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May 15, 2006

【ミニ書評】ローレンス・ピーター、レイモンド・ハル著『ピーターの法則』

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ピーターの法則ピーターの法則
ローレンス・J・ピーター レイモンド・ハル 渡辺 伸也

ダイヤモンド社 2003-12-12

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 ローレンス・J・ピーター、レイモンド・ハル著、渡辺伸也訳。ピーターの法則とは、「階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する」というもの。確かに、昇進後の新しい地位で全く成果が出せず、周囲から「ダメな人」というレッテルを貼られてしまう人はどんな組織にも見られる。

 人は往々にして過去の実績に従って他人の昇進を決める。しかし、過去の仕事と将来の仕事の内容は同一ではない。よって、昇進する人が昇進後も同じように高いパフォーマンスを上げられる保証はどこにもないのだ。もし、その人が昇進後になすべき仕事の違いや求められる能力の違いに気づかなければ、その人は容易に無能レベルに達する。

 ただ個人的には、ピーターは人間の能力を過小に評価しているような気がしてならない。昇進直後には無能であるように思えた人が、新たに能力を身につけて再び高い成果を上げられるようになる可能性を、ピーターはかなり低く見積もっているようだ。そのためピーターは、近い将来に無能レベルに達しそうな人には昇進を断るべきだとアドバイスし、すでに無能レベルに達してしまった人には、本来の職務とは関係ないことを行ってストレスを溜めないようにする方法を提案している。この部分に関しては、私はあまり納得していない。だが、本書のように常識に挑戦するような書物は大好きである。
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