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August 12, 2005

「生涯学習」は中高年の余暇ではなく、知識労働者の責務であるべき

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 7月の終わりに内閣府が「生涯学習に関する世論調査」の結果を発表しました。

 生涯学習、未経験が過半数…自治体講座の充実を希望
 <生涯学習>実践している人は5割に達せず 内閣府世論調査
 44%がボランティア経験 内閣府の生涯学習調査

 これを見て思うのは、真の意味での「生涯学習」は残念ながら全くといっていいほど浸透していないということです。

 私にとって驚きなのは、生涯学習を趣味的なもの、自らの健康を促進するためのものと捉えている人が非常に多いということです。そのため、どのような「生涯学習」をしたことがあるか、という問いに対しては、「健康・スポーツ(健康法、医学、栄養、ジョギング、水泳など)」「趣味的なもの(音楽、美術、華道、舞踊、書道など)」という回答が多くなっています。

 いつから学習が「趣味」になったのでしょうか。少なくとも子どもの頃には、学習は「生きるため、将来のため」のもの、もっと言えば、社会的活動を行うために必要不可欠なものであると教えられました。それが、大人になったとたん、趣味という地位しか与えられなくなるのです。

 もちろん、趣味としての学習が悪いとは言いませんが、それが生涯学習の中心であるのは不自然です。学習は「社会的、組織的、共同体的、文化的、文明的な人類の発展に個人(あるいは組織)が直接的に寄与するための能力と知識を習得するための知的、身体的活動」であると私は考えています。趣味にはこうした意味合いはありません。趣味は個人の人生の豊かさに関わるものですが、学習は社会からの要請です。もちろん、本来の意味での生涯学習も例外ではありません。

 大人になると大半が(本来の)「学習」をやめてしまうこの国の実態が垣間見えた調査でもあったようにも思います。

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