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May 22, 2006
上原春男の名言
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「社会が進歩、発達すればするほど複雑さが増します。世の中の動きを支配する要因がねずみ算的にふえて、かつての理論では解決できない現象が増大していきます。これに対応するには『複雑系』の科学が必要で、私はこれを『デタラメ度』と呼んでいます。上原春男(1940〜)
…原則や定理や常識にとらわれない非線形思考、社会の複雑度や不規則性に対応するデタラメ度が重要になってきます。そのデタラメ度こそが、私たちの成長を促す要因となり、また成長度を測る尺度となるものです。」
(上原春男著『成長するものだけが生き残る』サンマーク出版、2005年)
前佐賀大学学長。次世代エネルギーとして全世界から注目されている「海洋温度差発電システム(OTEC)」の世界的権威。工学博士。
個体の構造が複雑であればあるほど(=「デタラメ度」が高いほど)、外的な変化にも柔軟に対応でき、成長を遂げることができるというのが上原教授の持論であるが、これは社会学者二クラス・ルーマンが提唱した「複雑性の縮減」というテーゼを思い起こさせる。ルーマンは、「システムは、より複雑怪奇な環境との出入りに耐えうる程度に、システム自身を複雑化させることによって、システム境界を維持する」と説いた(以前の記事「二クラス・ルーマンのいう『複雑性の縮減』によって、複雑な外部環境に対応する」を参照)。
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