが、時間も貴重な資源(時間は、万人にとって平等な資源であり、かつ、絶対に増やすことができないという点において、他の資源と決定的に異なる)であるため、「タイムマネジメント」をこの層に付け加える必要があります。最後に、「組織」は仕事・職務と資源とを結びつけるための構造です。

 第3層は、実行に関わる機能です。「意思決定」は、数ある選択肢の中から、何をするのか、あるいは何をしないのかを決めるもので、実行の方向性を決定づけます。「リーダーシップ」は、組織の構成員のベクトルを同じ方向に向けさせる働きを持ちます。「コミュニケーション」は、構成員間の情報(ここでいう情報は、必ずしも文字データだけを意味しない。例えば、複数構成員の協業により同質の経験を共有することも、重要なコミュニケーションに該当する)のやり取りを考察します。「生産性」は、高い成果を上げるためのより効果的な方法を追究します。「評価とフィードバック」は、これまでの活動を総点検し、成功と失敗を明確にするとともに、次はどうすべきかを決定する機能です。

 第4層は、組織の持続的、長期的な発展をもたらすための機能です。「組織学習」は、組織がゴーイング・コンサーン(永続的事業体)となるのに必要な知識や能力を組織的に獲得する活動です。「成長と変化」では、組織を取り巻く環境がめまぐるしく変動する中で、組織が望ましい成長を遂げ、変化に適応し、さらに自ら変化を起こすためには何をすべきかを問います。

 最後は、組織の責任に関する機能です。組織が社会の一市民たりうるために求められる「ガバナンス」と「社会的責任」を明らかにします。
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