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   新ブログ 谷藤友彦ー本と飯と中小企業診断士
June 05, 2006

【ミニ書評】倉内史郎、鈴木眞理編著『生涯学習の基礎』

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 知識が経済的にも(知識資本主義)社会的にも(知識社会)重要な意味を持つならば、私達は生涯を通じて学習し続けなければならない。

生涯学習の基礎生涯学習の基礎
鈴木 眞理 梨本 雄太郎 永井 健夫

学文社 2011-03

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 倉内史郎、鈴木眞理編著。「基礎」というタイトルの通り、生涯学習の教科書である。しかし、教科書にしては内容が薄いというのが私の印象。誰を対象とした教科書(教養課程で生涯学習論を学ぶ学生なのか、実社会で生涯学習活動に関係している、あるいはこれから携わろうとしている人なのか)なのかも不明である。

 日本の生涯学習については、とりわけ戦後の社会教育行政との関連を論じることが重要だが、その点は最後の方になって少しだけ触れられるに過ぎない。また、生涯学習が行われる場は非常に多様であるにもかかわらず、学校や社会教育施設(公民館など)における生涯学習に多くのページが割かれており、偏りを感じる。もっとバランスの取れた本としては、佐藤一子著『生涯学習と社会参加―おとなが学ぶことの意味』がある。
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